将来自宅警備員に彼女ができる話 完結   作:sinnsia

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8話。

英「あ"ー…」

 

現在、携帯とパソコンの画面を行ったりきたりして3日が経つ。

もちろんのこと学校なんて行かない。

 

英「どんだけこのメール長いんだよ…まだ半分も超えてねぇ…」

 

メール自体の暗号は案外簡単なもので、中学生の勉強がマスターしてあれば解けそうなもの。

ただそれが不規則にバラけている上にはじめの文章自体がすでに何らかの形で暗号化。

解いたはいいものの、そこから先のもう一個を解こうとすればかなり複雑な計算式や、膨大な文章が出てくる。

 

実に数学や物理、化学が嫌いになりそうだ。

 

母「英助ー? ご飯持ってきたわよ」

 

英「あぁ…。 すまんな母さん…。」

 

母「気にしないでいいわ。 貴方が決めたんでしょう?」

 

こういうところは本当に助かる。

俺の意見を昔から尊重し、あるときは支えてくれる母はとても人間としてレベルが高い。

 

母「雛ちゃんやあの子のためにがんばりなさいよ?」

 

英「わかってるよ…」

 

少しずつ分かってきてはいるのだが…何かが足りない。

あと1ピースがあればすぐ崩れそうなのだが…。

 

 

なんか引っかかる…なんだろう。

 

考え事をしながら食事をする。

 

性別…? 違うな。

学歴…いや、ありえないな。

 

なんだろう…。

 

カ「英助、居ますか?」

 

英「どうした、カナ」

 

カ「いろいろと集めてきたデータをまとめたところ、全員に当てはまるものが見つかりました」

 

英「ほんとか!?」

 

カナはパソコンへメールを送り、それをすぐさま開く。

出てきたのはどこから引っ張り出したかは知らないが事件の被害者。

 

すぐさますべてに目を通す。

 

カ「分かりましたか?」

 

英「…なるほどな。 『ゲーム中毒者』か」

 

カ「はい。」

 

すべての被害者の共通点。

それは全員がゲーム中毒ということ。

そしてそのゲームの種類が同じということ。

 

英「えーと…たしかアレがこうなるとこうなるから…」

 

カ「英助?」

 

英「よし、仮説を立ててちょっと解読してみる」

 

 

よく強烈な光が点滅すると目が痛くなったりする現象がある。

それを応用とした脳に刺激を与えるプログラムだとしたら…。

 

母に買ってきてもらった膨大な数のA4用紙に数式や計算、その他のことを書き綴る。

 

3日でボールペンは12本消失し、A4用紙は200枚は軽く消費している。

 

もしこの仮説があってるとしたら解決の糸口が見えるはず…。

 

それから4日間ペンの音がやむことは無かった。

 

そして__

 

英「解けた…。 けど…」

 

カ「どうしたのです?」

 

英「これを治すには今の世界の技術じゃ出来ない…」

 

そう。

治す方法と、作り方。 それと犯人からのメッセージは分かった。

だがそれを作るには技術が10~20年足りない。

 

英「くっそ…これのプログラミングも俺かよ…」

 

カ「私も手伝いたいのですが…これ以上はバグで動けないです」

 

英「助かったよ。 一回休憩入れるか…。 流石に1日分くらい寝たい」

 

分かったことを分かりやすく、そして簡潔に正しくまとめ、俺はフトンに入った。

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