俺がTS属性の二重人格者であるのは間違いないんですけど?   作:春の雪舞い散る

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アタシと沙希のローテーション

(月)/沙希バイト/けーちゃんお迎えしてから川崎家に

(火)/沙希バイト/奉仕部に顔を出してから川崎家に

(水)/沙希バイト/けーちゃんお迎えして川崎家

(木)/沙希休み /バイト

(金)/沙希バイト/けーちゃんお迎えして川崎家

(土)/沙希バイト/バイトして川崎家

(日)/沙希バイト/彩加とテニスの後川崎家


職場体験保育園編… アタシが知りたい職場?

 

① 職場見学第三の席を狙え、葉山王国崩壊の危機?

 

 

 大志の依頼を無事に解消できたあの日以来

 

 月曜日、沙希メイド喫茶でバイトをしてけーちゃんのお迎えはアタシが担当、買い物して夕食の支度をして二人と食事を食べ大志と小町の帰りを待ち

 

 塾から帰ってきた二人に食事をとらせ食事の後はその日の授業の復習をしながら小町と大志の勉強を沙希の帰宅まで見る

 

 そして沙希の帰宅少し前にメールをもらいおかずを温め直して帰宅をち帰宅をもってアタシと小町も帰宅

 

 

 火曜日、アタシは奉仕部、沙希はバイトてけーちゃんのお迎えは大志でおやつは手作りクッキーを前の日においておく

 

 部活を二人より一足先に上がり買い物して夕食の支度をしに川崎家に行き以下は月曜と同じ

 

 水曜日、大志が塾、沙希バイトで月曜と同じ

 

 木曜日、アタシはメイド喫茶でバイト、沙希はお休み

 

 金曜日、大志が塾、沙希バイトで月曜と同じ

 

 土曜日、アタシ早出 ( 開店前にクッキー等を焼くため ) の為早目にお店に向かう、沙希、ランチ前出勤で小町と大志の二人に蒼空とけーちゃんを託して店に向かう

 

 帰りに買い物していき夕食の支度をして夕食の支度

 

 四人の昼食は出勤前の沙希がお弁当としと用意する

 

 日曜日、彩加と早朝テニスの練習の後川崎家に行き交代で沙希バイトに出勤

 

 まぁ、これが夏休み前までのアタシと沙希の予定だ

 

 最近原因不明の寝不足に悩まれているアタシは今日もなんとか一日を乗りきり勉強疲れを癒す癒すお茶の一時に…

 

 (うん、今日も依頼はなく平和な奉仕部だ…)

 

 慌ただしい毎日を過ごす私が紅茶をすすりながらそう思っていたら

 

 「八重ちゃんって又平塚先生に叱られてたけど今度はなにしたんだし?」

 

 いきなりそんな失礼なことを聞かれたアタシはムッとして

 

 「又ってなんだよ又って?それじゃまるっきりアタシがまるっきりの問題児みたいに聞こえるじゃん?

 

 別に叱られてた訳じゃなくってちょっとした見解の相違ってヤツでアタシの職場訪問の希望先がどうやらお気に召さなかったらしい」

 

 そう遺憾そう答えるアタシに

 

 「因みに八重さんは希望先をなんて書いたのかしら?」

 

 そう聞かれたアタシは

 

 「別に難しい所を書いたわけじゃなく

 

 第一希望、雪乃の部屋もしくは雪ノ下家

 

 第二希望、戸塚の実家

 

 第三希望、学校の保健室

 

 と、書いただけだ」

 

 そんな事をどや顔で答えるアタシに

 

 

 「八重さん、貴女ね…一体何を考えてるのかしら?」

 

 そういつものようにアタマイタのポーズを決めて聞いてくる雪乃に

 

 「そんなこと言ったんだ…だから平塚先生が号泣しながら進路指導室から走り去ったんだね?」

 

 結衣の話を聞いていた溜め息を吐いた雪乃にも

 

 「八の専業主夫の夢、アタシの希望の専業主婦…可愛いって言ってもらえるお嫁さんになるためなんだがな?

