仮面ライダー鎧武外伝 仮面ライダー龍王 作:サウザンd.pース
今回はタイトル通りのやつが出ます。
前回、神は自分の父の側近、市川順が今回の件の黒幕ということに動揺しながらも、
新装備を使い辛くも勝利をおさめる。
そして今彼は・・・
〜〜〜財団X 雷切英夫チームの寮〜〜〜
「神、大丈夫かな」
神の父、英夫のチームの寮の一室。
恵は神のことを心配していた。戦いの後、暗い顔をしていたからなおさらだ。
「…よし、神のところに行ってみよう。」
恵は神の部屋に行くことにした。というよりもう部屋の前にいる。
コンコン
「神!いる〜!」
・・・し〜〜〜〜ん・・・
・・・・返事が無い。
「・・・よし!もう一回…」
ガチャ
その時、神が出てきた。
「あ、神…」
「お、恵!今日もいい朝だな!」
「? 今日は曇りだったような…」
「さ〜て散歩しにいこう」
神は散歩しに行った。
「・・・絶対無理してる」
恵は神の様子から彼が無理をしていることを察した。
「よし!ここは私が頑張ろうかな。」
と、気合い入れて恵は神を追いかけ…ようとした時、男性が彼女の目の前に現れた。
「・・・えっと誰ですか?」
恵は目の前の男性に名前を聞いた。
「貴様こそ」
「え?」
「貴様こそなんだああああああああああああああ!!!!」
突如男性はキレ出した。
「貴様!どうやら神のことが好きらしいな!」
「え!?そ、そうだけど…」
「ふっ、貴様のような軟弱者に、神はやらんぞ!」
男性はどうやら恵に対してとんでもない敵意を持っているようだ。
「いや誰が軟弱者よ!あんたが何言っても私は絶対神と一緒になるから!」
「ふふふ、そうはさせんぞ!」
男性は鎧を纏った武将のような銀色の怪人に変貌した。
「ええ!?人間じゃなかったの!?」
男性が怪人になったのを見て恵は驚いた。
「はっっっはははは「ラリアット!」ぐは!?」
しかし、男性は突然新たに現れた狼男のような怪人に吹き飛ばれた。
男性は壁に激突し人間体に戻った。
「たく、シャカのやつ。キャラ崩壊しながらなにやってるんだよ…」
男性、シャカに色々言いながら怪人も人間態に戻った。
「あのーあなた達は一体…」
先ほど怪人だった男性に恵は恐る恐る聞いた。
「ああ、俺はアヌビス。あっちのバカはシャカ。俺たちはグリ「どん!」のあ!?」
怪人だった男性アヌビスは説明中に現れた女性に押されて吹き飛んだ。
「ふふ、これで邪魔者は消えました。」
女性は怪しい笑みを浮かべ、恵の方を向いた。
「え、えっとなんでしょう?」
恵はこの連続で起きる事態に弱冠ビビってた。
「ああ、すいません、私はピオス。彼が説明しようとしていたグリードです。
さて、あなたは神をどうしたいですか?」
「はい?」
女性ピオスは恵に神をどうしたいと聞いた。
それを聞いた恵は一瞬困惑した。
女性はそんな恵のことなどお構いなしに話を続ける。
「私は別にあなたが何してもいいんです。むしろ今からとんでもないことやっちゃっていいんですよ?」
「え!?いやその・・・そ、そんなことより!」
ピオスが何を自分と神に求めているか察した恵はどうにか話題を反らそうとした。が、
ピオスはそんなことはさせないというような顔をした後に蛇が巻き付いたような怪人に変貌し、
蛇を操って恵に巻きつけ拘束した。更に口も塞いだ。
「むぐ!?」
「はい、これで逃げられませんよ〜さあ、あなたは神をどうしたいですか?」
「(口塞がってるから喋れないんだけど!?)」
「あ〜そうですか、神とあ〜んなことや、こ〜んなことをしたいんですね。」
