俺がTS属性の二重人格者であるのは間違いないんですけど?   作:春の雪舞い散る

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テニスの王子様と薄っぺらな王様… 裸の王様とキャバの女王の乱入

 

 初日、フリーダムなアタシは一足先にお弁当を食べ柔軟体操と軽くサーブの練習で体を暖めて待つことに

 

 その後はループスイングでの壁打ちは体格から考えるとかなり鋭いなと感じながらやはり八に比べたら数段落ちるのはやむを得なかった

 

 戸塚のウォーミングアップが終わりまずは軽くアタシのサーブを受けてもらうことにして… 第一球目

 

 コーナー結構良いとこ決まったけどアタシの球速じゃ簡単に返されたけどアタシのサーブを返せないんじゃ見込みないからな… とは、言えっ!

 

 

 「 甘いっ! 」

 

 そう叫ぶと共にネットに詰めていた私が逆サイドにボレーを決めると

 

 「 八重ちゃんスゴいっ! 」

 

 と、大興奮の由比ヶ浜が理解できない

 

 第二球目はスライスサーブか決まりサービスエースだけどちゃんとネットに詰めている

 

 第三球目はフォームが変わり警戒はしたけど戸塚の予想を超える変化に何とか返したけどやっぱりボレーの餌食

 

 そして第四球目は先程と同じフォームからフラットサーブで裏をかかれた戸塚はやっぱりボレーの餌食になりゲーム終了

 

 「 戸塚、アタシのサーブ & ボレーはどうだった?!」

 

 笑いながら話し掛けると

 

 「 そつのないコンビネーションとスライスサーブのフォームから打つフラットサーブに同じくキックサーブのフォームから打つフラットサーブ… 全く見分けがつかなかったよ 」

 

 苦笑いで言う戸塚に

 

 「 あはは、あれはちょっとね… ある意味詐欺なんだよね… と、ゆーかアタシは狼少年っていっ言ってるんだけたどね 」

 

 そう言ったら雪乃が

 

 「 それはいいえて妙なネーミングセンスね? 」

 

 そう雪乃が笑って言うと

 

 「 あ、もしかして… 」

 

 どうやら戸塚も気付いたらしいから

 

 「 そう、アタシはフラットサーブはただの一度も打ってない….と、言うか本来アタシくらいのスピードでフラットサーブって呼ぶこと自体おこがましいんだけどようはミスサーブ

 

 特にキックサーブの後のサーブは警戒し過ぎでただの棒玉にまで反応できなかったんなよね? 」

 

 そう言ってアタシに笑われて赤くなって

 

 「 そんな風に種を明かされるとなんかスゴく恥ずかしいね? 」

 

 そう笑っているとまだ理解できてない由比ヶ浜が

 

 「 え、え?どーゆーこと? 」

 

 と、言って頭から煙が出てるよ… そう思って説明しようとしたら

 

 「 八重さんは戸塚くんにサーブの指導をなさい、由比ヶ浜さんには私から説明しますからね? 」

 

 そう言われて前半はサーブの練習に後半は何処からともなく現れた材木座が球拾い担当でボレーの練習と単調な練習を繰り返した

 

 

 依頼二日目

 

 サーブとボレーの練習を組み合わせたサーブ&ボレーの練習に移行地味にダッシュを繰り返す練習にも根を上げない彩加を応援したい

 

 

 依頼三日目

 

 ボレーにこちらの指示でストップザボレーを織り混ぜさせるのは咄嗟の状況判断で動けるのが望ましいから

 

 

 依頼四日目(金)

 

 戸塚にサーブの自習をしててもらい雪乃と連休中の打ち合わせをしていた

 

 そしてマッカンを買ってからコートに入ると…

 

 「 なーんで昼間の学校にキャバ嬢とチャラいホストが居るのかなぁ~っ? 」

 

 そう言ってやったら

 

 「ふん、小学生のガキがほざくなっ!」

 

 「わっ、出ましたぁーっ! 若さを妬むおばはんの決まり文句っ♪ おばさん、ファンデーションが汗で流れてるぴぉ~んっ♪ 」

 

 と、吠えるキャバ嬢をおちょくりまくるアタシ

 

 「アンタ、あーしにケンカ売ってるの?」

 

 そう言わせておきながら

 

 「 学校内での無許可の営業は禁止されてますからお売りすることはできませぇ~んっ♪

 

 因みにケンカになった場合恥をかくのはあんただからな? 人をガキ扱いしといて対等なんかよ?

 

 アタシをガキ扱いするならアンタも大人の振る舞いをしなよ、厚化粧のお・ば・んっ!」 

 

 そう言ってやったら周りも苦笑してたが金髪ドリルに睨まれ黙り混んだ

 

 それを見てそれまで黙っていた金髪のチャライホストが

 

 「 まぁまぁ、そんなケンカ腰にならずみんな仲良く…「バカじゃないの? アタシは無法者をおちょくってるだけでケンカ腰に見えるんだ?

 

 戸塚が言ったはずだ練習中だってな、小さい声だけど戸塚なりに精一の声はでな

 

 確かにテニス部以外の人間も居るがアタシ等奉仕部は正式な協力者として平塚先生を通してテニス部と連名でコートを借りてる

 

 言わば正式な部活中のこの場に無断で入り込んできて遊ばせろだ?

 

 なら、明日にでもフットサルのボール持って遊び行ってやるから喜べ、アタシの華麗なる超次元サッカーを見せてやんからよ?」

 

 そう言ってやったらパシリのチャラが鼻で笑いやがったから行儀悪いがテニスボールを浮かせて…

 

 「 ()()()()()()()()()()()()

 

 必殺のシュートが炸裂して鼻っ柱にぶつけて

 

 「 これがアタシの超次元サッカーだ、普通にサッカーしたら接触プレーで当たり負けするけどこれくらいの芸当はできんだよ

 

 逆にオメーができんのかよ? 本職のサッカー部さんよっ!」

 

 そう言って鼻で笑い返すと

 

 「 ちっ、アンタの言う事に一理も二理も有るし… ここで手ぇ出したらダッセーにも程があらぁ

 

 それによ、アンタをフットサル誘えたら仲間が大喜びそうでやっべーしょ? 」

 

 そう言ってくれたから

 

 「 そうか、いきなりボールをぶつけて悪かったな 」

 

 そう言って頭を下げると

 

 「あーしにも謝れし「お前が戸塚に練習じゃましてご免なさいって謝ったらなっ!」」

 

 そう言ってやったら

 

 「 何でそんな事をアンタに言われなきゃなんないんかわけわかんないんだけどぉーっ? 」

 

 と、アタシをバカにしてるつもりだろーけど

 

 「 お前バカなの? それとも難聴系ヒロイン? アタシは戸塚にテニスの練習に付き合ってほしいって頼まれてるって言われてるのも理解できないわけ? 」

 

 そう言って嘲笑ってやったら

 

 「 ならテニスで決着つけるってのはどうかな? それでお互い恨みっこなしってことで 」

 

 こいつ、理不尽極まりないな…

 

 「 断るアタシ等にメリット 「 やるよ、自分の大切な場所はやっぱり自分で守らなきゃ… 」」

 

 そう言ってきた戸塚に

 

 「 ん、戸塚がそう言うならアタシもいい加減腹に据えかねてるし… ただし試合中の怪我は自己責任だからなっ! 」 

 

 そう金髪ホストに言い捨てやった

 


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