暗殺教室 with 黒羽零士《凍結》   作:grey

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先に言っておきます。タイトル詐欺です。まだ護衛始まりません。作戦会議だけです。

ついに出ました。レッドアイとの会話でも出たり、零士も偶に考えていた彼が出ます。ついでに新たな殺し屋も1人追加です。


では本編スタート!


護衛の時間

 

 

 

「着いたぜ、ロンドン!

はぁ、本当にテンション下がる!」

 

俺が何を言ってるのか分からない人が大半だろう。

 

俺はロンドンにいる。

 

え?そこから分からないって?じゃあ話は昨日の放課後、烏間先生に怒られた後から始まる。

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

「そうだ、零士君。急にロンドンに行く事になったそうだな。個人的にはこちらの暗殺に集中して欲しいんだが。龍牙から君の力がどうしても必要だから、と言われてしまってな」

 

烏間先生が零士にそんな事を言う。しかし零士にはそんな話、身に覚えがない。

 

「烏間先生、俺…何の事だかさっぱり何ですけど……」

 

「そうなのか?てっきり君の方にも話がいっているとばかり思っていた」

 

「はぁ、また龍さんか……。あの人、俺が他の依頼あるの知ってんのに別の仕事も入れてくるんだもんなぁ。

烏間先生、公欠扱いって出来ますか?出席日数ヤバいんで」

 

「…理事長にダメ元で交渉してみよう。期待はしないでくれ。

 

君も大変だな」

 

「烏間先生程ではありません。迷惑かけてすいません」

 

お互い色々と苦労している2人が互いの大変さを改めて理解した瞬間であった。

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

“Assassin’s cafe”にて

 

「おいコラ、龍さん!どういうつもりだ!何でロンドンに行くんだよ、俺が!」

 

殺気丸出しの零士が勢いよく、例の部屋に入る。

 

「よぉ、レイ。今日も学校お疲れさん」

 

龍牙はなぜか機嫌がいい。この店の殺し屋達曰く、龍牙は何の前触れもなく機嫌がよくなったり悪くなったりするらしい。

 

「お疲れ、零士。コーヒーいる?私も飲むから、ついでに淹れるよ」

 

「ありがと、舞。頼むよ」

 

零士は舞が淹れたコーヒーを一口飲んで落ち着いたのか、先程の龍牙に対する殺気が消えた。

 

「龍さん、今更依頼受けないとかしないからさ、その内容を教えてくれよ」

 

「おっ、分かってんじゃん。じゃあ依頼の説明いくぜ。舞、よろしく!」

 

………コイツ…本当に殺し屋か?父親か?無責任だな。

 

心の底からそう思った零士であった。

 

「はぁ、了解、お父さん。零士には明日の朝一番にロンドンに行ってもらうよ」

 

「…ちょっと待てΣ!何で明日に行くって話を前日の夕方に知らせんだよ!龍さん、テメェ死にてぇのか!」

 

「まぁ落ち着けよレイ。そのコーヒーでも飲め」

 

「ああ、飲むよ!アンタが淹れたわけじゃねぇけどな!

はぁ、もういいや。依頼の話を頼むよ」

 

「分かった。明日、ロンドンに向けて飛んでもらった後、そこで“ブレット”が迎えに来てくれてるから。あっ、因みにこの依頼は最初“ブレット”が受けたもので、1週間前に“ラピス”も追加で行った。零士は2人目の追加だよ」

 

“ブレット”も“ラピス”も龍牙の弟子やら仲間といった奴らだ。“ブレット”は零士と2年間コンビを組んでいる。殺せんせーの依頼が来るまではずっと組んでいた。

 

「ちょっと待てよ。その2人が行ってるのに俺も行くのか?近距離暗殺メインじゃないけどさ、2人がいれば大抵の奴は殺れんじゃねぇの?」

 

「今回の依頼ね、殺しじゃなくて護衛なの」

 

「護衛?」

 

「そう。そしてこの依頼はお父さんの知り合いの護衛。依頼主はお父さんだから、報酬は1ヶ月間のバイト代2倍だってさ」

 