「(いやそんなこと言ってないんだけど!?)」
ピオスは恵が口を塞がれて喋れないことをいいことに勝手なことを言い始めた。
というより口調から察するに始めからこうするつもりだったようだ。
「ではこのまま神の所へ…」
「!ん〜ん!んんん!」
そしてピオスが恵を捕らえた状態のまま神の所へ行こうとした時、
恵が突然騒ぎ始めた。だがピオスは気にぜずに歩き出した。
(さあここで皆さんにあるものを聞いてもらいましょう。
それは、恵が何て言ってるかです。
さあ何て言ってるでしょう?正解は・・・『後ろ』、後ろでした。)
「ピオス」
「!? ひ、英夫…さん?」
ピオスが歩き出すために後ろに体を向けるとそこには神の父親”雷切英夫”がいた。
「一体何をしようとしていた?」
「え!?い、いやあのその…あ、あは、あははは…」
英夫に問い詰められたピオスは目を泳がせながらなんとか誤魔化そうとした。
しかし、この男にはそれが通じない。
「なるほど、反省の色なしか。」
一瞬で全てを察した英夫は黄色いロックシードを取り出す。
「! ごめんなさいごめんなさいごめんなさ〜い!!」
英夫の怒気に屈服したピオスは恵を開放して人間態に戻り、
泣きながら全力で土下座する。
「(い、今の内に神の所に行こう)」
恵は神の所へ向かった。後からシャカが『待て』と叫びながら追いかけようとしたが英夫に止められた。
ピオスと同じように説教タイムにはいるようだ。
「はあ、俺が追いかけるか。」
アヌビスはため息を吐きながら二人を見捨てて恵を追いかけに行った。
〜〜〜河川敷〜〜〜
「あ!いた!」
所変わって場所は河川敷、そこで恵は寝そべってる神を発見した。
「! 恵?」
「はあ、はあ、はあ、もう探したんだから。」
恵は神の隣に腰掛ける。
「あのさ」
「ん」
「気にしてるでしょ。あの”順”ってやつのこと。」
「・・・・・」
恵の問いに神は黙り込む。どうやら図星のようだ。
「はあ、やっぱり、いつまでも気にすることじゃないよ?」
「・・・わかってる、そんなこと」
神は小さく言った。
「お、いた!」
「あ!さっきの!?」
ちょうどそこに恵を追いかけてきたアヌビスがやってきた。
「たく、おまえ勝手に…!」
何か言おうとしたが何かを感じ、アヌビスは二人の前に移動する。
「ちょ、何!?」
「…!?」
突然アヌビスが前にでたことに恵が驚いていると神が何かに気づいた。
それは自分達に向かって何かが来ていることだ。
「久しぶりですね。神様。」
「順さん…」
そう、先日神を暴走させて龍也と同士討ちさせようとし、
オロチを使って神を抹殺しようとした市川順だ。
「やいやい!何しに来たのよ!」
順を指差しながら恵が問いただした。
「昨日と同じですよ。それ以外にはありません」
冷たく答えた順が手をあげるとインベスが数十体現れた。
「ああそうそう、貴女も対象です」
「なんでよ!」
順の一言に咄嗟に反応し恵は神とアヌビスの陰に下がった。
同じタイミングで神が前に出始めた。
「え、ちょ…」
呼び止めようとする恵の肩をアヌビスは掴んだ。
そして首を横に振った。その意味を察してか、
恵は不安そうに人を見つめながらも、それ以上は何も言わなかった。
「順さん、俺」
『グレープフルーツ』
神は歩きながらグレープフルーツロックシードを開錠、頭上に巨大な果実が出現する。
「やっぱり誰かを守りたい、だから」
『ロックオン!』
ロックシードを左手に持ち替えて大きく腕を回してドライバーに装着し、歩みを止めた。
「あんたと戦うって決めた」
ザシュ!
