魔法少女リリカルなのは リンカーコアが無い者   作:運命の担い手

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遅くなって申し訳ございません。

スランプになっていました。

では、どうぞ。


第2話「敗北」

「ふう、危なかったわね」

 

いつの間にかピンクの女性の後ろに金髪のショートボブの女性がいた。おそらく指にあるのがデバイスだろう。

 

「すまない。助かった」

 

ピンクの女性は距離を取って金髪の女性の隣に移動した。

 

「いいのよ。それにしてもあなたが追い詰められるなんて、あの男の子は魔導師なの?」

 

「いや、あいつは魔導師ではない。リンカーコアはないが、なにやら武術で追い詰められた。油断はできん」

 

「ウソ!?あ、本当だ。あの子にはリンカーコアが無いわ」

 

話しをしている内に何とかこの糸をなんとか解かないと。

 

「ちなみにあそこにいる女の子が目標だ」

 

「あの女の子凄いわ。蒐集したら10ページ以上は確実に埋まるわ」

 

「なら、今のうちに蒐集をした方がいいな」

 

「そうね」

 

まずい!ユリアが危ない!

 

「うおおおおおおおおお!」

 

強引に両腕に巻き付いている糸を外して

 

「なに!?」

 

「ウソ!?」

 

あとは体に巻き付いた外すだけだ!

 

「ぐっ!はああああああああ!」

 

無理矢理外すから体中痛くなるがそんなことは今は無視をする。

 

「はあ…はあ…はあ…」

 

体力を少しばかり減ったが支障はない。

 

「さて、続きをしようか」

 

「なめては困る」

 

「わたしたちはなにがなんでも闇の書を完成させないといけないから」

 

「そうか。俺はなにがなんでもユリアを守らないといけないからな」

 

しかし変だな。父さんと母さんの話では今までは機械のように従順で人間性は感じないと言っていたが、どう見ても目的がある人が頑張っているようにしか見えないな。いや、今は考えるのはよそう。管理局が来るまで俺が粘ればいいんだ。勝つのではなく、時間を稼げばいいんだ。

 

「そうだ。言い忘れていたが…」

 

「なんだ?」

 

「もう少し周りに気を配った方がいいぞ」

 

「一体何を…!?」

 

赤毛の子がいない!いや、すぐに起きるはずはまずない。まさか……!?

 

「はああああああ!」

 

「ぐふ!?」

 

急に吹き飛ばされて、地面を2、3回跳ねた。

 

「治療を頼む」

 

「分かったわ」

 

男が赤毛の子を担いでいた。男は褐色肌で髪は白かった。身体つきはガッシリとしていた。

 

「ん…なんでお前がここにいるんだよ」

 

「遅くなると主が心配する。来て見れば、痛い目にあっていたではないか」

 

「うっせ!こっからだよ!」

 

「なんにせよこれで全員集まったわけだ。さっさと終わらせるぞ」

 

「分かった」

 

「いいわよ」

 

「無論だ」

 

ち!全員って闇の書の騎士が揃ったってことかよ。あきらかに旗色が悪くなってきた。

 

「暁……」

 

「大丈夫だ。必ず守ってみせる……!」

 

ユリアが俺の服を掴んでいる。旗色が悪くなっても関係ない。俺がユリアを守るんだ。

 

「行くぞ!」

 

とにかく前に出るんだ。

 

「む!」

 

男が俺の蹴りを腕で防いだ。

 

「はああああああああ!」

 

「でやあああああああ!」

 

ピンクの女性と赤毛の子が男の後ろから襲ってきた。

 

「ち!」

 

すぐに避けた。

 

「それ!」

 

「くそ!」

 

金髪の女性がデバイスで緑色の糸を操ってさっきのように縛ってきたが、紙一重で避けれた。

 

「素早いな。だがこれ以上、時間をかけてはいられない。レヴァンティン!」

 

「ja!」

 

「何!」

 

デバイスが変形した!剣から弓に変わった。

 

「いくらなんでもそれはやり過ぎじゃねーか」

 

「そうよ」

 

「しかし、これ以上時間をかけては主が心配する。なに、あいつのことだ。殺すことはないだろう」

 

なにやら物騒なことを言っているな。これはやばいか。

 

「ボーゲンフォルム」

 

矢の先端が剣の刀身になっていた。

 

「駆けよ隼!」

 

「シュトゥルムファルケン」

 

「くそ!」

 

躊躇なく撃ってきやがった。避けるのには遅すぎたが、このままやられるわけにはいかない!!

 

 

 

 

シグナムside

 

ドオオォォォォォォオオン!!!!!

