暗殺教室 with 黒羽零士《凍結》   作:grey

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投稿遅れててすいません。高校の移動教室や夏期講習で遅くなりました。出来る限り更新ペースを維持出来るよう頑張ります

というわけでロヴロさん登場。作者の中では結構好きなキャラです←正直どうでもいい……

では本編スタート!



LRの時間

 

 

 

 

「ふあぁぁぁぁっ、眠みぃ………」

 

零士が盛大にあくびをする。そして今は授業中。もちろんあのタコが黙っていない

 

「コラ、零士君!授業中にあくびをしない!」

 

「すいませーん。ふあぁぁぁぁぁぁっ。でもさ殺せんせー、少し考えてみてよ。授業中に寝る生徒を容認する教師ってさ巨乳の女子大生にモテると思わない?」

 

反省の様子は全く見られない

 

「にゅやッ。そ、そうなんですか?じゃ、じゃあ仕方ないですねぇ」

 

何て大人だろう。こんな嘘に騙されている

 

「「「「「そんなわけないだろ / でしょ!」」」」」

 

「にゃやッ!騙しましたね、零士君!」

 

「ふあぁぁぁぁっ。騙される方が悪いんだよ、バーカ」

 

だが、殺せんせーがあまり強く注意しないのにも訳がある。なぜなら零士はほんの数時間前まで空港にいた。飛行機に乗ってロンドンから帰って来たばかりなのだ

 

「零士君、そんなに眠いなら学校は今日休んでも良かったんですよ。君は仕事で疲れてるんですから」

 

「………でもさー殺せんせー。俺の出席日数がヤバいの知ってんだろ。今回ロンドンにいってる間、理事長が公欠にしてくんなかったんだよ」

 

出席しても寝てるのでは意味がない、というツッコミは無駄なのはE組の中で共通の認識となっている

 

「はぁ、仕方ないですね。放課後や休みの日に補習も兼ねてやりますよ」

 

「ありがとよ、殺せんせー。おやすみ」

 

「だから寝ないでくださいΣ!」

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

「わかるでしょ?サマンサとキャリーのエロトークの中に難しい単語は1つも無いわ」

 

今はビッチ先生の英語の時間。ついさっきまでR指定があるであろう海外ドラマを見ていたらしい

 

らしいと言うのには訳がある

 

「零士!アンタが大変なのは分かるけど起きなさい!じゃないと公開ディープキスの刑よ」

 

………寝ていたのだ

 

その言葉を聞くと零士はとんでもないスピードで飛び起きる

 

「は、はい!すいません!起きます!なのでやめてください!」

 

「…そこまで言われるとしたくなるんだけど……。まぁいいわ、続けるわよ。

 

日常会話なんてどこの国でもそんなもんよ。周りに1人ぐらいいるでしょ?“マジすげぇ”とか“マジやべぇ”だけで会話を成立させる奴」

 

いるなぁ、そんな奴。基本チャラい感じのテンションでボケやツッコミをそつなくこなす“オールラウンドスナイパー野郎”

 

零士の脳裏にはそんな感じであの相棒が浮かんでいる

 

「その“マジで”に当たるのがご存知“really(リアリー)”。木村、言ってみなさい」

 

指名された木村が答える

 

「…リ、リアリー」

 

「はいダメー。LとRがゴチャゴチャよ」

 

手でバツを作って注意する

 

「はい、次。じゃあそこで寝ている零士。言ってみなさい」

 

「……へ?」

 

「へ…?じゃないわよ。言ってみなさい」

 

「えっと………」

 

ヤベェ。何を言えばいいんだ?隣のカルマは教えてくれそうになく、ニヤニヤしている

 

「You are really a bitch.Therefore I hate you.(アンタはマジでビッチ。だから俺はアンタが大キライだ。)」

 

零士はその場で英文を考えて話す。意味は………ただの悪口である

 

当然ビッチ先生には伝わるわけなので軽く怒る

 

「何なのよアンタはΣ!話聞いてなさ過ぎよ!今回はreallyが偶々入ってるから良しとするけど」

 

零士は内心ホッとしていた。なぜなら適当に英文を言ったのだ。公開ディープキスの刑は免れないと思っていた

 

「いい?LとRの発音の区別はつくようにしときなさい。外人としては通じはするけど違和感あるわ。言語同士で相性の悪い発音は必ずあるの。逆に零士は英文のチョイスは頂けないけど発音はよかったわ」

 

思いがけず褒められてガラでもなく照れる。そして零士は横のカルマにそれを弄られている

 

そんな様子を見ても気にする事なく続ける

 

「相性が悪いものは逃げずに克服する!この先、発音は常にチェックしてるから。LとRを間違えたら…公開ディープキスの刑よ」

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

「零士君、帰ろー」

 

「悪い、陽菜乃。俺、この後殺せんせーの補習なんだ。今日は帰れねぇや」

 

倉橋はそれを聞いて残念そうな顔をする

 

「そっか……。その内、何か埋め合わせ、してね」

 

「はいよ。じゃあな」

 

倉橋との会話を終えた零士は殺せんせーが待つであろう職員室に向かう

 

 

 

 

「あーもう!自分で言っといていないってどういう事だよ!あのタコ、また美味いもん食いに行ってんな。今度弱み握って奢らせてやる!」

 

ややイライラ気味の零士の前にはワイヤーに吊られているビッチ先生だ

 

「…何やってんの、ビッチ先生。ついにマゾにでも目覚めたのかよ」

 

「…そ…なこ…いって、ないで……けなさいよ」

 