『ソイヤ!』
そして弾くようにブレードを倒した。
『グレープフルーツアームズ!覇の道!オンステージ!』
果実が神に向かって落下し、その際に発生した果汁状のエネルギーがアンダースーツを形成、
その後果実が変形して鎧となり、神は仮面ライダー雷牙に変身する。
「・・・うら!!」
雷果刀が出現すると同時に複眼が光り、
神は無双セイバーを引き抜いてインベス軍団に突っ込み、
二刀の武器で斬りつけ始めた。
「・・・何あれ?」
神の吹っ切れ具合に困惑を隠せない恵。
「あれは遺伝だ。」
それに答えるようにアヌビスがつぶやいた。
「神も、あいつの父親も、悩んでいたと思ったら突然ふっ切りやがる。」
「何それ…」
ザシュザシュ
『グレープフルーツオーレ!』
「ハア!!」
ドオオオオンンン!
二つの武器から繰り出す必殺技、”双雷連刃”でインベス達を爆散させた。
「さすがですね。ではこれは」
順はエナジーロックシードを取り出した。
「ん、それでどうするんだ?それだけじゃどうにもならないだろ?」
「ふ、こうするのですよ」
順はあざ笑いながら別のロックシードを開錠してインベスを召喚、
そのインベスにエナジーロックシードを食わせる。
「ぎ!?ギイイイイイイイアアアアアアアアアア!?」
インベスから突然蔦が伸びてインベスを覆い、
インベスは赤い体色で折りたたんだ状態の巨大な羽を持つインベス、
”ホウオウインベス”に姿を変えた。
「な!?見たことないインベスに変わった!?」
「・・・ヒュゥゥゥウウウウウィイイイウウィイイイ!」
ホウオウインベスは羽を広げて神に突進した。
「うお!?あぶね…のわ!?」
神は何とか突進を避けるがその後の垂直飛行からの垂直落下の突撃を喰らい吹き飛ぶ。
吹き飛んだ神をホウオウインベスは尻尾を伸ばして神を捕らえ、
数回地面に叩きつけて勢いよく放り投げた。
「がは!?」
「神!」
「だ、大丈夫だ!」
神は投げられた衝撃で地面に倒れ伏すが、
不安そうな声をだした恵を安心させる為になんとか気合いで立ち上がる。
「くそ、こうなったら必殺技で!」
『グレープフルーツスカッシュ!』
そして一気に決める為にドライバーのブレードを一回倒して雷果刀にエネルギーをチャージ、
エネルギーが刃に宿るとホウオウインベスに突っ込み必殺技”雷電一刀”でやつを切り裂いた。
ドオオオオンンン!
「やったか!?」
「ヒョオオオオゥウウウイイイ!」
「ち、やっぱりか!」
最後の攻撃が決まると爆発が起き、神は倒したと思った。
だがホウオウインベスは無傷で、神に火球を飛ばしてきた。
神はそれを受け止めて何とか耐えきる。
しかし次喰らってしまたら危ういだろう。
「くそ、だったらエナジーロックシードで…あ」
ホウオウインベスに対抗する為にエナジーロックシードに手をかけた所で、
神はあることを思い出した。それはかつて兄のように慕っていたものの言葉だ。
(「神、ものにも人にも役割がある。
それを工夫して使えばそれなりには強いやつやすごいやつにも対抗できるんだ」)
「工夫すれば・・・よし!」
その言葉を思い出した神はエナジーロックシードではなくマスカットロックシードを解錠した。
『マ スカット!』
頭上に果実が出現するとロックシードをドライバーにセットしてブレードを倒す。
『マスカットアームズ!雷!砲!ハッハッハ!』
マスカットアームズに姿を変えると神はマスカット雷砲を構えホウオウインベスに向かって走り出した。
ホウオウインベスは迎え撃とうと飛び上がり、体当たりする。
「よっと!」
神はそれを素早い動きで避け、的確に翼を狙い撃った。
「ヒゥア!?」
翼を狙い撃たれたホウオウインベスはバランスを崩して落下した。
「よし行ける!」
