暗殺教室 with 黒羽零士《凍結》   作:grey

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オリキャラも登場、イトナ回。零士と優希はイトナとどう絡むのか…

そして正直前半いらない…。あれを入れた意味は“モバイル律”の登場の為。でもほとんど出てないな…

そんなわけで楽しんでください

では本編スタート!



転校生の時間 三時間目

 

 

 

目覚ましが鳴り、俺は目を覚ます

 

「おはようございます、零士さん」

 

「ふあぁぁぁっ、もう朝か…。おはよう」

 

自慢じゃないが俺は朝が弱い。まぁ、陽菜乃には“朝だけじゃなくていつも眠そう”と言われるがそれは今は置いておこう。つまり何が言いたいのかというと…寝不足で幻聴が聞こえたのかという事だ

 

「?何だ、今の声Σ!」

 

「何って“モバイル律”だろ。なぁ、律」

 

「はい、優希さん。おかげで昨日、渚さんとカルマさんとハワイまでお出かけ出来ました!」

 

「そうか、それはよかった。舞姉と一緒に考えたかいがあったな」

 

俺のスマホには何故か律がいる。それが“モバイル律”という名前なのは分かった。だがもう1つ、気になる事がある

 

「何でテメェ(優希)がいるんだよ!」

 

「ん?何でって…俺らの家だろ、ここ。零士聞いてない?師匠から俺もここに住むって」

 

「……あの味音痴!絶対にシバいて殺る!」

 

元凶は龍さんだった。後で文句言ってやる

 

「はぁ、まぁそれは放課後やるとして、優希、早く着がえろよ」

 

「は?飯は?」

 

「面倒だし、俺はいつも行きにコンビニ寄って、朝と昼は済ませてんだよ」

 

それが零士にとって日常だった。今まではそれを気にする奴は誰もいなかった

 

「バーカ、昼はともかく朝食ぐらいはちゃんと取れよ」

 

「朝から飯なんか作ってらんねぇよ」

 

「だから、俺が作るよ。“Assassin’s cafe”の副コック長の腕をナメんなよ」

 

そういうと優希はキッチンに行く。そして冷蔵庫にあった僅かな食材で手早く炒飯を作る

 

「………すげぇな、お前。(つるぎ)さんと張りあえるぞ」

 

「そりゃ嬉しいな。でも…コック長にはまだ敵わねぇよ」

 

零士は優希のご飯を褒める。優希も口ではそう言うが満更でもないようだ

 

2人は朝食を終え、学校に向かう

 

歩きながら2人はこんな話をする

 

「なぁ、零士。陽菜乃ちゃんとはどうなんだ?」

 

すごくニヤニヤしている

 

「……あいつはただの女友達だ。それ以上でもそれ以下でもねぇよ」

 

「ならいいけど。まぁでも、お前1人ぐらいなら俺らで殺し屋、辞めさせてやるよ。例えば戸籍だけ殺して、もう一度改めて戸籍を作るとかな」

 

先ほどとは打って変わって真面目な雰囲気だ

 

「バーカ。俺はもう、一度戸籍がなくなってんだ。そんなの無理だ。それに………殺し屋こそが俺の生きる道」

 

「…そうか。ならいいんだ」

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

「おはよーございまーす!」

 

「はい、おはようございます」

 

外では雨が降っている。これから何が起こるのか、少し不安になる天気だ

 

「烏間先生が言っていた通り、今日は転校生が来ます」

 

「あーうん。まぁぶっちゃけ殺し屋だよな。なぁ、零士、優希、心当たりってあるか?」

 

前原は零士と優希に話を振る

 

「ないよ。この年で殺し屋なんてほとんどいねぇんだ。俺や優希はその中でも珍しく有名で実績もあんだよ」

 

「そうそう。そう考えると俺らってスゲェだろ!」

 

急に自慢を始める2人。でも本当の事らしいから誰もツッコむ事はしない

 

「零士君や優希君、そして律さんの時は油断して痛い目を見ましたからね。先生も今回は油断しませんよ」

 

3回の失敗でようやく学ぶのかよ。遅すぎだろ

 

「そーいや律は何か聞いてないの?優希君は急遽らしいから知らないけど。律とその転校生は最初から来る予定だったんでしょ」

 

原が律に聞く

 

「はい、少しだけ。初期命令では私と“彼”の同時投入の予定でした。私が遠距離射撃、彼が肉迫攻撃。連携して追い詰めると。ですが…2つの理由でその命令はキャンセルされました」

