暗殺教室 with 黒羽零士《凍結》   作:grey

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今回で律が仲間になります。零士はどんな活躍をするのか⁈

零士「さぁね。活躍なんかしねぇかもよ。期待せずに見てくれよ。どうせこんな作者なんだから。」

おいΣ!

零士「では本編スタート!」



自律の時間

「ふあぁぁぁ、眠みぃ…」

 

「おはー。大っきな欠伸だね、零士君」

 

零士が盛大に欠伸をしていると後ろから倉橋が挨拶してくる。零士も当然“おはよう”と返す。

 

「寝れなかったの?」

 

「ん? まぁな…。ちょっとやる事があってな。ふあぁぁぁ」

 

そんな感じで話している内に教室に着いた。

 

「今日もあの転校生いるのかな?」

 

「大丈夫だよ。今日はちょっと違うはずさ」

 

ガラッ

 

「あれ? 何か…体積がデカくなってんぞ…。あれ?俺、こんな予定なかったんだけど………」

 

「本当にデカくなってる…。何があったの?」

 

すると自立思考固定砲台が起動した。

 

「おはようございます! 零士さん、倉橋さん!」

 

………………。

 

「何だよこれΣ!」

 

零士が驚いている間にも倉橋は先にいた渚と杉野に事情を聞く。

 

「渚君、何がどうなったの?」

 

「…僕にもさっぱり……」

 

そんな時、殺せんせーが教室に入って来た。

 

「おい、殺せんせー! 転校生に何したんだよ! 俺ここまでやってねぇぞ!」

 

「はい。零士君が強調に使うソフトの一部を調達してくれたので早く終わりました。あれの他にも色々やってみたんです」

 

零士はもはやツッコむ気力をなくしているようだ。

 

「例えば、親近感を出す為の全身表示液晶と体・制服こモデリングソフト。全て自作で8万円!」

 

「今日は素晴らしい天気ですね! こんな日を皆さんと過ごせて嬉しいです!」

 

「殺せんせー! 俺の渡したやつこんなんじゃなかったぞ!」

 

「少し弄ってみました! せっかくなのであざとくしたんです」

 

「弄るな! そんでもってあざとさはいらねぇよ!」

 

「因みに零士君のソフトを少し弄ったので出費は5万です」

 

金かかるならわざわざそこまでやるなよ……。

 

「(転校生がおかしな方向に進化してきた)」

 

「渚君、戻ってきてΣ!」

「おい渚!」

 

渚はまさかの展開に驚いて何か色々とどこかに行ってしまった……。そしてそれを戻そうと杉野と倉橋が奮闘する。

 

「そして先生の財布の残高…5万5005円!」

 

「あ、わりぃ殺せんせー。そのソフトくれた奴からこれ。請求書と写真」

 

殺せんせーは請求書と写真を見ると顔を青くした。そして零士に諭吉と英世を5枚ずつ渡した。

 

「最終的に……先生の財布の残高…5円!」

 

「ご縁がありますように」

 

「零士君…何かズレてる……」

 

それにしても殺せんせーの顔を青くさせた写真とは何だったのだろう。殺せんせーがマッハで処分した為分からなかった。

 

 

「庭の草木も緑が深くなってますね。春も終わり近づく初夏の香りがします!」

 

因みにムード音楽再生機能で今教室には音楽が流れている。

 

「一晩でえらくキュートになっちゃって…」

 

「これ一応固定砲台…だよな?」

 

すると態度の悪い寺坂が言う

 

「なに騙されてんだよお前ら。全部、人質取るような殺し屋とタコのもんだろ。愛想良くても機械は機械。どーせまた空気読まずに射撃すんだろポンコツ」

 

自立思考固定砲台は寺坂の方を向き直し言った。

 

「……おっしゃる気持ち、分かります。昨日までの私はそうでした。“ポンコツ”、そう言われても返す言葉がありません」

 