しょぼい報酬だな……。

 

「へぇ、護衛ねぇ。龍さんが護衛して欲しい人なんだろ、仕方ねぇな。殺し屋“ゼロ”、その依頼、承った」

 

何となくそれっぽい事を言ってみた零士。後々、これを龍牙に録音されていて店で大笑いされたのはまた、別の話。

 

「何言ってんだ、レイ。この依頼、どっちかと言うとお前の為だぜ」

 

「は?」

 

「護衛対象はコイツだ。この書類にある程度の個人情報と今までの依頼の状況が載ってる。向こうに着くまでに読んどけ」

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

「“マーク・コバルト”、45歳。3年前からフリーの仕事師として活動。元“リュミエール家”の使用人兼用心棒か……」

 

零士は龍牙からもらった資料の個人情報のページを見ていた。

 

「確かにこれは…俺の為だな。全く……変な気、使いやがって」

 

その後も資料を必要以上に読み込み、気づけば一睡もせずに零士を乗せた飛行機はロンドンに着いていた。

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

零士は飛行機を降りた後、すぐに空港を出た。

 

理由は特にないが仕事上、あまり人がいない所の方が落ち着くのだ。

 

「よっ、零士。久しぶりだな。元気そうでよかったよ」

 

目の前に現れたのは茶色の髪をした零士と同じくらいの少年だ。

 

「お前も元気そうだな、優希」

 

彼の名前は白河 優希(しらかわ ゆうき)。コードネームは“ブレット”。同い年の殺し屋だ。

 

「悪いな、わざわざロンドンまで手助けに来てもらってさ」

 

「全くだ。昨日その事を知らされ、日本での依頼を一時中断して来たんだぜ」

 

「依頼の途中だったのか。なおさら悪いな。いいのか?その依頼は」

 

「あぁ。他にも暗殺者はいるからな。俺抜きでもそこそこ何とかなるさ」

 

「へぇ、同業者が他にもいるのか。どんな奴だ?俺も知ってる?」

 

ヤベッ、国家機密だった…。

 

「多分知らねぇと思うよ。というか他人の依頼の詮索はマナー違反だぜ」

 

「まぁ、それもそうだな」

 

零士と優希は話しながら今夜泊まるホテルを目指す。

 

 

 

 

「あっ、来た来た!遅い、2人共!」

 

そこにいたのは毛先を青く染めている少女(それは見た目だけで実年齢は26歳)だった。

 

「これでも朝一番の飛行機で来てんだよ、ルリ」

 

名前は青山 瑠璃(あおやま るり)。コードネームは“ラピス”。

 

「はいはい、分かったわよ。とにかく部屋、早く行きましょ。3人とも同じ部屋でいいよね」

 

「俺らはいいけどルリ姉はいいのかよ」

 

優希がルリに聞く。最もな質問である。

 

「いいのいいの。あんた達に私を襲う覚悟なんてあるの?あるならどうぞ、ご自由に襲ってください」

 

「バーカ。襲ったら返り討ち確定だよ。俺らがルリに敵うわけねぇだろ」

 

ルリはそれを聞いてやや不満そうだ。襲って欲しいのか欲しくないのかどっちなのだろう。

 

「ルリ姉。零士だって流石に疲れてんだ。部屋でゆっくり休ませてやろうぜ。まぁ、依頼の説明もするけどさ」

 

「はいはい。本当に“ブレット”は真面目だねぇ。優希はただの()()()なのにさ」

 

「ルリ姉、否定はしないけどさー、“変態”は酷くない?俺はただ沢山の女の子を同時に愛したいだけなんだけど……」

 

「それを世間は“女たらし”か“変態”と呼ぶんだ。はぁ全く、お前はオン・オフが激しいんだよ」

 

やはり日本とロンドン、場所は違っても零士の立ち位置は変わらないらしい。彼のツッコミのスキルはここから来ているのだろう。

 

そんな感じでくだらない会話をしながら3人は部屋に着き、中に入る。

 

「ふぅ~、疲れたぁ。荷物はあんまりないけど、やっぱり飛行機は疲れるわ」

 

