魔法少女リリカルなのは リンカーコアが無い者 作:運命の担い手
では、どうぞ。
「やばい。約束の時間に遅れた!」
あれからなるべく早く走って来た。普通に走れば間に合うはずだがシュークリームがあるので崩さず走るのに苦労して遅れていた。待ち合わせ場所は海沿いにある公園だ。
「あ、いた。古ぅー菲ぇーさぁーん!」
「ん?来たネ」
黄色いダウンジャケットを着ていた古菲さんを見つけた。
「すいません。遅れました!」
「別に気にしていないアル。久しぶりに地元に戻てきて嬉しかたアルカ?」
「まあ、はい。そんなことです」
多分だけどこの人、何かあったか知っているな。観察するような目をしているし。
「古菲さんは元気そうですね」
「もちろんアル。毎日修業しているおかけで病気はしていないアル」
相変わらず毎日修業しているんですか。
「あの、話しの事なんですけど……」
「そのことはここじゃなくて別の場所にするアル。周りに人もいるアル」
「ありがとうございます」
古菲さんに案内されて移動した。
「ここなら人に聞かれないアル」
「すいません。気を使ってしまって」
「いいアル」
今は喫茶店の個室にいる。喫茶店に個室があるのは珍しいものだな。
「これ、どうぞ」
「む。これは翠屋のシュークリームネ」
「土産を買い忘れたのでこれを」
「別にそんなことしなくてもいいアル。でも、せっかくだからもらうネ」
翠屋のシュークリームを古菲さんに渡して本題に入った。
「それじゃ、話しを聞いていいアル?」
「はい」
「剣にハンマー。それに武術に糸使いの四人組……」
「はい」
古菲さんに魔法の事を伏せながら話した。
「全員が達人レベルでした。なんとか善戦したんですが結局負けて重傷になって、あと少し見つかるのに遅かったら死に体になっていました」
「むむむ……」
難しい顔をして困っていた。それも当然だろうな。今時、地球では剣やハンマーで襲う奴なんてめったにいないからな。
「事情は分かたアル。その四人組に対抗できるように強くなりたいといいでアル?」
「はい」
理由は全て話した。あとは古菲さんがどう答えてくれるかだ。
「いいアル。生半可な修行じゃなくなるがいいネ?」
「はい!もとからそのつもりです!」
承諾してくれた。修行はかなり厳しいものだと最初から覚悟していた。
「けど、彼女がいるとは驚いたアル」
「ははは……」
ユリアの事も話したのだ。眠り続けている事もだ。
「私も彼氏が欲しいアル」
「古菲さんならきっと見つかりますよ」
「ありがとうアル。けど、弱い男はダメ。強い男が好きアル」
古菲さんはとても強いからそうそういないと思うけど。
「電話してくるから席外すアル」
「?はい」
個室から出ていった。誰と電話するのだろう。
……少し聞いてみるか。耳をドアに当ててみた。
「そちに戻るアル」
聞きづらいがなんとか聞ける。
「そうアル。……とはまた勝負するネ」
誰と勝負なんだ。やはり聞こえづらい。
「……はいるアル?」
くそ。肝心な所がどうも聞こえない。
「おおーいるのネ。他には誰がいるアル?」
どこに電話しているのか分かればいいが見当がつかない。
「分かたアル。それじゃ今から戻るから大体そちには夕方には着くネ」
どこかに行くのか。てことは俺も一緒なのか。
「それじゃ、そちで会うネ」
おっと、電話が終わったようだ。席に戻らないと。
「すまないネ」
「いえ、大丈夫です」
席に着くと同時にドアが開き、古菲さんが戻ってきた。
「こちにはどのくらいいれるアル?」
「二か月ぐらいですね」
「ふむ。なら、ちょうどいいネ」
「はい?」
何がちょうどいいのだろうか。分からん。
「今から来てもらい所があるから一緒に来るアル」
「え?海鳴で修業するんじゃないんですか?」
さっきの電話と関係があるのだろうか。
「海鳴でも修業は出来るけど、それでは十分にはできないアル」
「そうですか」
海鳴で修業するのかと思ったのに少し残念だな。
「だから、私のとておきの場所に行くアル」
「そこはなんて場所ですか?」
せめて、どんなところか聞いておかないとな。
「その場所は……」
「その場所は?」
「麻帆良学園アル!」
以前、古菲さんが話していた卒業した母校であった。
誤字脱字、感想などがありましたら報告お願いします。
古菲の喋り方は独特だから少し苦労しています。
次回は麻帆良に行きます。ネギまのキャラがこれから出てきます。