それをチャンスと見た神はマスカット雷砲を構えて走り出す。
ホウオウインベスはそれを迎え撃とうと火球を放つが神は先ほどのように素早い動きで回避していく。
『マロン!』
『マロンアームズ!ファイトオブナックラー!』
そしてホウオウインベスに十分接近するとマロンアームズに姿を変えて殴りかかる。
ホウオウインベスは尾で防御して再び縛り上げようとする。
だが神はマロンスマッシャーを地面に打ち付け、その衝撃を利用して尾を回避する。
「ヒュウウウェ!?」
「オラ!」
尾を回避されたことに驚いているホウオウインベスに神は上から攻撃をする。
驚いていたことで行動が遅れたホウオウインベスはまともに喰らい倒れる。
『なし!』
『ナシアームズ!ソードアンドシールド!』
ホウオウインベスが倒れている間に神はナシアームズに姿を変え、
やつの翼に向かってブレードブレイカーを振り下ろす。
「ビュオオオオオァ!?」
ホウオウインベスの翼は切られた所から落ち、やつは飛行能力を失った。
「ヒュウアアアアアアアアィエオオオアアア!!」
それにより怒ったホウオウインベスは尾を放ち、
今度こそ、神を縛り上げる。そして近距離から火球を飛ばす。
「ビュ!?」
「残念だったな」
だがそれを神はペアディフェンダーで防ぎ、更にブレードブレイカーで尾を切断し、
ホウオウインベスをペアディフェンダーで殴った。
『ライチ!』
『ライチアームズ!爆砕!ブレイキング!』
そしてライチアームズに姿を変えるとライチクラッシャーではなく無双セイバーで切りつける。
「ライチの力で攻撃力アップ!」
バチィ!
「ビュアアェ!?」
ライチアームズの超パワーで振り下ろされる一撃は通常の無双セイバーよりも高く、
ホウオウインベスは火花を散らして後退する。
「止めだ!」
『グレープフルーツアームズ!』
『ロック オン!』
ギュウウウウウイイインン
『ブレイク!』
神は姿をグレープフルーツアームズに戻し、無双セイバーと雷果刀を合体させた。
そしてグレープフルーツロックシードを無双セイバー側にセットし、
雷果刀側をドライバーにかざした。
「ハア!」
「ビュオオオア!?」
雷をその身に纏い、上空から回転して切りつける必殺技”雷鳴無双閃”でホウオウインベスに大ダメージを与える。
『バースト!』
ザシュザシュザシュ!
『グレープフルーツスパーキング!』
「でぇええああ!!」
そして息つく暇もなくバーストモードを発動、更にドライバーのブレードを三回倒して飛び上がり、
雷を纏って相手に飛び蹴りを決める必殺技”爆雷キック”をホウオウインベスに決めた。
「ビュオオオアああああええエイェアアアアアアアアおオオうウウウ!!?」
ドオオオオオオオオンンン!!
爆雷キックを受け、断末魔を上げながらホウオウインベスは爆散した。
「やった!」
「・・・ふ」
「ん?」
それを見た恵は大喜び、だが順は怪しげに笑い、アヌビスをそれを不審がる。
「お見事です、神様」
「気をつけろ神、まだ何かある。」
「え?」
アヌビスが言った通り、順にはまだ何かあるようだ。
「さあお見せしましょう、鬼の力を」
そう言って順は黒い変身音叉”邪音”を手で鳴らし、
波紋ができた所で自身の額に邪音をかざす。
すると順の体を黒い炎が包み込み、完全にみえなくなった瞬間、
順ではないものが炎を払いのけた。
そこには仮面ライダー歌舞鬼と似た姿をしているが、黒い部分と赤い部分の色が入れ替わり、
更に緑色だった部分が銀色になっていて所々刺々しくなった闇の鬼がいた。
「私の名は…仮面ライダー邪鬼」
彼は怪しきオーラを放っていた・・・
to be continued
やっと投稿・・・次回、邪鬼との戦いです。
後ホウオウインベスみたいなオリジナルインベスはこの後も出てきます。