バカと冬木市と召喚戦争   作:亜莉守

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第七問

 

「えっと、みんな取られたものとかないかしら?」

 

悠里が確認作業に入った。そうだよね。万が一盗まれてたらまずいし。

 

「特にはなさそうだね。まあ、一番に狙われそうな人のカバンの中身はすり替えてあったし大丈夫でしょ」

 

とりあえず代表である悠里や割と高得点保持者である夢路や鈴原さんなどのカバンの中身は本人の了承の下、トラップへとすり替えてあるし

 

「ならいいわ。それにしても根本って本当に手段を択ばないのね」

「うーん、ぼくにしてみれば、ある意味手段的には間違ってはないと思うよ? 一応『戦争』って銘打っているわけだし」

 

色なし恋無し情け有、私情の持ち込みは禁物だとおもうけど。今何故か脳裏にそんな言葉が駆け巡った。でもさ、恋とかどうやって持ち込むんだ?

 

「……(トントン)」

「あら、神海どうしたの? ……え、Cクラスが動いている?」

「………(コクコク)」

「漁夫の利を狙おうって感じかな。でも無駄にタイミングが良すぎる気がしなくはないね」

 

BとCが同盟組んだとか? いや、なくは無いんだよなぁ。神海にその辺を洗い直すように頼めばまたさっと姿が消える。やっぱり忍者なんじゃないの彼女。

別のところでは日暮君とアキが話していた。

 

「ふぅ、それにしても教室荒らそうとか流石根本さんって言うべきか」

「根本って……Bクラスの代表か?」

「うん、その人。サバイバル研究部略してサバ研の部員でエース、勝負事には全くもって抜かりがない人ってことで有名なんだよね。一部じゃ卑怯とか言われてるけど僕としては話した感じ竹を割った性格でいい人かなって思った」

 

アキがそういうならそういう人なんだろうなぁとか思っていると日暮君がちょっと考えた後に口を開いた。

 

「ふぅん、まあ話してる印象だけで人を判断するのはどうかと思うがな」

「それはそうなんだけどねー」

 

ま、確かにそうか。ランサーさんは服装がアロハだったときはチンピラみたいだったけど別にチンピラでもなかったもんなぁ……ってこれは何か違う気が

 

「さて、どうするの。代表」

「Cクラスは放っておいても平気そうね。連戦……はきついけど、どうにかなりそうだからいいわ」

「了解」

 

Cクラスの件は見逃しということになった。

 

                    ☆

 

とある空き教室に数名の生徒が集まっていた。机の上に何やらノートなどが広がっているが、勉強ではないらしい。

 

「どうなってんだよ。Fクラスが乗り込んでこねぇだと」

「原作からずれてきてんじゃねーか」

「どうするんだ」

「私に一つ考えがあるんだけどいいかしらぁ」

 

男子が多い中、一人の女子が言った。

クラスに居る時には絶対に見せないような下種な笑顔で女子生……夢路恵利はこう言った。

 

「無理矢理その状況に持ち込めばいいのよぉ」

 

                    ☆

 

「ドアと壁をうまく使うんじゃ!戦線を拡大させるでないぞ!」

 

秀吉の指示が飛ぶ。

午前九時より昨日中断されたBクラス前という位置から進軍を開始した。

今回の指示は『敵を教室内に閉じ込めろ』とのこと。

この指示を遂行しようとしてはいるものの、夢路さんが戦争に参加する気配がない。どうかしたのかな?

 

「勝負は極力単教科で挑むのじゃ!補給も念入りに行え!」

 

夢路さんの代わりにいまは秀吉が指揮をとっているけど、夢路さん本当にどうかしたのかな?

 

「左側出入り口、押し戻されています!」

 

やはり戦力差がきついな。どれだけ相打ち狙いとはいえスペースが狭いから上手いこと行かないことだってあるし、強力な個人戦力で流れを変えないと突破される可能性がある。

 

「夢路さん、左側に援護を!」

「あ、えと、そ、そのっ……」

 

夢路さんが泣きそうな顔でオロオロしている。本当に何かあったの?

 

「何かあった?」

「いえ……」

「左入口突破されそうです」

「! 行きます」

 

でも、夢路さんは急に動きを止めてうつむいてしまった。どうしたんだ? 夢路さんの見ていた方を見てみる。その先には窓際で腕を組んでこちらを見下ろす知らない男子生徒の姿があった。見えにくいけど、目を凝らして観察してみると、彼の手には何の変哲もない封筒があった。

 

「あー、なるほどね」

 

あれは夢路さんにとっては大切なものなのか、それを人質に取られた……と、でも根本さんの指示っぽくないな。とりあえずはっと

 

「夢路さん、体調が悪いなら保健室に行った方がいいよ」

「でも………」

「試召戦争はこれで終わりじゃないんだから、体調管理には気をつけてもらわないと。それにウチのクラスが夢路さんが抜けただけで負けるような軟なクラスじゃないよ。僕らを信じて……ね?」

「……ありがとう」

 

夢路さんは去っていった。よし、それじゃあ始めるか

 

「さて、須川君」

「何だ。衛宮?」

「ちょっと頼まれてくれない?」

 





裏では何かが起こっている模様


軽い気持ちでアンケート、閑話休題編

・どきどきデート大作戦((多分)メイン 士郎と海人) 二票
・ブロッサム先生パロ (メイン アーチャー以下サーヴァント)
・トラぶる超時空パロ (メイン 衛宮家と言峰家)
・他アイデアあったらご自由に
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