ハイスクールフリート 希望への水平線へ   作:夢の防人

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23話 同期の絆

「で、今後の活動範囲、および警戒区域においては・・・」

 

学校が長期休みの今。僕は以前のように本局勤務に戻った。席はいまだに残っているのが不思議(というかそもそも代理立ててないのか。)だ。

 

そんなわけで、僕がもっとも退屈な報告・会議の繰り返しが続いているというわけだ。というか、このぐらいメールでいいと思うんだけど。と思いながら、手元の端末でゲームしながら会議に参加するフリ。一番後ろだし?ブルーマーメイドが主体だからホワイトドルフィンあまり関係ないし?

 

と思っていたらチャットが飛んできた。・・・チィ、平賀め。

 

『ゲームしてるのバレバレなんだけど。』最前列を見ると器用に鏡を使ってドヤってやがる・・・!

 

『そっちこそ、一番前なのによくそんなことできるよな。』

 

『おかげさまで学生のころに練習しましたから。』

 

『こら、二人とも会議さぼらないの。』おおう、福内お前も?

 

学生時代からの付き合いのこの二人。指揮系統が違っていても、真霜姉さんの部下ってこともあって、配属後もこうやってかかわることは多い。特に、平賀は明乃が慕ってる姉貴みたいな存在だからかな。

 

だがそれとこれとは話が別だ。今やらなければイベントランク入りできないんだからなぁ!!それに、自分のはもう終わってるし何かあったときのために録音もしてるし。

 

「というわけで、本日の定例会議はこれで終了いたします。皆様お疲れ様でした。」

 

どうやら退屈だった会議も終わったらしい。・・・うわ、平賀の顔すご。さっさと逃げたほうが・・・

 

「山崎指令補佐?この後ちょーっとよろしいですか?」

 

うわぁ、囲まれた。うわぁ、両腕つかまれていい顔。絶対おごらされるじゃん。現場のほうが高給なのに。

 

「わぁー♪限定5食の限定レディースセット!さっすが日向は運がいいっ」

 

「今日は外の気分だったのに・・・」

 

局の食堂で予想通り昼食をおごらされる羽目に。くっそ、今日はいつもの店でハンバーガー半額なんだぞ・・・

 

 

それにしても、この二人とも長い付き合いだよな。学生の時からだから・・・6年ちょっとか。

 

でも、関係はずっと変わらないんだろうし。事件の時も、いち早く指揮系統を無視してまで福内が晴風にコンタクトするって伝えてくれたし。今思えば組織内とはいえ完全な守秘義務違反だけど、二人もなんとなくわかってたんだろうか。それとも真霜姉さんのおかげかな?

 

「あ、そうそう。これあげる。」

 

なんだこれ。・・・温泉?

 

「あっ、これこの間テレビでやってたところでしょ?ほら、海の幸と夜景を眼下に望む貸切露天風呂って!」

 

「そうそう!この間懸賞であたったんだけど、私行く人いなくて。日向、真霜さん連れて行ってあげて?」

 

「なんでまた。福内といってくればいいだろ?」

 

「そうしたいんだけどね。今度アメリカでやる交流会で今回の事件の中間報告することになってて。残念ながら行く時間とれなさそうなの。真霜さんも最近休んでないみたいだから、日向から誘ってあげて?」

 

「なるほどね。じゃあそうさせてもらうよ。」

 

・・・温泉か。そういえば行きたいとかいってたっけ。

 

 

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