望
「さて、飲み物も来たし乾杯するか」
刀刃
「あぁ」
《乾杯!!》
ノーラ
「あのー…」
望
「ん?何だ?」
ノーラ
「望さんと朱音さんは、どの様な関係なんですか?」
朱音
「関係?」
ノーラ
「はい、お二人は同居してるって聞いたので…
どんな関係かな〜って」
刀刃
「熱々カップルだよ」
望、朱音
「「ブーーーーー!!!!!」」
飲み物を噴き出す
望
「おいコラ」
刀刃
「ハハッ、違うのか?」
朱音
「違うからっ!!私と望さんはそんな深い関係じゃ!!」
ノーラ
「えっと、えっと、カップルじゃないってのとはその…
友達?」
朱音
「と、友達…か〜…」
望
「まぁ、そんなところじゃないか?」
朱音
「友達…か…」
望
「なにしょんぼりしてんだ?」
瀬賀
「乙女ですからね〜」
望
「ん〜?」←鈍感
船橋
「ところで2人はどうやって知り合ったんだ?」
望
「あ〜、元々俺はこいつの被害者的な立場だったぞ」
船橋
「ほぉ?」
望
「そうだな、あれは今から……
—約2年前—
とある夜の街
そこではある噂があった
『赤眼の切り裂き魔』
そこでは日々数十から数百もの人が殺されていた
ある者は切り刻まれ、ある者は両断されるなど
凶器は長物
日本刀と思われるもので殺されている
老若男女問わず、動物も殺されていた
その街は『リッパーストリート』(切り裂き魔の街)と呼ばれた
そんな街に1人の男がやって来た
望
「やけに静かな街だな」
そのやってきた男が彼
矢人 望だった
望
「明かりが無いな
奇妙だな、ん?」
ふと横を見ると、一枚の張り紙が目に入った
望
「ん〜?
『切り裂き魔出没事件多数あり、夜8:00以降の外出を禁ずる』?
何だこりゃ?」
そう言い辺りをキョロキョロと見渡す
望
「切り裂き魔ね〜
俺を斬れるもんなら斬ってみろって————
直後彼は素早くその場から飛び退いた
彼の側にあった街灯
ちょうど彼の首の辺りの部分が綺麗に両断された
望
「ちっ、何だ何だぁ?
夜中に人様の首を刎ねようとすんのは!?」
???
「ちっ、勘のいい奴…」
彼の前に現れたのは1人の少女
長い黒髪に黒いセーラー服
その手には日本刀
顔は髪で隠れて見えない
しかし、髪の分かれ目から赤く光る眼が見えた
望
「お前が噂の切り裂き魔か
見たところ中高生か?その格好」
???
「そんなことはどうでもいい
次は外さない…」
望
「おぉ、怖い怖い
そんな物騒な物を振り回すなよ嬢ちゃん」
???
「斬る!!」
そう言いその少女は彼に飛びかかった
そして刀が一閃する
望
「おぉっと!!」
彼はバックステップで紙一重で躱す
???
「ちっ!!こいつ!!」
望
「おぉっと待て待て!!
まず、お前は何者だ?何故俺を襲う?」
???
「……意味は無い
斬りたいから斬る、それだけだ…」
望
「ふぅん、名前は?」
朱音
「朱音……
暁 朱音……」
望
「朱音か、いい名前だ
俺は矢人 望だ、よろしく」
朱音
「そんなこと……どおでもいいっ!!」
そう叫ぶと彼女は刀を構えた
弓を引く様な構えだ
望
「その構えは……」
朱音
「牙突ッッ!!」
瞬間、光の線が彼に向かって飛んだ
彼は彼女が叫ぶのと同時に飛び退き、それを避けた
望
「速えぇぇぇ!!」
彼の約10m後方に彼女は移動していた
刀は壁に突き刺さっている
朱音
「ちっ!!これも避けるか!!」
彼女は壁から刀を抜くと、すぐさま彼に駆け寄った
望
「おっと!!何時までも反撃無しじゃないぜ俺は!!」
そう言うと彼は側に停めてあった車に向かった
望
「ん゛あっ!!」
朱音
「!?」
彼の拳が車のドアを貫く
望
「うおぉぉぉぉぉ!!」
すると彼はそのまま車を片腕で持ち上げた
望
「おらっ!!」
そして彼は車を彼女に向かってぶん投げた
朱音
「なんて怪力……だが!!」
飛んでいった車が一瞬で真っ二つに両断された
朱音
「でやっ!!」
望
「斬鉄剣かよっ!!」
車を両断し、そのまま彼女は彼の所まで来て、刀を振った
それを彼は飛び退いて避けた
朱音
「このっ!!くそっ!!」
望
「おうっと!!危ない!!」
刀を何度も振るが、彼はそれらを素手で弾いて避ける
朱音
「くそっ、やるな!!」
望
「俺はそんな程度じゃやられないぜ?」
朱音
「くくくっ、言っていろ
ふぅ〜〜〜〜……」
彼女は深く息を吐き、深呼吸をする
望
「(何する気だ?)」
朱音
「我流剣術壱の型…『流水斬』!!」
望
「!?」
彼女が剣を振った
それを彼はさっきと同じ様に軌道を読んで避けた
筈だった
望
「これは…何だ!?」
朱音
「『流水斬』刀を振るう時、一閃ではなく波打つことで太刀筋を複雑にし、読まれるのを防ぐ技…
貴様に避けれるか!?