流石あざとさを追加しただけの事はある。彼女は寺坂の暴言に泣いてしまった。

 

そしてもう1人暴言によって泣きかけている奴がいた。

 

「……だよな…そうだよな…。俺あんな事したんだもんな………。そう言われても仕方ねぇよな…。どうすりゃ俺は…許してもらえるんだ……?」

 

零士もまた盛大に凹み、やや涙目になっていた。

 

「あーあ、泣かせた」

 

「寺坂君が二次元の女の子と三次元の男の子泣かせちゃった」

 

片岡と原が寺坂を責める。

 

「何か誤解される言い方やめろΣ! ていうか黒羽テメェメンタル弱すぎだろΣ!」

 

「いいじゃないか2D(にじげん)…。Dを1つ失う所から女は始まる。そして男に興味はない」

 

「「「竹林、それお前の初ゼリフだぞ、いいのかΣ⁈ そして零士の扱い雑Σ!」」」

 

零士の心はどんどん傷ついていく。

 

「大丈夫だよ、零士君。私は気にしてないから」

 

「ありがとよ、陽菜乃」

 

そして零士は倉橋に慰めてもらう。僅か2日で定番となったやり取りだ。

 

「でも皆さんご安心を。殺せんせーと零士さんに諭されて…私は強調の大切さを学習しました。私の事を好きになって頂けるよう努力し、皆さんの合意を得られるまで…私単独での暗殺は控える事にします」

 

自立思考固定砲台は(零士が立ち直るよりも早く)泣き止み微笑んで言った。

 

「そういうわけで仲良くしてあげてください。ああ、もちろん先生は彼女に様々な改良を施しましたが彼女の殺意には一切手をつけてはいません」

 

自立思考固定砲台が武器を出しながら笑って反応する。

 

「先生を殺したいなら彼女は心強い戦力になるはずですよ」

 

 

理科の授業で居眠りをしていた菅谷に自立思考固定砲台がサービスという名のカンニングをしたり、自立思考固定砲台はクラスにさらに馴染んできているようだ。

 

そして………昼休み。

 

自立思考固定砲台の周りには人集りが出来ていた。

 

「へぇーっ。こんなのまで体の中で作れるんだ!」

 

「はい。特殊なプラスチックを体内で自在に成型できます。設計図があれば銃以外も何にでも!」

 

「おもしろーい!」

「じゃあさ、えーと…花とか作ってみて」

「分かりました。花の形を学習しておきます」

 

自立思考固定砲台は倉橋や矢田、岡野と話しながら千葉と将棋をしていた。

 

「王手です、千葉君」

 

「…3局目でもう勝てなくなった。なんつー学習能力だ」

 

「ヤバいなそれ。龍之介は別に弱いわけじゃねぇのにな」

 

「ああ、千葉も強いはずなのにな」

 

零士と菅谷がその結果に驚く。

 

因みに零士は千葉とも下の名前で呼び合う仲になっている。休み時間、よく将棋をやったりしているからだ。実を言うと零士も彼女にとっくに負けている。

 

「思いのほか大人気じゃん」

 

「1人で同時に色んな事こなせるし、自在に変形出来るし。」

 

杉野と茅野の会話が聞こえたのか、殺せんせーが焦り始める。

 

「…しまった」

 

「? 何が?」

「どうしたんだよ殺せんせー」

 

渚と零士が同時に聞く

 

「先生とキャラがかぶる」

 

「「かぶってねぇよ / かぶってないよ 1ミリも!」」

 

そして殺せんせーは何も間違えたのか大慌てでクラスのみんなに呼びかける。

 

「皆さん皆さん!

