初めてのコラボなので上手くいっているかは分かりませんが楽しんでいただけたら幸いです
なお、これは後半です。前半は「銀蒼の王の暗殺教室」でご覧ください
では本編スタート!
「みなさん、今日からE組に新しい仲間が加わります!」
殺せんせーが勢いよく告げる。
「どうせ、また殺し屋なんだろ」
「そうそう。今度は何が来るんだ?」
「ライさん、どんな人なの?」
「みんなも知ってると思うよ。多分、僕よりも詳しい」
みんなはその意味が分からなかった。殺し屋なのに自分達の方がよく知ってる。そんな人、いるのだろうか。
「入って来ていいよ」
ライの声を聞いてドアを開けて入って来たのは黒髪の少年。
「初めまして…じゃないよな。えっと、知ってる奴も多いと思うけど、元A組の黒羽零士です。よろしくお願いします」
クラス中が驚きの表情で溢れる。
「何でお前がE組に?」
「A組だったのに……」
「あー、やっぱそう思う?まぁ、サボり過ぎたんだ…」
今度クラス中が拍子抜けという感じになった。
「なぁ、殺せんせー。さっそくだが明日にでも殺してもいいか?」
「ヌルフフフフ、別に今日でもいいんですよ」
なんか…あの顔ムカつく! 殺意が湧いてくる。でもまだだ。今日一日で準備を完璧に整える。
「明日、放課後、楽しみにしてるよ」
「零士君、よろしくね」
「よろしく、零士」
「明日どんな風に殺るんだ?」
同じ学校だからか、思ってた以上に仲良くなるのは早かった。殺し屋の訓練を受けた中学生か…。でも所詮はこんなもんか。正直こいつら全員その気になれば殺せる。この間言っていたイリーナ・イェラビッチも俺なら楽勝だ。殺せんせーも俺には手を出せない。烏間先生も俺が本気さえ出せばどうにかなるだろう。
「なぁ、ライさんってどんな人なんだ?」
でも、こいつの事だけは気になる。ライ・ランペルージ、この男だけは。
「ライさんは…すごくカッコいいよ」
「優しいし、素敵だし」
「そして何でも出来るよ」
零士の質問に矢田、速水、中村の順に答える。
「へぇ、そっか。(そっちじゃなくて強さの事なんだけど…。まぁ、聞いてる限り生徒からの信頼はあるわけだ)」
零士は他の生徒にも聞き続けた。
「渚、茅野、カルマ、ライさんってどんな人だ? 只者じゃないと思うんだけど……」
「うん、確かに只者じゃないね」
「烏間先生に勝ち越せるぐらいだし」
マジかよ…。あの人もかなりの手練れだぞ。それ以上かよ。尚更警戒しねぇと。
「正直、チートだよね。触手をいきなり8本も破壊してたし」
はァ! ウソだろ。殺せんせーはそんな簡単に殺らせてくれそうな奴じゃなかったぞ。
結局、零士はライのチートさを知っただけだった。ほとんどアクションを起こす事なく、初日は幕を閉じた。
くそッ、やっぱハッキング出来ねぇのは辛いな。本当に生徒を殺さねぇといけないかもな。
零士の思考は殺せんせーよりライの方に向いていた。初めて会った時、そして今日もう一度会った時、その二回で彼の強さが分かっていた。
翌日の放課後
「さて、零士君。君はどんな方法で先生を殺しに来てくれるのでしょうか?」
ナメている顔だ。でも……殺れる。油断してんならその首、気づく前に殺ってやる。
俺は縮地術で素早く殺せんせーの後ろに移動し、しまっていた特製のダガーで斬りかかる。
「ヌルフフフフ、惜しいですねぇ。確かに君のスピードは驚異的だ。でも……君が殺し屋であると分かっていれば簡単に見切れます」
! バレてた…だと。
「おい、ライさん。テメェ……喋りやがったのか?」
「いいえ、零士君。ライ君は話していません。君の殺気、隠されている様で微かに漏れています。特に、ライ君を見ている時にです」
ターゲット以外を意識し過ぎてたのか。ターゲットにバレたら俺の有利はなくなる…。ならば…やるしかない!