 

 一人暮らしで家事万端をこなす雪乃を見習うのは意義は大いにあるし、こんな事言ったら雪ノ下家には申し訳ないけど花嫁修行にお手伝いさんとして雇ってもらうのもありかも?って思っただけだ

 

 まぁ後者は門戸はかなり狭いだろけどね

 

 戸塚家は…アタシの希望する永久就職先だっ!」

 

 そう言ったら引き笑いした結衣が

 

 「 あ、あははははっ…そりゃ平塚先生も泣くよ…進路指導室から号泣しながら出てきた先生が泣きながら爆走してどっか行っちゃうの無理無いかも? 」

 

 そう言って苦笑いするしかない結衣と

 

 「 平塚先生の受けたダメージは計り知れない物があったね…まぁ、さすがに同情はしないけど 」

 

 そう訳のわからない事を言われてしまったアタシが首をコテンと倒し頭の上に大量の? 発生させながら

 

 「 何だかんだで結衣や優美子を始め 2ーFの 皆が受け入れてくれてたけどやっぱし最初に雪乃、平塚先生、養護の鵜飼先生の三人がアタシを受け入れてくれたからアタシは今もこうして学校に居られる

 

 そうでなきゃ間違いなく引きこもって言る自信はあるから希望する進路として養護の先生もありかな? って思ったんだよ… 」

 

 そう答えるアタシに

 

 「 そう、②と私の部屋はともかく①と③は理にかなってるけど残念ながら認められそうにない見学先ね 」

 

 そう雪乃が話すと扉が開き

 

 「 ならうちの母さんの勤める大学病院で看護師なんか体験してみてはどうかな?

 

 養護の教諭ならそちらの方の経験も有った方が良いだろうし進路のルート選択肢にも関わってくる話になるだろうからね

 

 あの病院なら君も顔見知りが結構いるから安心じゃないのかな? 」

 

 そう葉山が提案するといつの間にかあらわれたのかよくわからない大岡に大和も加えた面々が白衣を着たアタシを思い浮かべる中

 

 あの病院の女性看護師の可愛い制服を着た彩加とアタシが微笑みを交わしながら仕事をする姿まで想像できてしまっておもわずにへら~っと笑ってたら

 

 「 全く… 自分の彼氏の女装姿を思い浮かべて笑ってる人がありますか? 」

 

 そう注意を受けたアタシは

 

 「 心配するな、ちゃんとここに居るんだからな? アタシは悪くない、可愛すぎる戸塚の可愛さが故の過ちだっ! 」ふんす!

 

 『ポコッ!』

 

 「あだっ」

 

 「みなさい、自分の罪を告白してるじゃないの? 」

 

 と、雪乃の鋭い指摘と雪乃曰く八重お仕置き棒で頭を叩かれたアタシが涙目で

 

 「 だからってそんなポンポン叩かなくたっていいじゃんか?結衣みたくなったらどうすんだよ? 」

 

 そう抗議したけど結衣聞き逃したのか何も言わず雪乃はスルーして

 

 「 ところで、貴方達は三人揃って何の用かしら? 」

 

 そう言われた三人は互いに顔を見合わせ

 

 「 大岡と大和は何しにきたのかな? 」

 

 「 そう言う隼人と大和こそどうしたんだよ? 」

 

 「いや、俺はちょっと気になるとゆーか知りたい事があってだな?」

 

 そう言ってるのを聞き流してお茶を淹れクッキーを添えて三人に配った

 

 「 雪乃ほどは美味しく出せてないが飲んでくれ 」

 

 そう言って配られた紅茶を受けとる三人を見ながら

 

 「 雪乃と結衣はお代わりどうする? 」

 

 そう聞いたら

 

 「 そうね、来客も有ったのだからお願いするわ 」

 

 「 あたしもあたしも、雪乃んが淹れる紅茶ってスゴく美味しいけどその雪乃んに習ってる八重ちゃんもスゴく美味しいんだよっ♪ 」

 

 と、言うから

 

 「 当たり前だ、バカタレ… 雪乃先生にレッスンを受けてるんだぞ?それくらいできなくてどうするんだ?

 

 それになんと言っても様式美も重要な要素なんだよ、ボスが依頼人から依頼内容を聞きアシスタントがボスと依頼人にお茶をお出しすると言う暗黙のルールがな 」

 

 そう聞く人によってはどうでも良いことをさも重要な真理を語るが如くに語るアタシだった…雪乃は呆れていたがな

 

 そうアタシが由比ヶ浜に講釈を垂れながら三人に紅茶を出すアタシに見惚れる三人に呆れながら

 

 「 要するに三人は公認カップルの戸塚君と同じ班になる八重さんが最後の一人に誰を選ぶか知りたいしあわよくば自分がその席に座りたくて抜け駆けしたつもりが皆居たと…そう言う訳ね? 」

 

 そう言ってアタマイタポーズを取る雪乃とそう言われて互いの顔を見合わせる三人に

 

 「 どうやら図星だったようね? 」

 

 そう言って嘲笑う雪乃に開き直った葉山は

 

 「 まぁ、バレてしまったんなら今更誤魔化しても仕方無い… 雪ノ下さんに言われた通り八重と一緒に職場見学に行きたいんだ、だから俺を同じ班に入れてもらえないかな? 」

 

