夏休みの宿題を頑張ってました! 遅くなってすいませんでした
今回で鷹岡回ラスト。長かった…。にも関わらず、まさかの急展開。大丈夫かな…
ー渚sideー
今、僕の目の前にはナイフ。烏間先生や優希君は僕にその思いを伝えてくる
僕は2人の目が好きだ。烏間先生は僕の目を真っ直ぐ見て話してくれる。そんな人は家族にもいない。優希君は優しい目だ。彼と目が合うとなぜか安心してしまう。立場上、2人とも隠し事は沢山あるだろう。どうして僕なのか、2人がなぜ僕を選んだのか分からない。けど、2人の言葉、渡す刃なら信頼できる
「やります」
僕はその四文字に強い決意を込めて言った
「おやおや。
お前の目も曇ったなァ、烏間。よりによってそんなチビを選ぶとは。それに“ブレット”の言葉なんて信用出来るのか? コイツも過去、ほとんど話してないんだぜ」
鷹岡先生が何か言ってる。でも僕はその言葉に耳は傾けない。聞くのは烏間先生、そして優希君の声
「渚君。鷹岡は素手対ナイフの戦い方も熟知している。全力で振らないとかすりもしないぞ」
「…はい」
「鷹岡にとってこの勝負は“戦闘”だ。目的な見せしめを二度と逆らえなくする為には…攻防ともに自分の強さを見せつける必要がある。対して君は暗殺だ。ただ一回当てればいい。それを忘れるな」
「なぁ渚、いいか? ナイフを当てるか寸止めか、それがお前の勝利条件だ。鷹岡はお前を素手で制圧。そうすれば勝ち。あいつはそうルールを定めた。いいか、
僕は本物のナイフを手にしていた。零士君や優希君はいつもこんな物を持っていたのか…。すごい。2人みたいなことが僕には出来ないから、何をすればいいのかだんだん分からなくなってきた。でも僕は、烏間先生と優希君とアドバイスを思い出した
そうだ。闘って勝たなくてもいい
ー
だから僕は笑ってわ普通に歩いて近づいた。通学路を歩くみたいに普通に、リラックスして
渚の体が鷹岡先生の左手に当たる。そこで渚は右手に持ったナイフを全力で振った
ここで初めて鷹岡先生は気づいたみたいだ。自分が殺されかけていることに
鷹岡先生はギョッとして体勢を崩した。誰だって殺されかけたらギョッとする。殺せんせーですらそうなんだから。重心が後ろに偏ってたから服を引っ張ったら転んだので仕留めに行く。正面からだと防がれるので、背後に回って確実に
「捕まえた」
ー渚sideoutー
◆◆◆
ー優希sideー
「捕まえた」
渚がナイフを当てた。それは文字で書いても伝わらない。渚は流れるようにナイフを振り、そして当てた
「……………すげぇ」
思わず、そう声が漏れた。言わずにはいられない。あんなの、滅多に見れない。確かに俺や烏間先生は渚を選んだ。でも、予想を遥かに越えてきた
“殺気を隠して近く近づく”才能
“殺気で相手を怯ませる”才能
“本場に物怖じしない”才能
“戦闘”でも“暴力”でもない、“暗殺”の才能
「そこまで!」
! 俺が渚の動きに見惚れていた時、そんな声が聞こえてようやく正気に戻った
「勝負ありですよね、烏間先生。まったく…本物のナイフを持たせるなど正気の沙汰ではありません。優希君も変なこと言わないでください」
「ごめんごめん」
ここでようやく他のみんなもこの事態を理解し、渚に駆け寄る
しかし、世の中そう上手くはいかない
「このガキ…父親も同然の俺に刃向かって、まぐれの勝ちがそんなに嬉しいか? もう一回だ! 心も体も全部残らずへし折ってやる」
渚が前に出る
「…確かに、次やったら僕が負けます。…でも、はっきりしたのは鷹岡先生。僕等の“担任”は殺せんせーで僕等の“教官”は烏間先生です。これは絶対に譲れません。父親を押し付ける鷹岡先生より、プロに徹する烏間先生の方が、僕はあったかく感じます。本気で僕等を強くしてくれようとしてくれてたのは感謝してます。でもごめんなさい。出て行って下さい」