「…はははっ、そうか。じゃあ、改めて自己紹介をするよ俺はゼロ。殺し屋だ。殺せんせー、俺は今からもう一度アンタを殺るよ」
「どんな方法で来るんですか?楽しみですねぇ」
「しっかり守れよ…自分の生徒をな!」
するとゼロは縮地術を使い、近くで見ていた生徒達の背後に移動する。
「! 倉橋さん、矢田さん、危ない!」
ライの声が聞こえる。でも、その声は2人が逃げるには遅すぎた。
ゼロは倉橋の頭に銃、矢田の首にダガーを当てる。もちろん対人用のだ。
「怖いよ……助けて!」
「た、助けて…殺せんせー! ライさん!」
2人は助けを求める。
「零士君、2人を放してください!」
ゆっくりと近づいてくる殺せんせーに対して零士は蹴りを放つ。それもただの蹴りではない。靴に仕込んだナイフで斬りつけたのだ。
「まず、一本。さぁ、どうする?」
ゼロは有利に見えた。だが、最初の一撃をかわされたことにより明らかに焦っていた。その結果、1人の男の存在が頭から完全に抜け落ちていた。
「…ゼロ。僕は言ったよね。生徒の命が危険になるなら殺すと」
するとライは先ほどのゼロと変わらないスピードで後ろに周り攻撃を仕掛ける。
「チッ、ライさん。やっぱりアンタが邪魔をすんのか。仕方ねぇ、ターゲットを殺る前にテメェを殺ってやるよ!」
零士は縮地術で懐に潜り込み、ダガーを振る。
「やるね。でも遅いよ」
ライはMVSを構え、ゼロの次の攻撃に備える。
「もう、手加減はしねぇ! 死ね、ライ・ランペルージ!」
ゼロの両眼が黒から赤に変わる。
「くッ……速い!」
「オラオラ! その程度かよ! 守るんだろ、この生徒達を! やれるもんならやってみろ!」
「……だったらやるよ。僕も本気を出さないとね!」
今まさに生徒達の前で行われているのは次元の違う戦い。2人とも人間の出せるスピードを超えている。
「はァァァッ!」
ゼロの放った一撃をライは剣で完全に受け止める。
「なッ……」
「これで最後だ!」
ライは自分の剣をゼロに向かって振り下ろす。誰もがゼロの死を確信した。
「…ッ! 何で…殺さねぇんだよ、ライ・ランペルージ!」
「僕は倉橋さんと矢田さんが助けを求めた。だから2人を助けた。君を殺してもよかったけど、それは殺せんせーが許さない。それ以上に君の力はこの教室でこれからも発揮するべきだ」
自分を殺そうとした相手に向かって手を差し伸べるライ。戦意を喪失した零士はその手を黙って見つめる。
「……後悔してもしらねぇぞ。ライさん」
「その時はまた相手してあげるよ、零士君」
零士はその手を取った。
数日後の昼休み
「殺せんせー、ちょっと来てくれませんか?」
「どうしました、ライ君。先生まだ食事中なんですが……」
そんな話をライは無視する。そのまま校庭に殺せんせーを連れて歩いて行く。
次の瞬間、殺せんせーの触手が一本、宙を舞った。
「にゅやッ!」
そこにいたのはダガーを持った零士。
「更にもう一本!」
次はライが剣を振る。そしてまたもや一本破壊される。
その後も2人は素早い動きで殺せんせーの逃げ道を封じている。
「「これで最後!」」
同時に振った刃は更に触手を破壊する。
「にゅやッ! ライ君! 零士君! いきなり何なんですか!」
「あの時は殺せんせーの暗殺、半端だったからな」
「今度は僕と零士君のコンビで殺ろうとしたんですが…」
「でも…また先生を殺せませんでしたねぇ」
殺せんせーは10本の触手を破壊されながら口では余裕だと言う。
「まぁ、それもそうだな」
「じゃあ、次までにもっとコンビネーションを磨かないとね、零士君」
「おうよ。まぁ、とにかく、絶対に殺るよ」
2人は息を合わせて言った。
「「卒業までに!」」
そうして2人は再び殺せんせーに向かって行った。
もう一度、蒼月ミカロさん、ありがとうございました!
今回コラボさせていただいたのは蒼月ミカロさんの「銀蒼の王の暗殺教室」です。暗殺教室×LOSTCOLORSの小説です。メインヒロインは矢田さん、サブヒロインが速水さんと中村さんです。是非、そちらの方にも足を運んで見てください
これからも「暗殺教室 with 黒羽零士」、「銀蒼の王の暗殺教室」をよろしくお願いします。感想や評価、コラボのお誘いなど待ってます