 そう言われて驚いたアタシは

 

 「 皆には悪いが三人目には沙希を誘うつもりだし彩加の許可も取ってあるから女子三人で行くつもりだ 」

 

 アタシがそう言ったら

 

 「 何で貴女は自分の彼氏を女子扱いするのかしら?」

 

 そうアタマイタのポーズで言う雪乃に

 

 「 仕方無いだろ?アタシ等がデートしてると仲良し姉妹扱いで二人揃ってナンパされるんだからな

 

 それに隼人にはわからないだろうけどこう言う班決めはボッチには拷問なんだよ、だからアタシはボッチを誘う 」

 

 沙希の問題が解決したからと言って本人が望まない限りボッチの体質が変わるわけ無いからそう答えるアタシに

 

 「 だが俺達も四人、一人溢れてしまうんだが… 」

 

 そう情けない声で言われて溜め息吐いてから

 

 「 そんなの皆の葉山君の隼人なら適当な二人選んで

 

『 俺達は四人同じ職場に行きたいから協力してくれないか? 』

 

 そんな風に誘や余程行きたいところがあるヤツでなきゃ断らないんじゃね? 」

 

 そうアタシが言ったら

 

 「 そんな簡単な事なのか? 」

 

 そう聞き返して来るから

 

 「 隼人には簡単な事だけどアタシ等ボッチはそんな事できないから最後に残った班に行くってのがお約束なまである

 

 だからアイツを誘ってさっさと決めてやればWinWinだろ? 」

 

 そうアタシは笑っていった

 




 皆で食べる楽しい給食の時間になりアタシと沙希は一才児の見守りに姫菜と優美子は二歳児の見守りをしながらで後のメンバーは普通に幼児達と楽しく食事した

 乳児クラスの四人はそのままお昼寝の誘導し彩加、隼人、結衣は幼児クラスのお昼寝する子の睡眠誘導

 残りの四人はお昼寝しない子達とえほんを見て過ごす事に

 その後園長先生が申し訳無さそうにちょっと今年は色々立て込んでて明日のお誕生日会の準備が…

 そう申し訳無さそうに言って来たので園の事情を知るアタシと沙希は互いに顔を見合わせ

 「「遠慮しないで手伝わせてください、職場見学と言うだけじゃなくけーちゃんのお世話になってる園、お友だちの皆の力になりたいんです」」

 「何かよくわからないけどあーしらだって昔は幼稚園なり保育に通ってて園のお誕生会がどんなに楽しみにしてたかまでは忘れちゃいないから手伝うしかないでしょ?」

 「僕はそれほどけーちゃんとはそれほど親しくはないけど八重ちゃんが手伝うなら僕もその力になりたいです」

 「皆仲良くですね?」

 「せっかく行事に参加できるなら子供達に楽しんでもらわなきゃだよね?」

 「普通は行事に重ならないはずが運良く参加できる訳だしね」

 と、優美子、彩加、隼人、結衣、姫菜の順に賛同の声をあげて本来は休憩の時間に花飾りや切り絵等の工作を頑張りましたさ

 お昼寝の後のおやつの時間になり給食と同じ割り振りで助手として入るアタシ達

 そしてお迎えの時間まで外遊びと中遊びに別れアタシは教室で中遊びだ

 こればかりは例え彩加に呼ばれても譲れないアイデンデティティーだが隼人何でお前が教室内ないにいる?

 まぁ良いだろう、アタシの一人遊びマスターの実力の前にひれ伏すがよいわ

 って思ってたんだけどやはり慣れてるわけないから目を覆いたくなる不器用さに思わず手をとって

 「こうやるんだゾッ!」

 って教えてたら

 「何で八重ちゃんが葉山くんの手を取って折り紙を教えているのか知りたいなぁ~っ?」

 そう黒笑みを浮かべる彩加に言われて滝の汗を流しながら言い訳考えてたらどこぞのリアルおままごと好きな園児みたく

 「修羅場よ、修羅場、一人の男を巡って二人の女が醜い争いを繰り広げてるわよっ!」

 (人の不幸は蜜の味ってアンタら噂好きの主婦かよ?)

 そう思ってたら

 「違うよ、サイちゃんとヤエちゃんは痴話ゲンカしてるって

 フーフゲンカは犬さんも食べないから放って置けば良いからってサーちゃんも言ってたよ?」

 ってサーちゃん、アンタけーちゃんいったいなに教えてるのさ?

 そんなことをしてる内に帰る時間に川崎はけーちゃん同伴でサイゼて反省会…

 もとい園児に修羅場とか痴話ゲンカとか言われたアタシ、彩加、隼人の三人は優美子からお説教中

 何か疲れる職場見学初日でした

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