バカと冬木市と召喚戦争   作:亜莉守

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第二問

緊急放送で呼び出された僕たちに意外な言葉が告げられた。

 

「「は? テストモニター?!」」

「悪いけど頼んだよ」

 

何言ってるのさ、この人。学園の最高責任者にしてシステム開発の長、藤堂カヲルはそう言った。姉さんが驚く。

 

「いやいやいや、()()テストモニターですか?」

「お前さんたちを呼んでるんだよ。召喚獣に決まってるさね」

「それ、去年からお断りさせていただいてるのにですか?」

 

聖杯戦争の影響でこっちとしては断割らないといけないくらいになっているほど忙しいのに。

 

「……聖杯戦争の件だね。それでも緊急で頼める教師が居ないんだよ」

「はぁ、しょうがないですね。これまでの分も含めてかなり吹っかけますけど?」

 

真面目に等価交換とか考えたらあれじゃあ労働に見合わないよ。

 

「………背に腹は代えられないさね。報酬については終わったら検討させてもらう、頼んだよ」

 

                  ☆

 

「で、どうなんったんだ?」

「どーもこうもあるか! いい加減にしてほしいよただでさえ召喚獣って操作が難しいの分裂とかありえないよ。大体さ、ふざけてるよね。令呪の影響も懸念されるからテストモニター解除してもらったのにいきなり話吹っかけてくるんだよ。あー、そのせいで召喚獣凄いことになったし」

 

一人暮らし(いまは二人暮らし)の部屋での夕食、僕は思いっきり不満をぶちまけていた。

僕の最後の言葉にアーチャーが反応する。あ

 

「凄いこととは?」

「あ、いや何でもないんだ。一応口外禁止だから」

 

一応こんなざるでも情報統制とかあるしね。

 

「そうか、ところでだが学園祭は何時なんだ?」

「後三日くらい先? 四日間もやるから準備で手一杯だよ」

「随分と長いんだな」

 

普通の学園祭って二日くらいが基本だよね。

 

「まあね、技術お披露目の場でもあるし、ついでに言うなら各国のお偉い方が初日に来るからそこは生徒にも非公開なんだよね。僕たちにあるのは三日間だよ」

「各国とはそれはまたすごいな」

「それだけウチの技術は凄いってこと……だね。使い魔(ファミリア)をあんな機械だけで再現とか魔術師が黙ってないよ」

 

実際魔術師系の研究職もこっそり紛れ込んでいるって噂だしね。

 

「そうなのか、いずれ封印指定とかにでもされるのではないか?」

「ムリムリ、日本政府が囲っちゃってるし。下手に手を出せないんだよね」

「なるほどな」

 

国家権力様様……と、そうだ。

 

「アーチャーも来なよ。じーさん達も来る予定だし一緒に来たら?」

「だから私はもう「いいじゃん、僕らは同じ『衛宮』なんだからさ」……っ」

 

家族は一緒でなんぼでしょ。

 

                  ☆

 

冬木教会の自室、ぼくは帰ってすぐにベットにうつぶせた。

 

「はぁ、今日もつかれた」

「お疲れさん」

「あー、そこ」

「ほい」

「うー、何でここ最近きついんだろう」

「さあな」

 

控えめにノックの音がしたかと思うとカレン姉さんが入ってきた。

 

「妹、食事の支度………何をしているのかしら?」

「マッサージ、結構効くんだよね。これが」

 

ランサーさんは何故かツボも知ってた。聖杯知識らしいけど

 

「そう、とりあえず食事の支度が済んだそうよ」

「了解、ランサーさんありがとう」

「どういたしましてっと」

 

さて、夕飯にありつくことにしよう。

 

「……そこの駄犬」

「あ?」

「私の妹に手を出すようなことがあれば………」

「はぁ、そんなカリカリすんなよ」

 





無駄にオリジナル設定が混ざってます。
ランサーと明乃が何をやっていたのかは雰囲気でお察しください。

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