無個性でもヒーローになる   作:学学 学

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まさかの、つづき!

さて、今回はセリフがあります

あとオリキャラも、


体力テスト

入学が決定した。

そして、今日は初登校の日だ。

うん、朝から心臓がバクバクだ。3回も忘れ物が無いか確認したリュックを担ぎ。左手で改良型携帯型アーマー(マーク5)を持ち、震える手で扉を開けた。

 

母の見送りは無い。というか、「寝坊した!」とか言って慌てて仕事へ行く準備をしている。いや、息子が夢に向かう第一歩なのだから何か無いのだろうか?と、思うところはあるが、普段は時間通りに起きている母が寝坊したということはきっと俺を心配して眠れなかったのだろう…と、思いたい。

 

それはそうと今日は高校への初登校、 オッス、オラ、ワクワクすっぞ。

 

さて、家から出て入試の時と同じ道を通り学校へと着いた。

この学校は相変わらずデカイ、無駄にデカイ、廊下とかも大きく異形型の人も暮らしやすい形となっている。

 

そして、俺のクラス、A組の前に辿り着いて扉を開けようとした瞬間、

 

俺の前に超高速で何かが通り過ぎるとともに、突風が吹いた。

その超高速の何かは、これまた超高速でドアを開けて俺の前で止まった。

 

()すぎて見えなかった?」

 

金髪の男が自慢気にそう言った。というかこの話で初めてのセリフだ。

いや、それよりも今のセリフって…

 

「あの、今のセリフって…」

 

俺がそう言おうとした瞬間にメガネをかけた男が顎が外れるほどあんぐりと口お開けて金髪の男に駆け寄ってきた。

 

「おい!今のが君の個性か!?」

 

メガネは金髪の男の肩を掴んで迫ってきている。ものすごい必死だ。

いや、なんだか関わりたくないので離れましょう。

個性(キャラ)が被った…」と、そんな声を遠くに聞きながら教室に入る。

教室には10人ばかりの生徒が雑談をしていたり机で寝ていたりケータイを弄ってたりと自由にすごいている。座席順とかはどうなんだろう?

そういえば、今回の話は会話文があるみたいだ。前回みたいな俺の1人語りではないようだ。それでも1番初めのセリフは俺にして欲しかったが。

 

「あ、創理(つくり)君あなたもA組だったんですね。」

 

そう言って、胸を揺らしながら、大きな胸を上下運動させながら顔見知りの八百万さんが小走りで駆け寄ってした。

というか、その言い方だと俺が受かっている前提のようだ。

 

「あ、や、八百万…さん」

 

ヤバイ、心拍数が上昇している。

ドキドキする。

緊張がヤバイ、

あ、そうだ、俺の名前は創理(つくり)総三(そうぞう)と言います。

 

「どうしました?顔が赤いようですけど、熱があるのですか?」

 

そう言いながら八百万さんは俺の額に手を伸ばして手のひらを押し当てた。

どうしよう、めっさ柔らかい、

すごいぞ、今人生の中でサイッコーに幸せだ!

今なら死んでもいい!

 

「少し熱っぽいですわね…、大丈夫ですか?無理せず保健室で休んでいらした方が良いかと」

 

まぁ、原因はわかっているのだけど…

 

「だ、大丈夫でたからな」

 

ヤバイ、噛んだ

 

「…本当ですか?…貴方がそう言うからそうなのでしょうけど、無理しないでくださいね。」

 

「は、はい…、そういえば、ざ、座席順とかは、わ、決まっているの?…ですか?」

 

どうしよう、すごい緊張する。

一応旧知の仲である八百万に話すのも緊張する俺が八百万さんしか知り合いがいないのにどうやってこのクラスで過ごせばいいのだろうか?

 

「まだ、何も言われてませんわ。皆さんは適当な席に座っております。…よろしければ、私の隣に座りませんか?」

 

と、少し顔を俯かせながらそう言う。

是非とも隣に座りたい!

 

だが、俺と八百万さんとは身長がそこまで変わらない。そのため、俯かれると表情が見えないのだ。

もしかして、社交辞令的なそれなのか?

それとも、知人として横に座って欲しいのか?

どっちなんだ!

 

と、そんなことを考えていると辺りが突然にシーン静まった。

どうしたんだろう?

