将来自宅警備員に彼女ができる話 完結   作:sinnsia

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18話

空気がおいしい。

自分の家の空気と違い、とてもおいしい。

 

俺は今、山に居ます。

 

英「ふあぁ~…よく寝た」

 

雛「空気がおいしい! さすが山ね!」

 

母「今日はバーベキューよ!」

 

英「お、まじか」

 

瀬「やったぁー! バーベキューだー!」

 

山に居ます。

それも…

 

俺の周りには野郎はおらず、普通に美人クラスの女性に囲まれながら。

 

え?ナニコレ。

俺今ハーレム?

 

母「じゃあ準備してくる! 瀬良さん、手伝ってくれない?」

 

瀬「了解しましたぁ!」

 

 

そういうと、二人は車のほうへ駆けて行った。

 

英「しっかし、オマエも物好きだなぁ」

 

雛「私?」

 

英「こんなゲーオタヒキニートがいいとか」

 

雛「…はっ!? ゲ、ゲーム仲間ってだけだし!」

 

普通に聞いただけなのだが、凄くあわてている。

どうしたんだ?

 

 

英「ゲーム仲間ね…。 そのほうがいいや。 瀬良戻ってきたし」

 

雛「え?」

 

英「話し聞かなかったのか?  瀬良が気絶してただけで俺らまだ付き合ってるんだぞ?」

 

雛「それは…聞いたけど…」

 

ぶっちゃけ俺にとっては彼女など要らないはずなのだが、瀬良と仲良くなってからは別だった。

理由はよくわからない。

 

ただ、今も好きなのかと聞かれればどっちでもないだろう。

 

 

英「だから、あの日のオマエとの付き合いは中止になるんだよな」

 

雛「……」

 

英「まぁ瀬良のこと隠してたのは悪かった。 だけど…」

 

「オマエとゲームしてたときはすっげぇ楽しかったよ。 ありがとな」

 

 

雛「~っ…」

 

雛の顔が一気に紅潮する。

 

言った本人である英助はその様子を、頭の上に疑問符を浮かべながら見ていた。

 

 

英「まぁ、彼女じゃなくてもさ、ゲームはできるじゃん? やりたくなったらウチにこいよ!」

 

雛「…なんでそういうこと平気でいえるのか…。 わかったわよ」

 

 

英「まぁ、全部俺が叩き潰すけどな! ていうか瀬良に勝てるか?」

 

雛「え? 余裕でしょ?」

 

 

英「じゃ、帰ったらやってみ。 俺勝てねーから」

 

雛「うっそ!?」

 

 

母「おーい、二人ともー。 そろそろ焼けるよー?」

 

英・雛「「はーい」」

 

 

新鮮な空気の中で食べるバーベキューは今までにないくらいおいしく感じた。

途中で雛が野菜だけをヤケ食いしていたが、アレはいったいなんだったのか。

 

 

使い終わった紙皿や割り箸を片付けていると、母が質問をしてきた。

 

母「何はなしてたの~?」

 

英「なんにも? ただゲームの話」

 

母「ふーん…」

 

英「なんだよ」

 

母「いーや? なんでもないっ!」

 

 

我ながら、俺の母さんはどこかおかしいと思う。

今の質問も奇妙だったし…

それに美貌が一切衰えてないのはどういうことだ?

 

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