でやぁぁぁぁぁ!!」
望
「くっ!!」
さっきとは違い、刀の軌道が波の様に湾曲している
その為、太刀筋が読めず避けきれない
望
「(厄介だな…
技だけじゃない、この刀
俺の防刃防弾繊維で作った服と鋼鉄を越える俺の皮膚をものともせず斬りやがる
これじゃ、ガード出来ねぇな…)」
朱音
「ほらほらどうしたぁ!?」
望
「どるぅあ!!」
朱音
「!?」
彼は地面を思い切り踏み鳴らした
すると巨大な土煙が上がった
朱音
「ちっ!!煙幕代わりか!?」
手で煙を払いながら彼を探す
直後
望
「オラァ!!」
背後から彼のミドルキックが飛び
彼女の脇腹に直撃する
朱音
「がっ!?」
彼女は地面を転がりながら4〜5m先のビルの壁に突っ込み、壁に罅が走る
望
「あ〜、腕がズタズタだぜ
この借りはキッチリ返させてもらうぜ?」
指をボキボキと鳴らしながら壁にもたれかかりぐったりしている彼女に歩み寄る
望
「さて、お仕置きの時間……
!?」
そこで彼が目にしたのは
朱音
「う……くっ……」
望
「あ……」
髪が大きく分かれ、彼女の顔が露になっている
それを見て彼は唖然として、立ち止まった
月明かりに照らされ輝く美しすぎる美白の肌
宝石の如く艶やかな美しい黒髪
そして輝くルビーの様な赤い瞳
見たこともない程美しいその美少女に彼はただ茫然と立ち尽くすだけだった
朱音
「隙あり!!」
望
「うっ!?」
彼女は素早く立ち上がり、彼の胸を刀で貫いた
朱音
「ふふっ、私の顔を見たのは貴方が初めてよ
だけど、隙を見せたのが運の尽き
死んでもらうわ」
望
「はっ…可愛い顔してよく言うぜ…」
朱音
「ふん、世迷言を…」
望
「だが、残念だったな」
朱音
「!?」
望
「俺の心臓のど真ん中は数センチ下だぜ!!」
朱音
「いっ!!きゃあ!!」
彼は彼女の腕を掴み、刀を力ずくで手放させると彼女を放り投げた
望
「ゲホッ!!ちぃ、左肺を貫きやがって
危ねぇ危ねぇ、危うく心臓貫かれるところだったぜ
まぁ、動脈一本持ってかれたが」
そう言いながら彼は胸に刺さった刀を抜く
朱音
「痛っ……あ!!刀を…!!」
望
「おう、これか?
没取だぜ」
朱音
「ふん、無駄よ」
望
「なに?
なっ!?」
彼はしっかり刀を持っていたが、突然刀が手をすり抜け
宙を飛び、彼女の手に戻った
望
「その刀…ただの刀じゃねぇな?」
朱音
「『魔刀・百鬼丸』無数の悪鬼の怨霊が具現化し、生まれた刀よ」
望
「妖刀みたいなもんか…
面倒くさいものを…」
朱音
「教えてあげる、この刀は相手の生命を吸い取るの
そして吸い取った生命は私の生命のストックになるの」
望
「なに?」
朱音
「私は何千万ものの命をこの刀に吸い取らせてきた
だから私は、あと数千万回生き返れる!!」
望
「アー○ードかよ!!」
斬りかかってきた彼女の攻撃を躱しながら逃げる
望
「ちっ!!命のストックかよ!!
それにあの刀!!生命を吸い取るだぁ!?
さっきから治らねぇこの傷!!まさか此奴も」
朱音
「いい推理力ね!!そう、この百鬼丸は斬ると生命を吸い取る
それは殺してなくても傷を負わせただけでも出来る!!
傷口周辺の生命力を吸い取って治癒を妨げることが出来るわ!!」
望
「くそったれ!!こんにゃろ!!」
攻撃を捌き、ストレートを彼女に打ち込む
朱音
「甘い!!」
望
「おわっ!!」
彼女は彼のストレートを捌き、膝蹴りを彼のこめかみに叩き込んだ
望
「ちっ!!」
彼は受け身を取り、距離を取った
望
「いいぜ!!不死身とわかったらこっちにも考えがある!!」
朱音
「なに?」
望
「命をどうにか出来ねぇなら……!!」
彼女に駆け寄る
朱音
「(何をする気だ!?)」
望
「こうする!!」
朱音
「でやっ!!」
彼女の刀を捌く
すると彼は彼女の服を掴んだ
朱音
「(怪力で潰す気か!?)」
そう思った瞬間
ギュッ
朱音
「!?!?!?」
彼は彼女を抱きしめていた
朱音
「な…!?な、なななななな!?」
望
「殺せないなら、戦意を喪失させるまでだ」
朱音
「ち、ちょ、ちょちょちょ!!ちょっと!?」
望
「ほぉ、細いな
肌も柔らかい、それにいい匂いだなお前」
朱音
「ば、ば、ばばばばば!!」
望
「あったかいな〜お前」
朱音
「バカぁ!!」
彼女は赤面し、彼を両手で突き飛ばす
望
「おっ」
朱音
「う〜!!きょ、今日はこれで勘弁してあげる!!
お、覚えてろよ!!」
そう言い彼女は顔を真っ赤にして去っていった
望
「ふふ〜ん、ウィークポイント1つ発見だな」
黒髪スーパーロングストレートに黒セーラー服、黒いサイハイソックス
色白に赤眼で日本刀
もうこれ最強に可愛い!!
朱音ちゃんは私のお気に入りの娘です
あ〜、プニプニしてぇ〜
あ、お巡りさん違うんですこれはただのディープラヴです
決して疚しいことは
ふひひwwwサーセンwww(じゅるり)
タイーホ