静まったことに八百万さんも気が付いたのかお互いにキョトンと目があう。すると、男の声が教室に響いた。

 

「はい、静かになるまで8秒もかかりました」

 

誰だ!この汚いおっさん!

 

「担任の相澤だ。よろしくね」

 

担任かよ!

 

クラス中の思いが1つになった。

そして、男…もといい相澤先生は寝袋から服を取り出した。

 

「今から体操服を着て校庭に出てもらう」

 

唐突にそう言った。

なんと、この学校には入学式もオリエンテーションも無いようだ。

ふつうは初日は顔見せだけで一年の大体の予定とかをプリントで配る程度じゃないのか?夏休みの日程とか早く知りたいんだけど…

 

ちなみに、先生が教室から出るときに席順の紙を黒板に貼った。

…出席番号順のようだ。

 

そして、何やかんや文句を言いながら着替え(勿論、女子は更衣室へだ。一人、覗きに行こうとした奴がいたがメガネに止められていた)校庭に行くと先生が既にいた。

 

クラスの全員が到着すると先生曰く、これから個性ありの体力テストをやるそうだ。

そして、その内容は俺たちにとって衝撃的なものだった。

 

なんと最下位は除籍処分らしい…

 

よかった、アーマーは盗まれたく無いから持ってきといて、

 

爆豪とか言う奴がド派手に決めてから俺たちは始めの種目の場所に移動した。

 

 

 

 

「あの、創理さん、大丈夫ですか?」

 

俺の隣を歩いている八百万さんは心配そうに尋ねてくる。八百万さんは小さい時から同じ道場で武術…、徒手、棒術、剣術、小刀などなど、近距離系を網羅した謎の古武術の道場にて通っていたので、俺が無個性なのを知っている。因みに徒手、剣術は俺の方が強いがそれ以外は八百万さんが強い、棒術とかめっさ強い。

男として美人である八百万さんに心配されるのはとても嬉しいが、そんな顔はして欲しく無い、なんだか申し訳ない

 

「だ、大丈夫…、あ、アーマーがあるから」

 

「あ、アーマー…ですか?、」

 

八百万さんは首をかしげる。

当然だ、俺は今はアーマーなんて持っていないように見える。

 

「こ、これ…」

 

アタッシュケース型に変形したマーク5を見せる。すると、八百万さんは驚いた顔をした。

まぁ、これがアーマーには見えまい

 

「これがですか?…すごいですわ!以前見た時はもっと不恰好でしたのに!」

 

「う、うん、も、持ち運ばないと、不便、だ、から」

 

ちなみに、八百万さんは一度だけ俺のラボに来た時がある。欲しい物質を作りたかったのだが手に入らなかったためお願いして分泌してもらった。

 

「お!それは!マーク5!、どうしたんだよ、それ!」

 

「「!」」

 

突然、俺たちの前に一人の男が現れた、

いや、残像のようなものが見えたから走ってきたのだろう。

 

「なぁ、それ、アイアンマンの奴だろ?俺好きなんだ!」

 

朝の金髪の人だ。

なんか、目をキラキラさせている。どうやらアベンジャーズとかのファンみたいだ。初めて会った!

 

「う、うん、俺が作ったんだ。実は…無個性だから」

 

俺が無個性だとバラすと相手がどのような人柄かは大体わかる。

殆どの人は「そ、そう…」みたいな反応をして話題を逸らす。そして、その瞳には多少たりとも蔑みや馬鹿にしたようなものが出てくる。ちなみに八百万さんはそんなことはどうでもいいと言った感じだ、徒手の戦い方を教えて欲しいと頼んできて、中学に上がると様々な道具の仕組みとか個性で作りたいから単純で強力な武器を教えて欲しいと頼んできたりしてきた。

 

そして、この人は…

 

「マジで!自分で作ったの!ウッヒョー、動く?動くの?着れる?スゲー」

 

俺の個性など完全に興味が無いご様子…

 

うん、これはこれで逆に悲しい…

 

「うん、き、着れるけど、お、俺専用に出来てるから、俺以外きれない…、あと、それを使えば大抵の、相手には、勝てる」

 

それは間違いない、

 

「マジかぁ、すげぇな、な、そういえば君もアイアンマン知ってんの?」

 