「零士ー、ルリ姉ー!コーヒー淹れるけど飲むか?」

 

「「飲む!」」

 

優希が慣れた手つきでコーヒーを淹れていく。

 

「やっぱ優希のコーヒーは美味しいね。本当、何でも出来るわね、アンタ」

 

「本当だよな。狙撃にトラップ、潜入に尾行、コーヒー、そして…」

 

零士は一度言葉を切る。そしてルリと共に“せーの”という感じで息を合わせて言う。

 

「「女装!」」

 

ゴンッ

 

「やりたくてやってる訳じゃねぇんだよ!」

 

因みに優希はウィッグをつけると女にしか見えない。長さや色を変えるだけで様々な年齢の女性に変装出来る。本人は嫌なみたいだが。

 

「何言ってんだよ。今回の作戦を見る限り、また女装するんだろ」

 

「そうよ、優希。この作戦、アンタが女装する事前提じゃない」

 

「…うっせぇ。コレが一番成功確率が高いんだよ」

 

正直、本当は女装したいんじゃ、と思ってしまう。

 

「まぁ、それは置いといて、最終確認といこうぜ」

 

零士が仕切り直す。まぁ、事の発端はコイツなのだが。

 

「はいよ。まず明日以降の夜、俺が女装をしてマークさんと一緒にいる。」

 

「私とレイで2人を尾行してる奴を見つける」

 

「見つけたら優希が俺とルリがいるビルの下まで誘き寄せて、優希はマークさんと共にワイヤーでビルの屋上へ移動。俺はその尾行してた殺し屋を拘束」

 

「その後は私の役目。その殺し屋からマークさん、及び今まで殺された元“リュミエール家”関係者を狙った奴らを突き止める」

 

淡々と3人は作戦を確認していく。流石は今まで共に依頼をこなしてきた事はある。息がピッタリで無駄がない。

 

「よし、じゃあ作戦開始は明日の夜から。今日はそれに備えて寝よう!」

 

「何言ってんの、レイ。本番はこれからでしょ!」

 

「そうそう、明日の朝まで飲み明かそうぜ!」

 

ルリはビール瓶、優希はワインのボトルを持って笑っている。

 

「やめてくれ~!」

 

結局、零士は何だかんだ言って一番飲んだという。

 




1つ言っておきます。飲酒の描写がありますが殺し屋だからそういう事してもおかしくないんじゃないかと思って書きました。ルリは成人してるので大丈夫ですが。零士と優希は未成年です。零士はあまり飲みませんがかなり飲めます。例えばどこかの海賊剣士ぐらい。優希は結構飲みます。ですが零士ほど酒に強くありません。

後々詳しい情報は載せますが一応下に優希(ブレット)とルリ(ラピス)の簡単な紹介を載せます。


白河 優希(しらかわ ゆうき)
年齢:14歳
コードネーム:ブレット
武器:銃(ハンドガンからライフルまで)
特徴
・零士(ゼロ)とは2年前からコンビを組んでいて、その実力の高さから「このコンビと戦うと生きて帰れない」とさえ言われた
・零士が近距離暗殺及び戦闘に特化しているのに対し優希は遠距離暗殺に特化している。しかし二代目死神並の数のスキルを習得している為、スナイパーというよりオールラウンダー
容姿:キリト(SAO)を茶髪にした感じ。中身は似ても似つかないものが多い
イメージcv:小野 賢章


青山 瑠璃(あおやま るり)
年齢:26歳
コードネーム:ラピス
武器:ハンドガン(2丁拳銃)
特徴
・童顔なのがコンプレックスだが実年齢より若く見られる事が多いのでギリギリセーフ。おばさんと言われるとキレる
・自他共に認めるテキトー人間
・実は零士に“縮地術”を教えたのは彼女
容姿:篠崎 里香(SAO)の毛先を青く染めた感じ
イメージcv:喜多村 英梨


こんな感じです。容姿がどちらもSAO…。まぁ好きなので。

次回もオリジナル。どれぐらいで終わるかな〜
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