上手い具合にワイヤーが喉に当たっているのか上手く声が出ないビッチ先生

 

「はぁ、いいよ。公開ディープキスの刑、一回免除な」

 

そう言いながら愛用のダガーで素早くワイヤーを切る

 

「‘驚いたよイリーナ。教室をやっているお前を見て’」

 

零士には分からない言語のため、何を言っているのか分からない

 

「‘子供相手に楽しく授業。生徒達と親しげな帰りの挨拶。そして商売敵であるはずの別の殺し屋に助けを求める。堕ちたなイリーナ。まるでコントを見てるようだった’」

 

何を言ってるか分かんねぇけど、コイツ…ビッチ先生をバカにしてんのか

 

「おい、あんた、何者だよ。俺らの先生に何の用だ?」

 

零士はダガーを構えながら威嚇する

 

「‘ほう、中学生にも関わらず中々の殺気だ。ウチの教え子に欲しいな’」

 

「だぁかぁらぁ、何語だよって言ってんだろ」

 

「零士君、何をしている?そのダガーも下ろせ。それとワイヤートラップか…。女に仕掛けるものじゃないだろ」

 

零士の殺気がすぅっと消えていく。烏間先生が来た途端に場が一時的に静かになる。とはいえ事態は一向に変わらない

 

「‘…心配ない。ワイヤーに対する防御くらいは教えてある’」

 

「何者だ?せめて英語だと助かるんだが」

 

「…これは失礼。日本語で大丈夫だ。別に怪しい者ではない」

 

日本語喋れんなら喋れよ。それにいきなりワイヤートラップを仕掛ける奴のどこが怪しくないんだよ

 

「イリーナ・イェラビッチをこの国の政府に斡旋した者…と言えばお分りだろうか?」

 

ビッチ先生の師匠って事か…。って事は……殺し屋!それもかなりのベテランで手練れか…

 

「ところで“殺せんせー”はどこに?」

 

「上海まで杏仁豆腐を食いに行った。30分前に出たからもうじき戻るだろう」

 

あのタコ…補習やるって言っておいて何してやがる!

 

「フ…聞いてた通りの怪物のようだ。来てよかった。答えが出たよ。今日限りで撤収しろ、イリーナ。この仕事はお前じゃ無理だ」

 

「随分簡単に決めるな。彼女はあんたが推薦したんだろう」

 

「現場を見たら状況が大きく変わっていた。もはやコイツはこの仕事に適任ではない。潜入暗殺ならコイツの才能は比類ない。だが、一度素性が割れてしまえば一山いくらのレベルの殺し屋だ。挙句見苦しく居座って教師の真似ごとか。こんな事をさせるためにお前を教えたわけじゃないぞ」

 

「…そんな!必ず殺れます、師匠(せんせい)!私の力なら…」

 

ビッチ先生は必死にここに残りたいとアピールする

 

「ほう、ならば」

 

すると素早くビッチ先生の後ろに回り込み首に親指を沈ませる

 

「こういう動きがお前に出来るか?相性の良し悪しは誰にでもある。さっきお前は発音について教えていたが、教室こそがお前にとって…LとRじゃないのかね」

 

「半分正しく、半分は違いますねぇ」

 

「何しに来たウルトラクイズ」

「待たせ過ぎだ、この汚職教師」

 

烏間先生と零士がほぼ同時に言う

 

「零士君!待たせたのと汚職は関係ないですよ!烏間先生もいい加減“殺せんせー”と読んでください」

 

そして殺せんせーは顔をしましまにして言う

 

「確かに彼女は暗殺者としては恐るるに足りません、クソです」

 

「誰がクソだΣ!」

 

素晴らしいツッコミだ。ビッチ先生も零士と同じくこの教室に来てからツッコミのスキルが圧倒的に上がった人だろう

 

「ですが、彼女という暗殺者こそこの教室に適任です。殺し比べてみれば分かりますよ。彼女とあなた、どちらが優れた暗殺者か」

 

「どうやるんだよ、殺せんせー」

 

「ルールは簡単です。イリーナ先生とロヴロ氏のうち零士君を先に殺した方が勝ち!」

 

今まで赤の他人だった零士はその一言でいきなり当事者に変わってしまった

 

「ちょっと待て!何で俺なんだよ。俺、関係ねぇだろ!」

 

「その通りだ。零士君が巻き込まれるのは間違っている。それなら俺がターゲットになる」

 

「それでは2人共、烏間先生に当てられませんから。もちろん私がターゲットでも同じ事です。それに零士君。君はロヴロ氏にビッチ先生をバカにされて黙っていられないはずです」

 

「……はぁ、分かったよ。殺るからには本気でやるぜ」

 

零士の目はもう時差ボケで居眠りを繰り返す“黒羽零士”のものではなかった。圧倒的な近接戦闘のスキルで多くの人の命を奪ってきた殺し屋“ゼロ”の目だ

 

「では2人共、いいですね。イリーナ先生が勝ったら…教室で暗殺を続ける許可をください。使用するのは対先生ナイフ。期間は明日1日!互いの妨害は禁止です。もちろん、生徒の授業の邪魔も失格です」

 

「…なるほど。要するに模擬暗殺か。いいだろう、余興としては面白そうだ」

 

こうしてビッチ先生vsロヴロによる模擬暗殺が幕を開けた

 





あの英文あってるのかなぁ。間違ってたら指摘してください。作者は英語苦手なので……

では次回は模擬暗殺です。結末はどうなるのか、楽しみにしていてください
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