魔法少女リリカルなのは リンカーコアが無い者   作:運命の担い手

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遅れている分を最速で書いております。
それではどぞ。


第11話「出発」

長いようで短いような約2か月の修行が終わった。修行は――――――本当に厳しく地獄だった。模擬戦だろうと実戦だろうと全部が全部、全力で容赦なく迷いなく手加減なし。

何度走馬燈を見たことか。正直、今生きていることが不思議に思える。ま、実際はもっと長い期間だった。

エヴァンジェリンさん改めエヴァさんの秘密道具で半年以上修行をしたのだ。その秘密道具はダイオラマ魔法球。通称別荘で修行をしていた。これは外と中の時間が違う。

浦島太郎の竜宮城とは逆で別荘で1日過ごしても外では1時間しか経過していない。

これは俺が使っていた固有時制御の応用と麻帆良の科学で造った物である。固有時制御はエヴァさんも使えるが使わなくても十分強いので使わないそうだ。

なぜ魔術球ではなく魔法球になっているのかというのは魔術の域ではなく魔法の域に達しているからと言っていた。よくは知らないが魔術師より上の者は魔法使いと呼ばれているそうだ。

魔法使いになれるのはごく僅かでそれほど多くはないとも言っていた。しかし、麻帆良の科学は世界一とよく聞くがまさかここまでとは思わなかった。いや、あの軌道エレベーターを建造中だから納得がいく。

最初のうちは古さん、刹那さん、真名さん、超さんの4人で修行をしてもらっていたが、途中でエヴァさんが参加した。魔術に関する知識と運用方法を教えてもらって、模擬戦実戦にも参加した。他にも色んな人が来たのはよかった。だが、想定外の人物が来たときは心底驚いた。

 

 

 

その人物の名は――――――ネギ・スプリングフィールド。

 

 

 

10歳の最年少でなった魔法使い。エヴァさんの弟子で古さんから教わった雷華崩拳と桜華崩拳を作った人でもある。

今は国際太陽系開発機構、略称ISDDAで働いて事務局長をしている。昔ニュースでやっていて最年少の教師と紹介されていたそうだが俺はその頃はまだ小さかったので覚えてはいない。

ちなみに略称のISSDAを正しく言うとInternational Solar System Development Agencyになっています。

いい機会なので戦ってみたけど、見事にボロ負けでした。先手は譲ってもらって一発ぐらい当てようとしたが当たらなかった。だけど、最後の最後で一発だけは当たった。ほんの一発だけしか当たらなかったがいい経験になったのは間違いない。

 

「皆さん約2か月の間お世話になりました。次来れるのは分かりませんが必ず来ます」

 

時刻は3時。今日がミッドチルダに戻る日だ。転送ポートは5時に開くのでそろそろ行かないといけない。

 

「寂しいアル。もう行かないといけないアルカ?」

「はい。これ以上はさすがにまずいので。見送りはここで大丈夫です。駅も分かりますし」

「そうアルカ。分かた。次来る時はもと強くなるネ!」

「いつでも来ていいネ。古と一緒に待っているネ!」

「はい!」

 

古さんと超さんには徹底的に武術全般を教え込まれた。

 

「身体が資本だ。常に気をつけるんだぞ」

「はい!」

 

刹那さんには剣術と奥義を伝授してくれた。

 

「世の中何があるか分からない。気を抜くなよ」

「はい!」

 

真名さんには銃火器の知識、技術、戦術戦略を教え込まれた。

 

「拙者は大体はこの麻帆良にいるでござる。気軽に訪ねて来ていいでござる」

「はい!」

 

この人は長瀬楓さん。本物の忍者である。分身、影分身、虚空瞬動、超長距離瞬動術・縮地无彊などを教えてもらった。

 

「まだまだヒヨッ子だが、今までのことを生かせば何とかなるだろう」

「はい!」

 

エヴァさんには魔術に関する知識と運用方法を教え込まれた。

 