 

放った矢が確実に少年にあった手応えがあった。少年が立っていた周りは路面が吹き飛び、木っ端微塵に砕け散ったアスファルトが粉塵となって視野を覆い尽くしている。

 

「暁!暁、暁、暁ぁぁぁぁー!!!」

 

我々の目的の少女が少年の名前を呼ぶ。

 

「死にはしていないがしばらくは意識を取り戻すことはあるまい」

 

「さっさと魔力を寄越してもらうぞ」

 

「ごめんね。でも、時間がないの」

 

「恨まれても構わない」

 

上から私、ヴィータ、シャマル、ザフィーラと少女に声をかけて蒐集をしようとしていた。

 

「…!全員散れ!」

 

とっさに嫌な予感を感じてその場から離れると鉄パイプが投げ込まれた。

 

「確認できるまでは安心するもんじゃねーぞ」

 

濛々たる粉塵が晴れて、少年が立っていた。

 

シグナムsideout

 

 

 

暁side

 

「なに勝手に勝ち誇っていんだよ」

 

やばかったな。あと少しで意識が飛びそうだったな。まあ、近くに転がっていた鉄パイプを投げて牽制にはなったな。

 

「驚いたな。私の一撃をどう避けたのだ」

 

ピンクの女性は驚きながらも聞いてきた。ま、別にいいけどな。

 

「なに、体全身を反時計回りに回って、その回転で重心移動し左腕に集中して、矢を強引に軌道をずらしただけだ」

 

これしか思いつかなかったけど我ながらいい考えだな。

 

「そういうことか。だが、代償もそれなりに大きかっただろう」

 

「…!?暁…腕が…」

 

「ちょっと折れているだけだよ」

 

そう、代償は大きかった。矢を強引に軌道をずらした際に限界以上に負荷がかかり、左腕一本が折れたのだ。折れた左腕は痛いが無視をする。

 

「4対1で左腕が使えないがまだ戦えるぞ」

 

正直言うと今すぐ休みたいがそんな泣き言を言ってはいられない。ユリアはこれから幸せになるんだ。これ以上、ユリアが悲しむ顔は見たくないからな。

 

「うおおおおおおおおおおおお!!」

 

勝気なんてはなからない。早く来てくれよ管理局!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くっそ!」

 

「「「「はあ……はあ……はあ……はあ……」」」」

 

あれから10分ぐらいしただろうか。いや、短ったか。もしかすると長かったたかもしれない。俺はまともに立てづ、地面に俯せになっている。腹はいいのを何回かもらってしまって肋骨は何本か折れているだろう。立ちたくても立てないのは両脚が折れたからだ。避けているうちに右足が折れて、左足は右腕が折れた際に赤毛の子がデバイスで襲いかかてきたのでとっさに左足でデバイスごと、蹴り飛ばしたら、折れたのだ。

 

「粘ったようだが、これで何も出来まい」

 

「手間かけさせやがって」

 

「なんて子なの。魔力もデバイスもないのにこんなに苦戦するなんて」

 

「よほど少女の事を思っているからこそ我々が苦戦したのか」

 

まだ動けるだろ俺。右腕しか動かせないがあいつらの所までいかないとユリアが……

 

「もういいよ。もういい!」

 

「ユリア……」

 

「これ以上暁が傷付くのを見たくないよ」

 

「俺の事はどうでもいい!ユリアはこれから幸せになるんだ。だから!」

 

そんな悲しい顔するなよ。

 

「では、魔力をいただくぞ」

 

「これ以上、暁を傷付けないって約束できる?」

 

「ああ。我々は元からお前が狙いなのだ。騎士の名に賭けて守ろう」

 

「よせ!」

 

ピンクの女性がユリアに手を伸ばしそして……

 

「蒐集」

 

「ああああああああああああ!!」

 

「やめろおおおおおおおおお!!」

 

ユリアのリンカーコアから魔力を吸い取った。

 

「では、我々は失礼する」

 

「………てやる」

 

「なに?」

 

「呪ってやる!」

 

「「「「なっ!」」」」

 

今まで比べられないほどの睨むと闇の書の騎士たちは驚いている。

 

「おまえらが次に幸せを掴むとき別な幸せを失うように呪っていやる!!!」

 

唯一動ける右腕を前に出して人差し指を指しながら言った。

 

「そんな風にならないようにするさ」

 

ピンクの女性がそう言うと闇の書の騎士たちはどこかに転移して、覆われていた結界が消えた。

 

「うぅ……」

 

「ユリア……」

 

動ける右腕で倒れているユリアに近づく。

 

「ごめん、ユリア。俺が弱いばかりにごめん……」

 

何度もごめんと謝り続けて意識が遠くなっていった。

 




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