この素晴らしい拳法家に祝福を!!   作:シグナルイエロー

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烈海王が転生します、とんでも中国拳法でしっちゃかめっちゃか、基本ギャグ要素多めですのでキャラ崩壊した烈さんが多々あります。

初投稿ですのでぬるいポカリ飲むくらいの感覚で見てください。( ´ ▽ ` )ノ


序章

肌に感じるのは砂に混じった骨や歯の残骸、幾人もの強者達の夢の後

 

死合相手を前に自分は倒れ伏していた。

 

(ああ...、...これは中々できない経験だ...)

 

どんなに柔軟に体を反らそうと、どんなに球の様に回転ししようと、どんなに羽毛の様に舞おうと、そんなもの関係ないと一方的に我が身を両断していった刃を思う。

 

あるいは彼ほどの使い手でなければ通じていたかもしれない

 

 

(...いや、これは言い訳だな)

 

 

私の消力が通じぬ程の強さが彼の御仁にはあり、私にはなかった、ただそれだけの話だ。

 

 

考えている間にも身から取り返しの着かない程の血液が内臓と共にがこぼれ落ちていく。

 

斬られたと言うのに辺りを覆うのは一切の静寂、だが今はそれがちょうど心地いい。

 

(ああ...これ程までとは、これは...すごい...立ち上がることすら遥かに遠い、ふふ、大きな収穫だ...次に活か...せ...る...)

 

 

そうしてこの世から一人の格闘家、烈海王は死んだ。

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ここは?」

 

気づけば見覚えのない場所に立っていた。

 

「私は地下闘技場にいたはずだが・・・」

 

気づけば武蔵とのやりとりで傷ついたはずの腕や顔、そして意識を奪った腹の傷がなくなっていた、右足の義足も元の綺麗な状態に戻っていた。

 

「馬鹿な!? 私は確かに武蔵に斬られたはず・・・夢でも見ていたというのか!?」

 

 

 

「お気づきになられましたか?」

 

 

「誰だ!?」

 

振り返るといつの間にか女が荘厳そうな椅子に座ってこちらを見ていた。

 

烈から見ても綺麗な女と思わせる程度には整った顔をしている。

 

「君はいったい・・・」

 

「私は女神、女神エリスと言います。突然呼び出してしまい申し訳ありません、ですが烈海王さん、いえ、烈永周さん、あなたは死んだのです。」

 

「な・・・」

 

「突然死んだと言われてもすぐには」

 

(そうか・・・夢ではなかったか・・・)

 

 

「そうか、私は死んだか」

 

「・・・早いですね、いえすぐに理解してもらえる分には全然かまわないんですけど」

 

「それで、ここは・・・死後の世界ということだろうか?」

 

「正確には少し違います、ここはあなたのような方をお呼びして選択してもらうための場所です」

 

「選択?天国か地獄かということかね?」

 

それに女神エリスと名乗った女性は手をわたわたと手を振ってあわてる。

 

「いえいえいえ、そんな感じではないです、というか地獄に落ちるような方はここにはこないようになってますから選択次第ではあなたはこのまま天国に行くことになります。」

 

(若いころはけっこうヤンチャしていたんだが・・・天国なのか・・・うう、思い出すと何と浅はかで無謀なことを述べているんだ若いころの私、これが黒歴史というやつか?)

 

実は烈さん、若いころは俺が最強だ!ぐだぐだ言うやつはぶっ殺!そこんとこ夜☆露☆死☆苦!!的な時期があったりする。

 

正直今でもあまり変わらん気がするが多少マシになった方なのだこれでも

 

 

―閑話休題-

 

 

「ふむ、それで?天国が確定している状況で選択とは、説明してもらってもいいかな?」

 

「はい、それはもちろん!」

 

どうやら、このエリスという女神の話によれば、天国というのはひどく退屈な所で何もすることがないらしい、そのせいであまりの退屈さに口寄せに応じる魂が後を絶たないほどで大変なんだとか、宮本武蔵もきっとその口なのだろう。

そしてそんな退屈な天国に逝かせるくらいなら生前のそのままの状態で転生を行い、異世界で役に立ってもらうという話だった。

 

「なるほど、ではせっかくなので転生をお願いしたい、生前学んだ技術をまだ生かし切れていなのでね」

 

「わかりました、ちなみに転生してもらった場合、いろいろな特典が付きますよ」

 

「ほう、どういったものがあるのかな?」

 

「そーですね、どんなものでも切り裂ける魔剣とか、どんな攻撃も跳ね返す鎧、ほかには身体能力が高くなりやすいとか、チートと呼ばれるたぐいのものですね、あ、これがカタログになります。」

 

渡された冊子をペラペラといくつかめくっていくと『無限武器製造』という項目が目に入った

 

「ふむ、ではこれにしようかな」

 

「え?いいんですか、それはなんの能力もない武器のみを作り出すものですけど」

 

 

「私は一向にかまわんッッ!!!!」

 

 

「そ、そうですか」(び、びっくりした~)

 

「す、すまない無性に声を荒げたくなってしまった、あー、ちなみに私が行く世界には強い人はいるのかな?」

 

「え、ええ、おそらく烈さんがいた地球よりは多いかと思います、なにせ魔法が普通にあったり恐竜みたいな魔物や魔王がいる世界ですから」

 

「ほほう、恐竜のような魔物!」

 

(素晴らしいな、かつてピクルが相手にしていた敵のいる環境に身を置けるとは、運命に感謝せねば・・・)

 

「そでれ、できればでいいのですが魔王討伐を烈さんにお願いしたいのです。魔王討伐成功の暁にはどんな願いでも叶えてさしあげることができます。」

 

「どんな願いでも・・・たとえば地球での私の死をなかったことにして蘇らせることも可能とうことだろうか?」

 

「ええ、不可能ではありません」

 

「のった!魔王討伐成し遂げてみせよう!」

 

(武蔵の斬撃を消力で無効化できなかった、私の功夫がまだまだ足りていない証拠だ、異世界で生前の経験を活かしあの一撃すら無効化しうる消力を完成させてみせる!そしてもう一度、次こそ武蔵にッッ!)

 

「では、転生を行いますのであまり動かないでくださいね」

 

「了解した」

 

「あ、それとできればでいいのですが・・・ちょっとお願いしてもいいですか?」

 

「なにかな?私にできることであれば善処するが」

 

「実はですね、私の先輩の女神がちょっと手違いというか因果応報というか、色々あって烈さんの世界に冒険者として転生しているんですけど、少し心配なのでご迷惑でなけれな気にかけてあげてください。」

 

「わかった、その程度であれば引き受けよう」

 

「わぁ!ありがとうございます!もう先輩が何かしでかしていないか心配で心配で」

 

(え?その先輩とやらも女神ではないのか?問題のある者なのだろうか)

 

「では、烈さんあなたのあらたな生に祝福があらんことを―――――」

 

「いや、ちょ、まだ相手の名前も聞いて――」

 

 

こうして烈海王は転生した。

これから今までの人生を思い返してもお釣りがくるくらいの面倒事に巻き込まれることも知らずに

 

 

 

 

 

 

 




転生させてみたもののどーしよ( ´ ▽ ` )
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