 

2人で遠距離と近距離からか…。俺と優希と同じスタイルか。2人ならこれが最強だと思うんだが……

 

「ひとつは彼の調整に時間がかかったから。もうひとつは、私が暗殺者として圧倒的に劣っていたから」

 

その言葉に俺たちはみな衝撃を受けた。殺せんせーの触手を破壊した律よりも遥かに優れた殺し屋。そんな奴がいるなんて…

 

そんな時、教室の扉が開いた。俺らは全員身構えた

 

そこから入って来たのは白と黒の装束姿の男女。明らかに転校生ではないだろう

 

すると白装束の男が右手を前に出す。そしてそこからハトを出す

 

「うわっ!」

 

ガタンッ ゴンッ

 

「零士がビックリして倒れた!」

「しかも壁に頭打ってるぞ!」

 

「ゴメンゴメン、驚かせたね。私は転校生じゃないよ。私は保護者。まぁ…白いし、シロとでも呼んでくれ。彼女の事も黒いし、クロと呼んでやってくれ」

 

「あなたはからかい過ぎよ。本当にゴメンなさい。特にそこの黒い子。それと皆さん、よろしくね」

 

黒装束が零士に謝り、挨拶をする

 

「まぁ、いいっスよ。そんでよろしくお願いします。あんなので驚かない奴なんて殺せんせーぐらいしか……」

 

零士達はそう言いながら殺せんせーを見る

 

「「ビビってんじゃねーよ、殺せんせーΣ!」」

 

零士と優希が同時にツッコむ

 

「「「「「奥の手の液状化まで使ってよΣ!」」」」」

 

そんなのあるのかよ………

 

「い、いや…律さんがおっかない話をするもので」

 

殺せんせーは液状化を止めて元に戻る

 

「初めまして、シロさん、クロさん。それで肝心の転校生は?」

 

「初めまして、殺せんせー。はい、贈り物の羊羹です」

 

なぜか羊羹を渡すシロさん。ていうか優希、そんな欲しそうな目で見るなよ……

 

「すいません、殺せんせー。あの子はちょっと…性格が特殊なの。私達保護者が直で紹介させてもらおうかと思って」

 

この2人…やっぱり何か怪しい。格好以上に掴み所がねぇな。それにしてもクロさんはシロさん以上に怪しいな…。修羅場を何度も潜り抜けて来た様な雰囲気だ

 

その時シロさんが渚達の方を見る。何かあったのかな?

 

「それにしても、みんないい子みたいねー!ね、シロ!」

 

子供っぽい様子で話すクロさん。しかもクロさんは俺の方を見て微笑んでくる。まぁ、本当に笑ってるかは分からないが

 

「そうだね、クロ。これならあの子も馴染めそうだ。席はあそこでいいのですよね」

 

「ええ、そうですが」

 

「では紹介しますね。イトナ、入って来て!」

 

全員がドアの方を注目する

 

そういう俺もかなり気になっている

 

「!零士、カルマ、竜馬…はいいや。今すぐ席から離れるぞ!」

 

寺坂は“おい”とか言っていたが関係ない。俺達4人は席を立つ。その次の瞬間

 

ゴッ

 

後ろの壁が消えた

 

「「「「「ドアから入れΣ!」」」」」

 

あ、危ねぇ…。優希が“空間把握”出来てよかったぁ

 

「俺は勝った。この教室の壁よりも強い事が証明された。それだけでいい…。それだけでいい…」

 

「「「「「(何かまた、面倒臭いの来やがった)」」」」」

 

そして全員、優希の方を見る

 

「「「「「(しかも、2人連続でΣ!)」」」」」

 

当の本人は分かっていないが

 

殺せんせーもリアクションに困ってるよ。ていうか何だあの顔。笑顔でも真顔でもなく、すげぇ中途半端な顔

 

「堀部イトナです。みなさん、イトナと呼んであげてください。ああ、それと私達、ちょっと過保護なんですよ。だから少々イトナの事、見守らせてください」

 

白黒ずくめの保護者によく分かんねぇ転校生。この先俺ら、大丈夫か?

