英「ケイ、いるか?」
ケ「なんでしょう?」
英「いまから雛にメール送るからそれに付いてってくれ」
ケ「了解しました」
一文字ずつカチカチと打ち込んでゆく。
そして、多少馬鹿にしたような文章を打ち込んで送信。
英「さて、何しようか…」
暇である。
なんてったって一人だから。
ゲームをするという手段もあるが最近視力が落ちた気がするのでやらないことにしている。
だがPC弄っててもそれは同じ。
それでもネットはやめられない。
英「完全に中毒だよなぁ…」
カ「英助。 私に提案があります」
英「なんだ?」
カ「恋をしてみるのはどうでしょう? せっかく雛様がいるのですから」
恋ねぇ…
恋愛なんぞ興味が無いのだが…
それに彼氏らしいことなんて俺には出来ない。
カ「そうですね、メールでも会いに行くのでも女性はうれしいかと」
英「本当か…? よくわからねぇ…」
確かに今は雛が彼女ではあるんだが…
アイツを見捨てることなんてできない。
英「久しぶりに調べ物でもするか。 悪いなカナ。 俺にはそういうこと向かないんだわ」
カ「あれについてですか?」
英「そうだな。 また古傷が痛むかもしれんがやってかなきゃいけないんだ」
俺の言う調べ物とは、中学生の頃に起こった事件とその手口によって使われた物についてだ。
俺は探偵でも刑事でもなんでもないが、被害者を救うためにやっている。
被害者の数は23人。
いまだに被害者は意識を取り戻していない。
それに対抗するワクチンに似たようなものを作り、治すのが俺の決めたこと。
被害者の中に大切な人が居たからな。
英「しっかし、調べても謎だらけだよな…」
カ「仕方ありませんよ。 いまだに犯人が捕まってませんし」
そう、一番の問題は犯人が捕まっていない。
犯人が飽きたのか分からないが23人でその事件をやめたのだ。
警察が総出で探しても見つからない犯人って…
英「早めに治して被害者から聞き出すのが一番なのだが…」
カ「使われた【プログラム】が見れないですからね」
事件に使われたプログラムは、見たものの脳を破壊する謎の文章なのだという。
よって被害者たちはそれを治すまで植物人間。
英「なんとかその文章だけでも手に入らないかな…」
そのころ、雛の家では。
雛「あ、メール来た。」
ケ「お嬢様。 こちらにこれから留まることになります。 よろしくお願いします」
雛「大歓迎よ! って…本文がある」
ケイを送り付けました。
そういえば数ヵ月後くらいに新しい格ゲーの大会があるらしい。
俺はそれを買って優勝目指すけどお前もするか?
まぁ俺には勝てないだろうけどな!
雛「…絶対負かしてやる」