…やっぱすげぇよ、渚。俺には真似できない
「黙っ…て聞いてりゃ、ガキの分際で…大人になんて口を…」
鷹岡の怒りが頂点に達した。渚に殴りかかる鷹岡
しかし、縮地術並の速さでこっち来た烏間先生の肘打ちで倒れる鷹岡
「俺の身内が…迷惑かけてすまなかった。後のことは心配するな。俺1人で君達の教官を務められるよう上と交渉するをいざとなれば…零士君と優希君にも力を貸してもらってな」
もちろん、協力しますよ。それにしても、何か頼ってくれて嬉しいな…
「「「「「烏間先生!」」」」」
「くっ…そんな事やらせるか。俺が先にかけあって…」
するとE組の校舎から誰か出てきた
「交渉の必要はありません」
浅野理事長だ…
「経営者として様子を見に来ました。新任教師の手腕に興味があったので」
「でもね、鷹岡先生、あなたの授業はつまらなかった。教育に恐怖は必要です。一流の教育者は恐怖を巧みに使いこなす。が、暴力でしか恐怖を与える事が出来ないなら…その教師は三流以下だ。自ぶんより強い暴力に負けた時点で
そしてその場で書いた解雇通知を鷹岡の口にいれ去って行った
そして、鷹岡は出て行った
「「「「「よっしゃあ!」」」」」
いやぁ、それにしても、理事長の方が怖ぇ
「ところでさ、烏間先生。生徒のおかげで体育教師に返り咲けたしわなんか臨時報酬あってもいいんじゃない?」
「そーそー。鷹岡先生、そーいうのだけは充実してたよねー」
「…フン。甘いものなど俺は知らん。財布は出すから街で言え」
そして、ここで烏間先生からの臨時報酬が決まった
渚が零士の方に行く
「零士君、立てる? 手、貸そうか?」
パンッ
渚の出した手は零士によって払われた
「…何でテメェなんだよ。何でお前で俺にはないんだよ!」
! まずい…“負のオーバーロード”の副作用だ。しばらくの間、負の感情が増幅する。今の零士はその状態だ
「僕にそんなのないよ。零士君の方がよっぽど…」
「ふざけんなよ。今のが物語ってんだろ」
「零士君、そういう態度はよくないと思うよ。渚君は零士君の仇を取ってくれたんだよ」
倉橋が零士に言う
「頼んでねぇよ、んなこと」
そう言って零士は烏間先生の方へ行く
「すいません、烏間先生。俺…この依頼から降りていいですか?」
「! どうしてだ? この教室にも復帰できたはずだが…」
「………こいつらに俺の過去を断片的でも知られた。俺はそれだけは嫌だったんです。だから…俺はもうここにいられません」
零士はそのまま立ち去ろうとする
「待ってよ! 零士君、どうして行っちゃうの? 殺せんせーをみんなで一緒に殺すんでしょ!」
「…俺の力で殺せる確率は低かった。殺せても殺せなくても、俺とお前らの関係は終わる。その時期が早まっただけだ。来年の三月、この地球がなくならない事を祈ってるよ」
零士はそう言って倉橋の制しも聞かず、いつもの通学路を普通に下りて行った
「みんな、明日、絶対に話すよ。俺の過去も零士の過去も。俺が必ず説得してくる。だから…明日まで待ってほしい」
俺は言った。多分…俺も出て行かなくちゃいけなくなるかもしれない。でも、みんなには俺たちの過去を知る権利があると思う
「分かりました。ですが優希君、説得は先生がします。今日、家に行ってもいいですか?」
「いいですよ。ついでに、晩御飯でもご馳走します」
そうして、俺は殺せんせーと共に家に向かった。もちろん、ナイフや銃を構えながら。結果は失敗。凹みながら家に帰った
次回は過去編。零士の過去に迫る!と言いつつまずは優希から。彼の過去は一体…
こんな駄文を読んでくれたことに加えて何かコメントをしてくれることは何よりの原動力になります。感想や評価、お気に入りなど待ってます