暗殺教室 with 黒羽零士《凍結》   作:grey

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ようやく終わった修学旅行。まぁ、久々にゆる〜い感じになってます。まぁ、次からあの子が来ますから。

零士「あの子?誰だよそれ。」

君は知らなくていいの。それ言ったら君絶対面倒な事するから、

零士「あっそ。まぁいいや。というわけで今回はほのぼのと行きます。
では本編スタート!」



修学旅行の時間 六時間目

 零士はあの三日月の下でリフティングをしていた。

 

「メアリ……俺、やっと居場所が出来たよ。止まってた時間も動き始めた。ここでなら俺はやっていけそうだ。でも……いや、何でもない」

 

 そしてもうこの世にいない恋人に今まであった事を報告する。

 

「……月が綺麗だな…三日月だけど」

 

 ふと上を見上げて呟く。

 

「そうだね」

 

 すると後ろから誰かに声をかけられた。

 

「! なぁんだ、陽菜乃か…。驚かせんなよ」

 

 後ろから声をかけて来たのは陽菜乃だった。

 

「嘘吐かないでよ。ボール、落としてないくせに」

 

「そんなんで落とすかよ」

 

 倉橋は零士の言葉を無視して話す。

 

「それにしても月、本当に綺麗だね。

 そういえばさ、月ってなんか零士君に似てるね」

 

 何の前触れもなく、倉橋はそんな事を言う。

 

 “月に似てる”…か。アイツにも言われたな、そんな事。

 

「な、何で笑ってるの? 私、何もおかしな事言ってないよ!」

 

「はは、ゴメンゴメン。そうじゃないんだ。ただ…メアリ、死んだ恋人にも同じ事言われた事あってさ」

 

「へぇ、そうなんだ。じゃあ私の考えも間違ってないって事だね」

 

 おそらくあえてメアリの事には触れなかったんだろう。ありがたい。

 

「俺そんなに月っぽいか? 自分じゃ自覚ないんだけどなぁ」

 

「似てるよ。だって、零士君って色んな顔があるじゃん。例えば殺し屋“ゼロ”の顔とか、A組“黒羽零士”の顔とか、私のクラスメートの零士君の顔とかさ。まだ2週間ぐらいなのにもうこんなに見つけちゃったよ!」

 

 倉橋が楽しそうに言う。

 

「平和そうな頭してんなぁ。でもメアリも同じ様な事言ってたっけな」

 

「平和そうな頭って…何でそんな事言うかなぁ。口悪いとモテないよ。(私はそんな人の事好きになってるんだけど…)」

 

「じゃあ幸せな脳みそ?」

 

「変わってない!」

 

「でも……それでいいだろ。()()()()()()と同じ思考回路ってのは、褒められる事じゃないしな」

 

 零士の表情は少し暗くなる。

 

 やっぱり俺とこいつらは…少し違うのかもな…。

 

「………くん、…士君、零士君!」

 

「えっ…な、何?」

 

 どうやら呼ばれたらしい。

 

「またぼーっとしてる。やっぱり何かあったの?」

 

「何でもねぇよ。

 ところでさ、俺が月なら陽菜乃は太陽だよな」

 

 零士が強引に話題を変える。倉橋としては呼び掛けても反応のなかった零士を心配していただけなのだが…。

 

「どうして?」

 

「お前のおかげでクラスに馴染めたから。お前が月である俺を照らしてくれたからE組のみんなに本当の俺を見せる事が出来たから、かな」

 

 少し顔を赤くしながら言う。倉橋もいきなりお礼らしき事を言われ恥ずかしく顔を赤くする。

 

「それは褒めてるんだよね?」

 

「当たり前だろ。これのどこにバカにしてる要素があるんだよ。生き物ばっかりのその頭でも理解出来るだろ、それぐらい」

 

 どこか素直に慣れない。ツンデレとは少し違うが零士はそんな感じだ。

 