 

「ねぇ、イトナ君。ちょっと気になったんだけど。今、外から入って来たのに手ぶらだよね。外、土砂降りなのに何で濡れてないの?」

 

イトナは答えない。そして周りを見渡し、俺と優希を見つけた後、もう一度カルマの方を見る

 

「…お前はこのクラスで3番目に強い。2番はあの茶髪の女顔で1番はあの黒いのだ。けど安心しろ。お前ら全員、俺より弱いから、俺はお前らを殺さない。俺が殺したいと思うのは俺より強いかもしれない奴だけだ。この教室では殺せんせー、あんただけだ」

 

俺も優希もカルマも黙ってイトナを見る。動けなかったわけじゃあない。ただ、転校生がどんな行動をするか見ているだけだ

 

まぁ、俺は優希を中心に男子5人に抑えられて動けなくなってはいるが

 

殺せんせーは羊羹もパッケージごと食べる。手間を惜しむなよ

 

「強い弱いとは喧嘩の事ですか?力比べでは先生と同じ次元には立てませんよ」

 

イトナは羊羹を前に出しながら言う

 

「立てるさ。だって俺達、血を分けた()()なんだから」

 

クラス中が驚きの表情で溢れる

 

「「「「「兄弟ィΣ!」」」」」

 

「負けた方が死亡な、兄さん」

 

イトナも羊羹をパッケージごと食べる。確かに似てるかも…

 

それにしてもあの黄色いタコとあの転校生が兄弟なんて…信じられねぇよ

 

「兄弟同士、小細工なしだ。兄さん、お前を殺して俺の強さを証明する。時は放課後、この教室で勝負だ。今日であんたの授業は最後だ。お別れでも言っておけ」

 

そして、自らが開けた穴から外に出た

 

「ちょっと、殺せんせー!兄弟ってどういう事Σ!」

「そもそも人とタコで全く違うじゃんΣ!」

 

矢田と三村が聞く

 

「全く心当たりがありません!先生、生まれも育ちも一人っ子ですから!両親に“弟が欲しい”ってねだったら…家庭内が気まずくなりました!」

 

そもそも親とかいるのかよ…

 

 

 

 

休み時間。俺らは未だに2人の兄弟説について気になっていた

 

そんな俺らの前には同じ種類のおやつを同じ数だけ並べてある兄弟(仮)

 

「凄い勢いで甘いモン食ってんな」

「甘党な所もそっくりだ」

「表情が読み辛い所もな」

 

俺と悠馬、陽斗は昼飯を食べながら話していた

 

「なぁ、イトナ。頼みがあるんだけど」

 

「…どうした?」

 

「それ、一個くれよ!俺、甘いモンには目がなくてさぁ!お願い!俺の飴、一個やるから!」

 

「仕方ない。1つだけだ」

 

「センキュー、イトナ!」

 

優希はイトナからおやつをもらっていた

 

「何やってんだ、あいつ」

「本当に殺し屋か?」

「ホントに面目ない…」

 

「兄弟疑惑で皆やたら私と彼を比較します。ムズムズしますねぇ。気分直しに今日買ったグラビアでも見ますか。これぞ大人のたしなみ」

 

するとイトナも全く同じのを開いていた

 

「「「「「(巨乳好きまで同じだ!)」」」」」

 

「…これは俄然信憑性が増してきたぞ」

 

「そ、そうかな岡島君」

 

おい、岡島。テメェ何するつもりだ

 

「そうさ!巨乳好きは皆兄弟だ!しかもこの娘は巨乳で美乳!非の打ち所がない!」

 

「「「「「3人兄弟Σ!」」」」」

 

すると後ろから優希がおやつを食べ終えやって来た。テメェ、まさか…

 

「分かってるじゃないか大河!そうさ美乳好きも皆兄弟だ!」

 

「「「「「4人兄弟Σ!」」」」」

 

ゴツン

 

「テメェ、面倒くなるから黙ってろΣ!」

 

零士が勢いよく優希の頭をぶん殴る

 

その後、不破によるキャラ設定の甘い、ストーリーが話されたが、雑過ぎて話にならなかった

 

兄弟について語るなら過去にも必ず触れる。殺せんせーの過去も分かるかもしれねぇ

 

だけど………

 

姉弟(きょうだい)…か。チッ、嫌な事、思い出したな………」

 

その零士の呟いた言葉が聞こえていた者は誰1人いなかった

 





オリキャラはクロさん。シロと共にイトナの保護者として登場。さて、彼女の存在はどう関係するのか?

そして最後に言った言葉は彼の抱える闇に関係しているのか?

次回も引き続きイトナ回。お楽しみに
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