俺がTS属性の二重人格者であるのは間違いないんですけど?   作:春の雪舞い散る

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 恋愛要素なしの女子トークのみです


海老名姫菜のバースデー

 

 「八重、ちょっと待つしっ!」

 

 優美子にそう声をかけられたアタシが振り向くと険しい表情の優美子が

 

 「結衣に話しは聞いてないの?

 

今日は姫菜の誕生日だからあーし、八重、結衣の三人がお泊まりしてパジャマパーティーするって

 

 だからからお泊まりセットもって集合、もちろん拒否権はないから覚悟しておけしっ!って伝えるように言ったはずなんだけどぉ~っ?」

 

 そう言われてアタシは微笑みを浮かべて

 

 「もちろん初耳だよぉ~っ♪でも優美子、重大な問題があるけどアタシは姫菜の家知らないんだけど?

 

 それに夕方まで紗希ん家居るからパジャマ取りに行く暇無いんだけど?」

 

 そうアタシが言うと優美子に睨まれごめんと手を合わせる結衣は汚名返上とばかりに

 

 「八重ちゃんと紗希ちゃんの家は両方とも知ってるからあたしに任せて八重ちゃんの妹の小町ちゃんに頼んで用意してもらうからさ」

 

 そう結衣が言ったので

 

 「ならお泊まりセットは小町に用意させとくから川崎家に来なよ?」

 

 アタシはそう言って小町に電話してその事を伝えた

 

 いつものようにけーちゃんのお迎えに行きけーちゃん

と蒼空とおやつを食べて一緒に過ごし…

 

 小町と紗希と大志の分も晩ご飯を用意して蒼空とけーちゃんに晩ご飯を食べさせて三人の帰りを待ち

 

 「悪い、小町今日泊まりだ…大志も小町を送ってやって…「ナニ言ってんだい?今日は両親帰ってこないんだろ?家に泊まらせるからたまにはあたしに頼りな」」

 

 そう言われて

 

 「あー、うん…ありがとう、よろしく頼む…大志もな」

 

 アタシはそう言って迎えに来た結衣と姫菜の家に向かった薄い本を勧められて困ったがそれ以上に

 

 「なぁ、パジャマパーティーってナニすんだ?

 

 アタシは友達ん家泊めてもらったことないから知らんのだけど?」

 

 そう言ったら不憫な子を見る目で見られた…ナゼだ?

 

 まぁ、それはおいといてやはり貢物はアタシ…アタシと彩加の話を聞きたかったらしい

 

 なんつってもコイバナ嫌いな女子はあんま居ないだろうからな?

 

 「取り敢えず家は母ちゃんに会ってもらったしアタシは彩加のご両親に会わせてもらってるしお母さんには彩加好みの料理や味付け習ってる」

 

 そう答えたら

 

 「まぁ、真剣な付き合いならそれも大切なんだろうけど…

 

 八重ちゃん達、キスとか未だしてないのかなぁ~っ?って思ったんだけどどうかな?」

 

 そう聞かれて

 

 「無いぞ?それ以前に彩加は純情だしアタシは未だに彩加との距離感わからなくて悩んでるんだからな?」

 

 そう答えたら

 

 「八重ちゃんだけじゃなく比企谷君の記憶にも?」

 

 そう姫菜に聞かれて

 

 「無いぞ?八は友達いなかったからな、いじめるヤツはいてもさ

 

 まぁそんなことはおいといて未だに手が触れ合っただけでも顔を真っ赤にしてる彩加とキスなんて未々先なんじゃないの?」

 

 そう言って彩加との進行状況の話を打ち切った

 

 

 その後三人にも聞いたけど姫菜と結衣は

 

 「「今のところそんな気になる相手は居ない居ない」」

 

 だってさ…戸部乙

 

 そんで優美子は

 

 「気になるヤツは居るんだけどどうも片思いっぽくて…」

 

 そう寂しそうに言う優美子を見ながら

 

 (隼人めぇ…オマエ何やってんの?バカじゃね?バカだろ)

 

 そう他人事のように思ってた

 

  後はクラス内の恋愛模様の話しになったけどそれには興味ないつか彩加とグループのメンバー以外あんまし接触ないから知らんのだけど?

 

 そんな話をしてる内に大あくびのアタシは真っ先に寝落ちた

 

 早朝目を覚ますと姫菜も起きてて

 

 「普通ってなんだろうね?」

 

 そう聞いてきたから

 

 「アタシ等を否定するもの、アタシと言う存在自体が異常でイレギュラーなんだからな…

 

 だからアタシに普通を求めるなと言いたい…あたしにそれを求めたら存在を消さなきゃいけないんだからな…」

 

 アタシがそう言うと

 

 「そうだね、八重ちゃんの悩みに比べたらあたたしの悩みなんか「それ、時分で言ってどーすんの?

 

 ぶっちゃけ他人にとっちゃ人の悩みなんかどーでも良いんだよ?

 

 それでも姫菜が悩むって事はそれが姫菜にとっては大事なことなんだってアタシは思う」」

 

 アタシがそう話すと

 

 「そっか…八重ちゃんにはそう感じるんだね…」

 

 吐き出すように言う姫菜に

 

 「まぁあれだ、コミュ力低いがアタシなりには一緒に悩むことくらいはできるから答えを充てにしないで愚痴りなよ?

 

 時間があるときならいつでも聞くからさ」

 

 そう気楽に言うと

 

 「うん、そーだね…話し聞いてもらっただけでちょっと気楽になったよ」

 

 そう言われたから

 

 「当たり前だろ?ちょこちょこっと話し聞いただけで悩み解決できるんならアタシは今日からカウンセラーになる」

 

 そう言って小さく笑い 

 

 「取り敢えずそろそろ適当な時間だから夕べ泊めてもらったお礼に朝ご飯の支度を手伝おうって思うんだ…」

 

 そう言って朝食の支度の手伝いとパーティーの支度を手伝いをした

 

 因みに今日のアタシは陽乃さんが特別注文して用意した雪ノ下家のメイドさん達が着てるメイド服一式

 

 もちろんパーティーのサポート役を務めるからだ

 

 「姫菜が喜んでくれると良いな…」

 

 そう呟いて料理を手伝い続けた…




 本編の進行状況設定なのでひとつのルートとお考えくだされば幸いです

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