暗殺教室 with 黒羽零士《凍結》   作:grey

36 / 51

今回は少し短め。零士と優希は鷹岡の策略に嵌る?そんな話です

ヤバイ…前書きに書くことなくなってきた…

では本編スタート!



無力の時間

 

 

 

 

今日は、鷹岡先生が授業をやる初日

 

零士と優希は遅刻して来た

 

「あれ?まだ訓練の時間じゃねぇよな」

 

目の前にはスクワットをし続けるE組のみんなの姿があった

 

「ああ。この時間は違うはずだぜ」

 

するとそこへ鷹岡先生がやって来る

 

「遅かったじゃないか、“ゼロ”、“ブレット”、父ちゃん心配したぞ」

 

!父ちゃん?

 

「コードネームで呼ぶんじゃねぇよ。それと何でテメェが父親なんだよ」

 

「そりゃそうだろ。同じ教室にいるんだ、家族みたいなもんだろ、俺たち」

 

「ははは、ふざけんなよ。テメェのどこが父親なんだよ、この“異常者”」

 

「へぇ。“殺人鬼”のお前が言うのか」

 

すると優希が愛用の銃を向ける

 

「アンタ、言っていいことと悪いことがあるんじゃねぇか?」

 

「まあいい。ほらっ、お前らも訓練に早く合流しろ」

 

一応、コイツも俺らの雇い主だ。仕方ないな…

 

「りょーかい。荷物置いて着替えて来る」

 

零士と優希は教室に向かう

 

「おい、優希。お前、どうする?」

 

「さぁね。俺もお前もあの程度の訓練なら出来るけど…」

 

窓の外にはもう既にボロボロのみんながいた。途中で諦めようとした生徒でさえ鷹岡に睨まれ、それも出来ない

 

「あれじゃあ…みんな壊れちまうよ」

 

「……先行っててくれ。烏間先生んとこ行って来る」

 

零士は一言そう言って職員室に向かう

 

「烏間さん! どういうことだよ。何なんだアイツは!」

 

零士が烏間先生を“烏間さん”と呼ぶとき。それは殺し屋“ゼロ”として話すときだ

 

「どうした零士君。鷹岡の奴が君と優希君が遅刻していると言っていたぞ」

 

とはいえ、烏間先生は区別はつけていないが

 

「んなことどーだっていいだろ。舞に今朝調べてもらって分かった。このままじゃみんなが壊れる! 今すぐやめさせろ!」

 

「上の決めたことだ。俺にはどうすることも出来ない」

 

「それでも教師かよ。俺が最初に暗殺しようとした時は、力尽くで止めて、教師の鏡だと思ったんだけどな。見損なったよ」

 

「見損なってもらって構わない。これが俺の仕事だ」

 

「ッ!んな事聞いてねぇよ! アンタはどうなんだよ! 烏間惟臣はどう考えてんだよ!」

 

その時、外から零士を呼ぶ声が聞こえた

 

「チッ…。もういいわ。俺行ってきます」

 

「遅かったじゃないか。ほらっ、このメニューだ」

 

!何だよこのメニュー。ただ厳しいだけかと思ってた。だけど…こんなの他の奴らがやったらホントにぶっ壊れるぞ

 

「どうした、やらないのか?」

 

「チッ…やるよ」

 

俺は優希の隣に並び、メニューを始める

 

俺が来てからも他のみんなは次々の音を上げた。しかし鷹岡はその生徒の前で脅し、それをさせない

 

「おい、優希。どうするんだよ。俺らでやめさせんだろ」

 

「分かってる。だけどここまでとは思ってなかった」

 

その時、倉橋がついにやめてしまう

 

「もうダメ…。やめたいよ…辛いよ…」

 

ッ! 陽菜乃…

 

「おい、どうした?もう終わったのか?それとも終わってないのにやめようとしてるのか?」

 

「…ッ! えっ…えっと……」

 

「ちゃんと教えてやらないとダメみたいだな」

 

鷹岡が倉橋に向かって拳を振るう。だが、その拳が当たることはなかった

 

「いい加減にしろよ。睨みつけんのは訓練の範囲内に収まるけど暴力は別だ。それはもう教育の域を越えてる」

 

零士は縮地術で近づき、倉橋に当たるはずの拳を受け止める

 

「当たり前だ、これは地球を救うためなんだ。お前だって、そのためにこの女を人質に取ったじゃないか。分かったら訓練に戻れ」

 

普段はそれを指摘されて凹む零士も今はそんなことはない。キレた零士は鷹岡を静かに激しい殺気と怒りを込めて睨みつける

 

「もう一度言うぞ。訓練に戻れ」

 

「嫌です。俺も零士と同じだ。こんなの間違ってる」

 

優希が零士の隣に来る

 

「そうか、お前らは俺の訓練は受けられないと言いたいのか?」

 

「そうだ。誰がテメェの訓練なんて受けるかよ」

 

すると鷹岡が笑い出す

 

「クククッ、ハハハッ。俺たち、中々気が合いそうじゃないか」

「はァ?テメェ何言ってやがる」

 

「お前らにこれをやるよ」

 

そう言って鷹岡が鞄から取り出し、2人に渡したのは紙

 

「! んだよコレは!ふざけてんのか! “A組へ復帰”だと」

 

それは零士と優希のA組への移動の通知するものだった

 

「つまり、お前らはクビだ。今後、お前らはこの教室から奴を狙えない。よかったじゃないか。お前らは俺の訓練を受けなくて済むな」

 

…やられた。理事長に交渉でもしやがったのか! あの理事長ならやりかねない…。自分たちから“訓練を受けたくない”と言った以上、取消せるわけがない。鷹岡の奴、それも計算の内かよ!

 

E組のみんなもそれを見て、言葉を失った。彼らが依頼でこのクラスに来た以上、依頼主は絶対だ。それは誰もが分かっている

 

「ッ! ふざけんなよ、鷹岡! 俺らが黙って“はいそうですか”って言って出て行くと思って「やめろ!」…零士」

 

「やめとけ。こんな奴でも防衛省の奴だ。まだコイツは俺らに何かをしたわけじゃない。ここで俺らが何かすれば…それこそ暗殺どころじゃなくなる。しかもそれを分かってやってんだよ、コイツは」

 

優希はそれを聞いて、悔しそうな表情をする。もう、2人に為す術はない

 

「でもお前らにも気持ちの整理の時間が欲しいだろ。今週いっぱいはここにいてもいい」

 

もう、俺たちはそんなこと聞いちゃいなかった。急に来たクソ野郎に居場所も何もかも奪われた。ただそれがショックで何も出来ない自分に腹が立っていた。みんなが潰れてしまいそうなのに、どうすることもできない無力な自分に…失望していた

 

俺らはE組のみんなが心配そうな目で見てる中、黙ってさっさと家に帰った

 





E組から出て行かなくてはいけなくなった2人。「暗殺教室 with 黒羽零士」強制終了の危機!

次回、vs鷹岡
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。