佐藤和真は困惑していた。
わけのわからんロリっ娘が痛い自己紹介をしたと思ったら空腹でぶっ倒れた
それだけでもちょっとした出来事だ
なのに今度はおっさんが目の前でいそいそと紙をしいて水で濡らしたかと思ったら其の濡れた紙の上で激しい演武を始めた
演武が終わった後にその上をおっさんが退くと紙は破れることなく元の状態のままだった、無駄にすげぇ
あと、もはや宴会芸の女神となったアクアがおっさんに対抗心を燃やしたのか真似してすっころんでた、ざまぁw
その後かっこいいポーズ的なことをしながら自己紹介を始め、仲間にしてほしそうな目でみてきた。
かあさん、僕の異世界での初めての仲間候補は餓死しそうなロリっ娘と妙にくどい顔のおっさんのようです
アクが強いというか強すぎる面々を相手にどーしろというのでしょう。
(
割と真剣に検討する和真であった
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いないいないばぁでもするかのように手で覆って真っ赤になった顔を隠す烈
彼はグラップな者達の中でも
なにせ料理や裁縫だけでなくツンデレまでも搭載してるハイスペック裏ヒロインとのうわさまであるくらいだ
しかし正直その姿はぶっちゃけきもいを超越してもはやギャグにしか見えない
(は、恥ずかしいっ!うぅ具になりたい...ちがった、貝になりたい)
とりあえずロリに食事をとらせながら4人で話をすることにした、その際に紅魔族についての話を聞き、まったくの勘違いであんな自己紹介をしてしまったことにようやく気付いた
「えーと、烈さん?そんな落ち込まなくても、え、演武はすごかったですよ!」
「確かにそうね、わたしでも真似できない宴会芸があるなんて悔しいわって、痛い!?」
「せめて、デモンストレーションって言ってやれ」
そんな二人の会話を聞きながら烈はだんだん落ち着きをとりもどしてきた
(はぁ、いつまで落ち込んでいてもしかたないか・・・)
いないいないばぁからフェイスオープンしてようやく落ち着いた烈
「失礼した、今まで師匠と生長年山籠もりしていたので、世情に疎くてね」
「あー、なるほど、それであんなこ「忘れてくれるとありがたい」・・・まぁいいですけど」
------閑話休題
「ふふん、それにしても魔法のスペシャリストのアークウィザードに近接のスペシャリストのバトルマスター、わたしが募集をかけただけあるわね!」
「さっきまで誰も来なくて半べそかいてたのはどこの誰でしたっけ?」
「うっさい、最弱職のニート!!」
「誰がニートだ、ちゃんと働いてるだろーが、この駄女神がぁ!!」
「ああああ、また駄女神って言った、いいかげんにしないとマジで天罰くらわせるわよ!」
「やれるもんなら、やってみろよーほれほれー」
ギャアギャアと醜い言い争いを眺めてる二人の会話に気になる言葉が耳に入る
(今女神と言ったな・・・もしかしてこの少女?がエリス殿の言っていた女神なのだろうか?)
ほっぺたをカズマにミチミチと音がしそうなほど引っ張られて泣きながら反撃に鼻フックをカズマに食らわせるアクアを見る
ない・・・さすがにそれはない、と思い直した
どこの世界に鼻フック・・・から背負い投げをする少女のような女神がいるというのか
そんなことを考えていると横でなんとか餓死を逃れて食事にありつけた、今は満腹そうな少女が話しかけてきた、
名前はめぐみんというらしい、ちなみに今言い争ってる男がカズマ、女はアクアだ
「それにしても烈さんもすごいですね、今までいろんな職業の冒険者と会って来ましたがバトルマスターの職に就いてる方に会ったのは初めてです」
「バトルマスターは珍しいのか?」
「ええ、大抵の人はソードマスターとか何かに秀でた職に就くんですけど、全てを一定以上に使いこなすバトルマスターになれる人は中々いないですね、目指したとしてもそのほとんどがただの器用貧乏になっちゃうのが落ちですから」
「そうなのか・・・ただ単に中国武術を極めて中国武術こそが最強なのだと証明したかっただけなのだが・・・」
「ちょっとそこの二人、何を和気あいあいとだべってるのよ、ていうか助けなさいよ!いたいけな美少女が変態に四の字型めをきめられえれれれれれれれ、いやあああああやめて助けてごめんなさいごめんなさい」
「だれが許すかああああ!鼻がもげるかと思ったわああああ!!」
ミシミシと脚から音がするたびにアクアがロープロープ!!と叫ぶ
「・・・どうします?中々終わりそうにないですけど」
「・・・しょうがない止めるとしよう、二人ともその辺に「うぉらあああ俺の怒りを知れええええええ」してそろそ「あばばば逝っちゃううううううあたしの骨がいっちゃううう」・・・」
「「・・・・・・・」」
烈ニッコリ
「知っているかね、めぐみんちゃん」
「め、めぐみん、ちゃん!?いえ、なんですか」
「四の地固めというのはね、こういう風にひっくり返すと・・・」
「え?ちょ、烈さん何を、待って、それだとこっちが!?」
先程までの悲鳴が逆転する
「ぎゃああああああああああ」
「オーホッホッホッホ、ほらいきなさーい、私の骨の分までいかせてあげるわよほらほらほらぁ!!」
「ひっくり返すだけで攻守が簡単に逆転するんだ、さてアクアさんもう一回ひっくり返されたくなかったらいいかげんやめて話を進めないか?」
「あとちょっとだけ待ってくんない?とりあえず一回折ってから始めるから」
「ふざけんなあああああああああああ!」
「大丈夫大丈夫、私は女神にしてアークプリースト骨折くらいお茶の子さいさいよ!」
「それは、治すという意味ででしょうか、それとも今から折られるカズマの骨に対してでしょうか」
「両方ではないかな、ちなみに私は有言実行するタイプだ、よっこらせ」
攻守反転
「んほおおおおおおおおおおお(骨が)逝くううううううううううう」
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