「はぁ・・・やっっっと開放された。」
今日は本局での定例会議。毎度のこと朝早くから話すことは盛りだくさんなわりに時間ばっかり無駄にしてる感じしかしないのは面倒としかいえない。
「日向っ。お昼食べに行きましょ?」
「真霜姉さん。うん、今日はどうする?食堂でもいく?」
「そうねぇ・・・」
真霜姉さんが悩む理由。それはおそらく食べ飽きたに尽きるだろう。
基本的に、本局には食堂が何箇所かあるが、普段から本局勤務の姉さんはほとんど食べてしまったのだろう。
「けど、この近くにどこかあったっけ?僕久しぶりだし、食堂しか行ってなかったから・・・」
・・・そう、僕も職場はここだったが外で済ますことなんてほとんどなかったため食堂のメニューのサイクル。外でなんてたべたことなかった。だって安かったし?量もあったし、なにより外に出たくなかったし!
「ふふっ、ならお勧めの場所があるの。せっかくだし行きましょ?」
真霜姉さんに手を引かれて、外に。新東京フロートはこの日本が海面上昇で国土が沈むことがわかってすぐに建造された国内第一号フロート。いわゆる試作型というやつだ。
・
名古屋にある万里小路重工と国内船舶トップシェアの難波重工が総力を上げて完成させたこのフロートで様々なデータを得た後、国土が沈む直前に現在の大半のフロートを完成・住民の移住に成功させた。
そして、この新東京フロートは内閣府を始めとして主要庁や観光施設など当初の東京と変わらない役割を現在でも果たしている。
・・・うわさじゃ、この地下に何か作ってるってうわさだけど。
「ふふっ、ついたわよ日向!」
「何々・・・・・・佐世保バーガー専門店。。。!?」
やられた。この姉さんのことだ。少しは頭に予測を立てておくべきだった。
「ここすっごくおいしいの!こんにちわっ二人で!」
姉さん・・・この間ハンバーガー少し控えなさいっていわれてたじゃん・・・!
運動しなさいっていわれてたじゃん・・・っ!
そんなことは知らぬとばかりにずんずんと奥に入っていく姉さんを僕は止められなかった。いや、多分とめようとしても無駄だと感じてしまった。
真雪母さん・・・こんな至らない息子で申し訳ありません・・・
「ってまって!なんで勝手に頼んで・・・ああ・・・でかいなぁ・・・」
ほんとに人の話を聞かないなぁ・・・!!!
目の前に置かれるハンバーガー・・・いや、肉の塊。姉さんは普通のハンバーガー。
それを見た僕は、店員に一声かけるのだった。
「あの、持ち帰りできます?」
---------------------------------------------------------------------------+
「も、もうむり・・・」
持ち帰りができないと言われた瞬間から目の前の山をなんとか崩し攻略。な、なんであの人はあんな平気そうな表情してるんだ。しかもデザートまで食べてなんとも感じていないっておかしいって。
「ふふっ。今日の夕飯なにかしらっ。」
もう夕飯のこと考えてる!?頭の中食事のことしか考えてないんじゃない!?
「日向っ、今日なにたべたい?」
「できればこのまま動いて寝たい・・・」
心は正直みたいだ。
ちなみに、その後の仕事がまったくはたどらなかったのは言うまでもない。
あ、真冬には胃薬もらった。