バカと冬木市と召喚戦争   作:亜莉守

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第三問

 

とあるファーストフード店にて、俺は長い淡い紫色の髪と赤いリボンがチャームポイントの後輩と一緒にテーブルについていた。

 

「えっと、悪いな。サクラ」

「いえ、全然構いませんよ。先輩」

 

後輩の名前はマトウサクラ、一番交渉が難しそうな『彼女たち』との交渉のために手伝ってもらおうと思って呼びだした。

 

「うん、日にちさえどうにかなればいいんだ。日にちさえ」

 

うん、出かけること自体は問題じゃないんだ。そのことを説明するとサクラは納得したらしく頷いてくれた。

 

「そうだったんですか、じゃあBB達には私から説明しておきますね」

「本当にお願いします」

 

机に頭をぶつけそうになるくらいまで頭を下げる。正直土下座してもいいと思うんだ。これで済むなら一番安い。

 

「そ、そこまでしなくても大丈夫ですよ。私と先輩の仲じゃないですか」

「本当にごめんな。埋め合わせはきっちりするつもりだから」

 

いつもの癖でサクラの頭を撫でる。心なしか彼女の頬が赤い気がするけど まあ、気のせいだろう。

 

「うぅ……だから誑しなんて言われちゃうんですよ」

「?」

 

                  ☆

 

大乱闘(と言う名の一方的な攻撃)のせいで冬木教会の廊下は穴だらけになってしまった。そこへ桜ちゃんがやってきた。雁夜さんが有名和菓子店の和菓子を手に入れたのでおすそ分けしに来てくれた。うん、和菓子食べるの基本的にぼくだけだからぼくしか得をしないんだよね。それから、廊下の惨状を見て目を丸くする桜ちゃんを引っ張って無事だった懺悔室に入る。

それからとりあえずお茶を入れて事情を説明した。

 

「えっと、それであんな状況に?」

「うん、今ランサーさんと凛に修復やってもらってるところ」

 

うん、主な原因は凛だよね。あれ

 

「そうなんですか、それにしても姉さんの好きな人がまさか先輩じゃなかったなんて」

 

事の経緯を伝えるうえで大切だったので彼女にも伝えた。桜ちゃん的には恋の鞘当ての相手が減って万々歳ってところかな?

 

「だよね。絶妙なツンデレで気が付かなかったよ」

「正確に言うとうっかりとか間が悪いとかじゃないですか?」

 

桜ちゃんが的確なことを言ってきた。そうだけどさ、ちょっとくらい気は使おうよ。

 

「かもね。そういえば桜ちゃんは士郎とデートとかしたくないの?」

 

からかい半分言ってみれば桜ちゃんがちょっとぐぬぬって感じの顔をした。お、図星かな?

 

「うぐ、確かに先輩の周りには素敵な女性がいっぱいですからね」

 

うん、士郎の周りの女子率は異常だよねー。

 

「ま、とりあえず気が付かせるのが当面の目標とか?」

 

それくらいかなーなんて思って質問してみれば桜ちゃんは笑ってさらっと言った。

 

「いえ、今度の土曜日に出かける予定です」

「え?」

 

思わずお茶を飲もうとしていた手が止まる。今なんて言った?

 

「こうなったら外堀埋めて行こうかなって」

 

……うん、あのさ。

 

「流石マキリの一族、初恋拗らせるか、黒くなるかの二択なのか」(ぼそっ

「? 何か言いました」

「ううん、何でもないよ」

 

                  ☆

 

ファーストフード店を出て帰り道を歩く。どうにか『彼女たち』への交渉は出来そうだ。安心しながら一緒の方向に帰るサクラと談笑していると。

 

「「あ」」

「あ、センパイじゃないですか」

 

サクラの双子の妹、本名は秘密だがあだ名がBBなのでBBと呼ぶことにする。BBと遭遇した。ヤバイ、交渉も何もやってない状態でこうなるなんて……

 

「何で顔をひきつらせてるんです?」

「(終わった)」

 

軽く絶望していたけど。この後、サクラのおかげで何とかなった。サクラには本当に感謝してもしきれないよ。

 





『間桐桜』編、終了?

ごめんBB、キャラを完璧に読み込めてないんだ。それからリップとメルトは出番あるのかな……orz せっかくCCC設定なのに色々と残念すぎる

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