バカと冬木市と召喚戦争   作:亜莉守

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第七問

 

明久たちの方の戦いが終わった。それにしても比奈丘凄いな。何となく「やる」感じがするから頼んだわけだがここまでできるとは。

 

「よし、コードの接続を確認した」

 

ウミが画面を確認しながら言った。生徒会の方からも通信が入る。

 

『こっちも確認したわ。いつでも接続(アクセス)可能よ』

 

リンの声が聞こえた。いよいよだな。

 

「了解、ウミ行くぞ」

「うん」

 

俺たちは試験召喚システムへの接続(ダイブ)を開始した。

 

                   ☆

 

システム内に作られた量子空間、電子の海に降り立つ。まるで水中に立っているみたいな浮遊感はあれど、酸素不足で倒れそうな感覚は無かった。生徒会のバックアップも順調のようだ。されど目の前にあるのは割と安心していられない状況だ。

 

「っ、予想はしてたけどかなりだな」

 

目の前には攻性エネミーの数々、これを只単なるウィザードだけで切り抜けろとか笑えない。目の前の状況を見たウミが呟いた。

 

「せめてセイバーがいるなら」

「しょうがないだろ。ウミたちのサーヴァントたちは今は普通の人間として転生してるんだ」

 

アーチャーの奴は居ないがな。アーチャーの奴は!! ……そういえばジナコのラン……チャー、いやカルナも居ないな。

 

「わかってる。でも、この状況を切り抜ける手段ほかに思いつく?」

「無理だけど、無茶を承知で通すだけだろ。あっちはあっちでがんばってくれたんだし」

 

ウミの顔がキッとした表情へと変わる。うん、スイッチ入ったな。

 

「それはわかってる。急がないと」

「それにしても通信入りにくいな」

 

妙に通信が入るのが遅い。通信が入りにくい環境なのかもしれないな。

 

『やっと通信入ったわね。状況はこっちで確認済み、オペレーション始めるわよ』

『その空間はアリーナとは全くルールが違います。勝手が違うので注意してください』

 

頼もしい仲間の声がようやく聞こえるようになった。明久たちが頑張ったんだ。俺たちも頑張らないと。

 

「頼んだぜ」

「頼んだ」

 

ここから俺たちの正念場だ!

 

                   ☆

 

しばらく進めば、攻性プログラムと攻性防壁(ファイヤーウォール)が目につくようになる。ファイヤーウォールはこっちでどうにかなるとしても問題は攻性プログラムだ。俺たちには剣となるサーヴァントは居ない。この状況は俺たちでどうにかするしかないんだ。

 

「攻性プログラムを確認、逃げる方向性でいい?」

「そのほうがいいだろうな。ウミ、コードキャストの準備はいいか?」

 

俺はスピード強化系のコードキャストの準備をする。こういうのは俺の十八番だしな。逃げる方が今回に関しては効率的でもあるし。

 

「大丈夫、ヒロは?」

「いつでも行ける。オペレーター、最適ルートの検索は?」

『完了してます。マップにマーカーを付けましたのでそれを参考に進んでください』

 

流石は超一流のウィザード、その辺の抜け目は全くなかったか。俺が感心してるとリンから連絡が入る。

 

『それからジナコと連絡取れてない? あの人もそこの学園に勤務してるはずなんだけど』

「ジナコが? ごめん、知らない」

「すまん、俺も知らないな」

 

ジナコの連絡先までは知らないんだよな。それにしてもあの引きこもりのニートが研究者とか前世ってこうも影響を与えるんだな。

 

                   ☆

 

元AクラスのFクラス、そこにバリケードやらなんやら色々と張って被害を防いでいたんだけど一連の作業が終了したからバリケードは取っ払うことになったんだよね。アキには休んでもらってぼくが作業をしていたら扉からノック音がして、誰かが入ってきた。

 

「失礼するッス」

「え、どちら様?! というかどうやってここまで??」

 

その人は茶色のなんか先だけ直線なショートヘアに茶色の目、服装は黄色の長そでにジーンズ。首には何かの証明証が掛かっている。

 

「にゃはは、その辺は開発者特権って奴スよ」

「えっと、本当に誰ですか?」

「こういうものッス」

 

証明証を突き出された。ふむふむと書かれている内容を読んでみた。

 

「えっと、文月学園研究班ジナコ=カリギリ……あ、もしかして研究室のジナコさん?」

 

研究室の面々の中では割ととっつきやすいタイプだし仲良くしてたけど一瞬誰かわからなくなったよ?!