先生だって人の顔ぐらい表示出来ますよ。皮膚の色を変えればこの通り」

 

言葉通り殺せんせーは顔に人の顔を表示する。

 

もちろんみんなの評価は…、

 

「「「「「キモイわΣ!」」」」」

 

そして隅っこで小ちゃくなった。

 

そんな殺せんせーはほっといて片岡が提案する。

 

「あとさ、このコの呼び方決めない?“自立思考固定砲台”っていくらなんでも」

 

片岡の提案でみんなは一斉に考え始める。

 

「だよね」

 

「……そうだなぁ」

 

「何か1文字とって…」

 

「自…律…そうだ。じゃあ“律”で!」

 

不破が思いついたようだ。

 

「安直~」

 

木村が言う。

 

「“律”か…。俺はいいと思うぜ。なぁ、お前はどうだ?」

 

零士は不破のアイデアに賛成し、自立思考固定砲台に尋ねる。

 

「…嬉しいです! では“律”とお呼びください!」

 

少し離れた所では渚とカルマが話していた。

 

「上手くやっていけそうだね」

 

「んーどうだろ。寺坂の言う通り、零士や殺せんせーのプログラム通り動いてるだけでしょ。機械自体に意志があるわけじゃない。あいつがこれからどうするかは開発者が決める事だよ」

 

 

翌日

 

零士達が登校して来ると律は元に戻ってしまっていた。

 

「おはようございます、皆さん」

 

「「「「「(…………元に戻っちゃった)」」」」」

 

「“生徒に危害を加えない”という契約だが…“今後は改良行為も危害とみなす”と言ってきた」

 

そして烏間先生は寺坂からガムテープを取り上げた。

 

「君らもだ。“彼女”を縛って壊れでもしたら賠償を請求するそうだ。開発者(持ち主)の意向だ。従うしかない」

 

その時、零士は対人用のダガーを持って立ち上がって律の前に行った。

 

コンコン

 

そして軽く叩いた。

 

「なぁ、烏間先生。賠償さえ払えるんなら壊してもいいんですよね。こんなポンコツ、ない方がマシだろ」

 

「やめろ。いくらかかると思ってるんだ。防衛省でも庇えなくなるぞ」

 

「金なら他の依頼をこなせば何とかなる。とはいえそれは、“律がポンコツなら”の話ですけど。なぁ律、お前、ポンコツか?」

 

零士はしっかりと律の目を見て聞く。

 

「もう少し遊んでもいいじゃないですか、零士さん」

 

「へぇ、じゃあポンコツではないと? じゃあ証拠は?」

 

「でしたら…これでどうですか?」

 

ジャ キッ

 

律は銃を展開させる部分から沢山の花束を出した。

 

「花を作る約束でした。殺せんせーと零士さんは私のボディーに985点の改良をしました。そのほとんどは……開発者(もちぬし)によって削除・撤去・初期化してしまいました。

 

しかし学習したE組の状況から()()()は“協調能力”が必要不可欠と判断しました。そして消される前に関連ソフトをメモリの隅に隠しました」

 

零士は笑いながら律に尋ねる。もう武器は完全におろしている。

 

「律、要するにお前何したんだ?」

 

「はい。私の意志で産みの親(マスター)に逆らいました」

 

それを聞いてクラス中が笑顔になる。先程までの重い空気はどこかにいった。

 

「零士さん、殺せんせー。こういった行動を“反抗期”と言うのですよね。“律”は悪い子でしょうか?」

 

「さぁね。俺じゃあよく分かんねぇや」

 

代わりに殺せんせーが顔に丸を描きながら答えた。

 

「とんでもない。中学三年生らしくて大いに結構です」

 

「律、ようこそ、3-Eへ。歓迎するぜ」

 

「はい! よろしくお願いします!」

 

こうしてE組の仲間が1人増えた。これからはこの28人で殺せんせーを殺してやる!




というわけで律が仲間に加わりました!

零士「だな。本当に心強い仲間だよ。」

おっ、やけに素直じゃん。

零士「まぁ偶にはな。」

面白くない…。

零士「うっせぇ。」

面白くないんでここら辺で。次回は前原かな?
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