「気をつけてな。あんまケガせんでな」

「はい!」

 

この人は近衛木乃香さん。治療系に長けている魔術師である。ケガをしたときにはお世話になった。腕や足が切りようと内臓が潰れようと治療できるという凄腕の人だ。

 

「本当は他のメンツも来たかったようだがそれぞれ用事があるから来れないそうだ」

「エヴァさん大丈夫ですよ。皆さん忙しいんですから」

 

今ここにいるのは古さん、超さん、刹那さん、真名さん、楓さん、エヴァさん、木乃香さんの6人。お世話になった人は15人以上になる。ネギさんは当然忙しい身なので会えただけでも十分だ。

大雑把に言うとネギさんのお父さん、ナギさんにその友人の生きる伝説の傭兵、ラカンさん、年齢不明のアルさん、木乃香さんのお父さん、詠春さん。ネギさんの親友、小太郎さんとフェイトさん。刹那さんの好敵手(ライバル)、月詠さん。麻帆良学園で教師をしているタカミチさん。ダンディーな悪魔のヘルマンさん。

他にも多くいるので今日はここまでしておこう。

 

「お、そうだ。暁。ちょっと来い」

「なんですか?」

「お前にいいモノをくれてやる」

「?」

 

最初は坊主とか小僧と言っていたが今ではエヴァさんは名前で言ってくれる。しかし、いいモノとは一体なんだ。

 

「この鞘をくれてやる。大事にするんだぞ」

「これは……」

 

渡された鞘は全体が金色で部分的に青色になっている。上には文字が書かれているが読めない。

 

「この鞘はなんだと思う?」

「分かりません。ただ、この鞘は強力だとしか」

「そうか。教えてやる。この鞘は――――――全て遠き理想郷(アヴァロン)。かつてアーサー王が持っていたモノだ」

「なっ?!」

 

アーサー王なら誰でも知っている有名な王。そのアーサー王が使っていた鞘がなんでエヴァさんが持っていたんだ。

 

「これをどこで?」

「昔追手から逃れるためにドイツのどこかの城にこっそり入ったことがある。幸い警備が手薄で気付かれることはなかった。地下室に入るとそこに丁重に飾られていたのがその鞘だ。

その鞘に触れると私の中に入ったのだ。するとどうだ。身体中にできた傷が瞬く間に治っていった。そして私は夜が明ける前に城を出てまた逃げたのさ」

 

ドイツのどこかの城って。それに盗んだモノかよ。

 

「身体に当ててみろ。鞘がお前の身体に入っていくはずだ」

 

言われた通りに鞘を身体に当てると鞘が身体に入っていく。感想としてはなんともない。至って普通だ。

 

「一応使い方はこのメモに書いてある。数少ない宝具の現物だ。大切に使え」

「はい。大切に使います」

「暁。私からも渡すモノあるネ。コレはわが師からもらた双剣ネ。暁にやるアル」

「え?そんな大切なモノはさすがに頂けないですよ……」

 

古さんの宝物の一つをもらいなんて……いくらなんでも無理だ。

 

「暁が引っ越した先は遠くて会うのはもう難しいアルネ?だから暁にもらてほしいアル」

 

ミッドチルダと地球はかなり遠い。帰って管理局に入る試験に受かったらまず1年は会えないはず。入ると管理局は多忙であるからいつ会えるか正直分からない。古さんはなんとなくしばらく会えないと分かるのだろう。

 

「……分かりました。ありがたくもらいます」

 

本当はもっと居たいけどそうもいかないんだよな。けど、必ずまたここに来よう。

 

「それじゃ皆さん。また会いに来ます!絶対です。行ってきます!」

 

 

 

電車に乗り海鳴まで行き、転送ポートがある場所まで来た。5時になり転送ポートが開き、そこに入って転送された。

 

 

 




次回は1週間後ぐらいかな。リアルが忙しくなりそうなので。
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