 

「アキにゃんは相変わらずだにゃー」

「いや、その恰好どうしたんですか? いつもの白衣と野暮ったい髪とメガネは?」

 

あれトレードマークじゃないですか。ぼくが言ったらジナコさんは不機嫌そうに言った。

 

「野暮ったいは失礼ッスよ。あー、白衣は脱いで来たっス。ついでに言うなら現実干渉の召喚獣の攻撃がちょこっと当たったもんだから髪とメガネがおじゃんしちまったんだぜ」「……ジナコさんよく平然としてられますね」

 

あれの破壊力はぼくたちが一番よく知ってるつもりだ。あれの中を生身の人間が駆け抜けていくなんて無謀が過ぎるよ。

 

「いやぁ、ジナコさん強いっスから」

 

……うん、指摘をしよう。この人、アキよりはマシだけどなんか危うい気がするよ。

 

「はぁ、違いますよね。つらいの我慢してここに来たんですよね。目が泳いでますよ。つらかったら言ってください、まがい物でもシスター見習いですから話くらい聞きますよ?」

「……うっ、と、とにかく、アt……ボクはヒロさんとウミ君に用事があるから。二人のところに案内してほしいッス」

 

図星だったらしくジナコさんは言葉に詰まった。それから真剣な顔になってそう言った。用事ならしょうがないか。

 

                   ☆

 

ファイヤーウォールやら攻性エネミーなどを解除したりすり抜けたりしながら俺たちは三階で一階層になっているものの三階層までやってきた。ここまでで踏破したのは計9階ってことになる。

 

「第三階層最奥まで侵入完了したよ」

「四階層に突入予定だけど大丈夫か?」

 

これって生徒会のパソコンに大幅な負荷かけてんだよな。心配になって生徒会室に連絡を入れる。すぐに返答が返ってきた。

 

『大丈夫よ。むしろあんたたちのほうこそ大丈夫?』

 

俺たち? うーん

 

「ちょっとばかし密度は増してるが大丈夫だろ。こんなのサクラ迷宮に比べたらマシ」

「うん、それに今は攻性プログラムも出現してないから平気」

 

そんなことを言った途端に目の前の進路を塞ぐように何か量子の量の半端ない物が出現する。

 

「「あ」」

 

途端に通信にノイズが入った。

 

『先輩、大丈夫ですか。いきなり映像にノイズが』

『音声は聞こえていますが映像が受け取れなくなって』

 

その声もすぐに聞こえなくなってしまった。これはここの環境が変わり過ぎたせいだな。

 

「レオ!?」

「落ち着け、通信が遮断されただけだ。それにしてもどうするよアレ」

 

目の前に現れたカスタマイズされまくったであろう攻性プログラムを指さす。

 

「……どうするといわれても」

 

そこにいたのはどう考えたって超特別仕様のエネミーだ。威圧感半端ない、さらに見た目が最悪、なんでそこでシンジタンクを採用したのかをツッコミしたい。せめてもっとマシなのあっただろうに。

 





とりあえず自分はジナコさんに夢を見すぎた。すみません


謝罪からスタートです。とりあえずジナコさんの謎のアグレッシブさは前世の影響ってことで、主にガトーさん、主にカルナさん(大切なことなので二度(ry
前世拗らせてるメンバー多すぎた。今更だけど一応反省はしている。

どうでもいい話、現在金ぴか√プレイ中。キャス狐ごめん、後回しにすることにしたんだ。それからさらにどうでもいい話、初の女主でプレイ中です。中々かわいいけど三章の恋人作戦にはちょっと首を傾げたくなった。これだったらユリウスが行ってもよかったんじゃないかな?? いや、色々と無茶なのはわかってるけどね!! 見事に百合系のハーレムゲームですごちそうさまでした。



最後に閑話休題アンケート

※感想欄は集計しません。投票は活動報告にお願いします。

『ちょっとばかりお茶飲んで休憩といきたいと思います。
 じゃあ、何のお茶を飲みますか?

 ・魔法瓶使って、紅茶    ×2
 ・水入れ使って、水出し麦茶 ×1
 ・鍋を使って、煮出し麦茶  ×1
 ・急須を使って、緑茶    ×2

                           』

一応締め切りは第十問更新までです。
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