「何で零士君はそういう事ばっかり言うかなぁ。でもさ、メアリちゃんにもそんな感じなの?」

 

「さぁな。でもお前とは違うかも。それにアイツは太陽よりも星って感じだし」

 

「違うの? 私てっきり零士君には誰にでも同じ様な事言うのかと…」

 

 倉橋の本音が思わず出でしまう。おそらく今までの会話からそういう風に考えていたのだろう。

 

「お前の中で俺はそういう扱いなのか…。オーケーオーケーよぉく分かった」

 

「ちょっと待ってよ!そういう意味じゃないから!」

 

「はははっ、嘘だよ。陽菜乃、お前…そういう反応カワイイな」

 

「……///////(そういう事平気で言わないでよ…)」

 

 倉橋は零士に振り回されてばかりだと思っている。しかし零士も倉橋に振り回されていると思っている。おそらくこれくらいの距離感が丁度いいと2人は感じているのだろう。

 

「クシュんっ。……///。ちょっと寒いね…。もう直ぐ夏なのに…」

 

「バーカ。もう直ぐ夏でもまだ夜だ。そんな格好で来るからだ。別にこのパーカーを貸してもいいけど…その浴衣には合わないからな。そろそろ部屋戻ろうぜ」

 

「…うん、ありがと。心配してくれて。やっぱり優しいね」

 

 やばっ…普通に照れるんだけど……。

 

「……おう…//。ほら、早く戻ろうぜ」

 

 

 ー渚sideー

 

「……何だかんだで結局は暗殺になるね」

 

 茅野が渚に声をかける。

 

「うん」

 

「明日最終日かぁ。楽しかったね修学旅行。みんなの色んな姿見れて。特に黒羽君とか。あんなに毒気あったのにすっかり抜けちゃってさ」

 

 彼はこの修学旅行で変わった。むしろA組の頃よりも良い人になった。まあ、良い人って文字通りではないけど…。

 

「………」

 

「? どしたの?」

 

「…うん。ちょっと思ったんだ。修学旅行ってさ終わりが近付いた感するじゃん。暗殺生活は始まったばかりだし、新しいクラスメートとの関わりも本当のスタートは今日からで。

 地球が来年終わるか分からないけど。このE組は絶対に終わるんだよね。来年の3月で」

 

 渚は遠くを見ながら言った。

 

「…そうだね」

 

「零士君だけじゃなくてみんな事、もっと知ったり、先生。殺したり、やり残す事なく過ごしたいな」

 

「…とりあえず、もう一回位行きたいね、修学旅行」

 

「うん」

 

 そうすればもっと色々知れるんだろうな。

 

「例えばさ、零士君は……鈍感で少し天然、そしてそんな彼に倉橋さんは惚れてる。とかね」

 

 窓から見える2人を見ながらそんな事を言う。

 

「そうだね。倉橋さん、分かりやすいもんね、あの様子だと。…黒羽君も好きなのかな?」

 

「どうなんだろ。気にはしてるっぽいけど…意味が少し違ったんだよね」

 

「ははは…倉橋さん、頑張って」

 

 その時殺せんせーが烏間先生の部屋に入った。これはチャンスかもしれない。

 

「零士くーん‼ 今殺せんせーが烏間先生の部屋に入ったんだ。殺すの手伝ってよ! 倉橋さんも!」

 

 すると直ぐに手を上げて反応した。

 

「おう!今行く!」

 

 

 こうして僕達の修学旅行は終わった。新たな仲間も加わり、ますます殺る気が出てきた。




短くなった。割と。あの鈍感主人公を書いてるとこっちがイライラする!早くくっつけ!イチャイチャしろ!でもイチャイチャし過ぎるな!

というわけでお気に入り登録や感想はいつも通り待ってます。さらに零士への文句やら呪いやら色々あるでしょう。それらもどうぞ。零士の事呪っちゃってくださいw。

零士「はァ?どういう意味だコラ!」

気にせずどうぞ〜。
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