暗殺教室 with 黒羽零士《凍結》   作:grey

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更新できずすいません。実はテストがありまして…。結果は…ご想像にお任せします。
それと現在作者は原作を9巻までしか持ってません。今週中にファンブックを含めて買うつもりです。買ったら設定を含めて少し変わるかもしれません。
というわけで修学旅行編開始です。零士とE組がどうなるかお楽しみに。



修学旅行の時間

 ー渚sideー

 

 そして修学旅行当日。僕達は東京駅で電車を待っていた。

 

 その間、E組への明らかな差別などはあったがビッチ先生の場違いな格好で収まった。

 

 まぁ、烏間先生がその後に怒って、着替えさせたけどね。

 

「みなさん、お待たせしました」

 

「殺せんせー、おはようございます! 遅かったね」

 

「はい。少し手間取ってしまいまして…」

 

 そう言うと殺せんせーはE組の前に1人の生徒を出す。

 

 彼は昨日、倉橋さんを人質にとって暗殺をしようとしたプロの殺し屋“ゼロ”だ。本名は黒羽零士。僕達は誰1人、彼の到着をよく思っていなかった。僕達と彼との間には昨日の一件によって埋める事の難しい深い溝が出来ていた。

 

「んだよ! このタコ! 俺は行かねぇって言っただろうが!」

 

 おそらく、無理矢理連れて来られたのだろうな。それだけには少し同情する…。荷物、多いな…多分殺せんせーに色々入れられたんだろう。可哀想に…。

 

「ダメです。サボりは許しません。休みたければ欠席すると前もって連絡してください」

 

「はぁ? じゃあ休みまーす。」

 

「ダメです。もう来ちゃってますから」

 

 その言葉に零士は諦めたのか黙ってE組の普通車に一番に乗り込んだ。

 

 それを見て、僕達を乗り込む。

 

 そしてみんなは零士君が来る事に納得してない様子だ。でも僕は…倉橋さんの言っていた通り、彼の優しさとかが知れたらなと思ってる。

 

「なぁ、渚。電車出たけど…殺せんせーどこ行った?」

 

 杉野が渚に尋ねる。

 

 そういえば見てない。零士君を連れて来た後どこに行ったんだろう?

 

 そう思いながら僕は窓の外を見てみる。

 

「うわっ!

 何で窓に張り付いてんだよ、殺せんせー!」

 

 何故か窓に張り付いていた。国家機密が何やってんだろう…。

 

 僕はとりあえず殺せんせーに電話して聞いてみる。

 

 {いやぁ、零士君が朝食を食べていなかったので駅弁を。沢山あって迷っちゃいまして…}

 

 なぁんだ、零士君の為だったのか。

 

 僕がそう思っていると、殺せんせー手に持っている袋の中の物見ながらヨダレを垂らしていた。

 

 ……これ…絶対…スウィーツ狙いだ…。

 

「先生、その手のやつスウィーツだよね」

 

「にゅやッ! バレてしまいましたか…。いゃあ、本当は駅中スウィーツを買ってて遅れまして。次の駅までこのままです」

 

「渚、何だって?」

 

 茅野が聞いてくる。

 

「えっと…このまま次の駅だって」

 

「それ、バレちゃうじゃん…」

 

 確かに茅野の言う通りだ…。バレる…国家機密なのに…。

 

「ご心配なく、渚君、茅野さん。保護色にしてますから。服と荷物が張り付いている様に見えるだけです」

 

「「「「「それはそれで不自然だよ!」」」」」

 

 

 そんな事をしてる間に次の駅に着き、殺せんせーは乗り込んで来た。

 

「はい、零士君。駅弁です。美味しいですよ」

 

 最初に零士の所へ行き袋から弁駅弁を出す。

 

「……いらねぇよ…」

 

「そんな事言わずにほらっ。あーん」

 

「…“あーん”じゃねぇよ! 自分で食うわ!」

 

 零士は殺せんせーから弁当をひったくる様にして取る。

 

「それにしても疲れました。目立たないようにするのも大変ですねぇ」

 

「殺せんせー、ほれ。

 まずそのすぐ落ちる付け鼻から変えようぜ」

 

 菅谷がひょいと何かを投げた。

 

「…おお! 凄いフィット感!」

 

「顔と雰囲気に合うよう削ったんだ。俺そんなん作るの得意だからさ」

 

 修学旅行になると菅谷君の様に、みんなの意外な一面が見れる。零士君の事も何か見えるんだろうか?

 

 ー渚sideoutー

 

 ー零士sideー

 

「なぁ、みんなトランプしようぜ」

 

 前原が1班のみんなに声をかけてトランプが始まる。

 

 とはいえ“みんな”というのにも語弊がある。

 

「黒羽はどうするんだよ。やりたいのか?」

 

 前原は明らかに俺にやってほしくなさそうな顔で聞く。

 

「やらねぇよ。分かってるくせに聞くんじゃねぇよ、バカ」

 

「んだと! お前はいちいちそういう事ばっかりだな! 少しは謝ろうとかクラスに馴染もうとかないのかよ!」

 

 前原が零士のそんな態度に対し、思わず声を荒げる。周りの席に同じ班のメンバーはいるものの誰も止めようとはしない。おそらく前原の意見に肯定的なのだろう。

 

「だから…テメェらと仲良くするつもりはねぇって言ってんだろうが!」

 

「前原君、黒羽君、やめなよ! 修学旅行くらい楽しくやろうよ。」

 

 倉橋は見ていられなかったのか止めに入る。

 

「俺は無理矢理連れて来られたんだ。楽しむつもりは微塵もねぇ。

 そんじゃあ、邪魔者は移動するとしますよ」

 

 零士は荷物を持って席を離れた。

 

「ちっ、何で俺がこんな事しないといけねぇんだよ」

 

 零士は昨日の暗殺失敗を未だに引きずっている。その為、誰が見ても分かる程イライラしている。

 

「それは君が殺し屋である前に生徒だからです。生徒が学校行事に出ても全くおかしくないですよ」

 

「そういう事言ってんじゃねぇよ、ターゲット!」

 

「だから間違った事に対してはきちんと謝罪をするべきです。まずは倉橋さん。続いてE組のみんなにです」

 

「無理だよ。俺が土下座しても許さねぇ奴は許さない。するつもりはねぇけど」

 

「では零士君。君に宿題です」

 

 いきなり殺せんせーがよく分からない事を言い出す。

 

 宿題? 意味分かんねぇ。

 

「この修学旅行で他のみんながどんな人なのか、少しでも知ってください」

 

「…どんな人かを知る? バカ言え。無理だよ…。俺は…もうこのクラスには馴染めない」

 

 零士は表情を暗くする。まるで自分のやった事を後悔するかの様に。

 

「本当はみんなと仲良くしたいと思っているんじゃないですか?」

 

「! …んなわけねぇだろ! 俺は殺し屋だ。1人で殺ってやるよ、テメェをな! あんな奴等と協力なんてするかよ!」

 

 零士は声を荒げた後、殺せんせーから離れて行く。

 

「零士君、やはり君は倉橋さんの言う通り、根は優しい生徒です。この修学旅行で変われると先生は信じていますよ」

 

 殺せんせーの呟きは零士に向けられたものだったが、零士の耳に届く事はなかった。




零士は実際の所どうなんでしょうかね。修学旅行編は少しオリジナル設定を入れつつ全部で4話か5話になる予定です。
さてこれからどうなっていくのかお楽しみに。
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