「う、うん、あ、アベンジャーズシリーズは、全部、見たよ」

 

そう言うと、金髪はすごく楽しそうに目を輝かせた

 

「おお!俺もさ、好きなんだよ。特にクイックシルバーが好きでさ、X-メンも見たんだ。やっぱり自分の個性と近いキャラには感情移入しちゃうよな」

 

「そ、そうだね」

 

確かに、個性…、能力が頭脳しか無い、何も特質した能力が無いスタークやバートンには共感できた。一時期弓道場にも足繁くかよっまたものだ。

 

「あ、そういえば、自己紹介してなかったな、俺は履力(ぐつりき)八美衣(やみえ)だ。女みたいな名前だって思っただろ?気にするな、で、お二人は?」

 

唐突に自己紹介を始めたぞ、こいつ。というか思ってないし…

 

自由人だー

 

「、創理 、総三です」

 

「八百万 百です」

 

軽く会釈する。

 

そして、一種目目の50メートル走が始まった。

 

 

「おお、あの飯田の奴、やるなぁ」

 

履力君は腕を組みながらメガネの人…飯田君の走りを見ながらそう言った。

 

「、キャラが、被ってるから、気になるの?」

 

「おお、けど、似てるけど根本的に俺と飯田の個性は違うぞ。飯田のはその個性の形上、空中で使えば反動で体の向きを変えたり着地地点を調整することもできるだろうな。キック力も上がるから攻撃力が上がるだろう。だが、俺の場合は唯、動きが早くなるだけだから空中だと何もできなくなる。それに、攻撃力も無い。」

 

お、なんかすごい分析してるな、この人…

 

「?、動きが速くなる個性なら力も強くなるのでは無いのですか?」

 

八百万さんはそう言った。

確かにそうだ、力は加速度かける質量、厳密には違うが速ければ速いほど攻撃力は増す筈だ。

 

「そうならないのが痛い所なんだ。俺の個性は厳密には俺を速くしてるわけじゃない、俺と俺の触れている生物以外のもの時間を早さを変えるものなんだ。だから、どんなに個性を使って早くしても、物理的な速さは変わらないんだ。ま、難しいけど早くなるだけで速くはならないんだ。」

 

なるほど、早くはなるけど速くはならないんだ…

 

「あと、デメリットもあって、深夜0時迄に俺の時間の帳尻を合わせたか無いと時間のしわ寄せが来て、他の人ととのズレを無理あり合わ去るようになってるんだ。俺が他より時間が進んでいれば俺の時間はしばらく止まって、遅れていれば俺の時間は速くなったりね」

 

デメリットは大きいけどすごい強力だなぁ…

 

「あ、次俺だ、じゃ!」

 

そう言うと履力君は走って行った。

 

「すごい方でしたわね…」

 

「う、うん」

 

残された俺と八百万さんは唖然としていた。

 

そんな俺たち二人を無視して履力君と口田君ははスタート地点で走る構えをとった。

 

「よーい、スタート」

 

先生がそう言うと2人は走り出した。

 

 

 

interval

 

そして、クラスが騒然となった。現れたのは大量のカラスの群れ。

その群れは、口田甲司の服を掴み体を浮かせて走るよりも圧倒的に速い速度でコースを進み始めた。

 

しかし、その横で金髪の男、履力八美衣はボソリと呟いた。

 

10倍速(decagon accel)

 

すると、履力の周りはスローモーションのようになる。

いや、履力が早くなったのだ。

速いのではなく早い、それが彼の個性、時間制御だ。

 

彼は自分だけ時間から切り離された世界で彼は全力で走った。

 

加速停止(Time out)

 

ゴールに入る瞬間、時間は元に戻った。

 

interval out

 

 

 

「…0秒76…」

 

その、圧倒的なタイムにクラス全員が騒然とした。

 

いや、凄すぎる、1秒切るとかどんだけだよ…

 

「すごいですわね…、というか、そんな…」

 

八百万さんはもかなり驚いている。

うん、だけど…

 

「そ、そうだね、でも、力は、か、変わらないって、弱点が、が、あるって…」

 

「…そうですわ。アレと、アレを使えば、…」

 

と、八百万さんはブツブツと何かを考え始めた。

 

そして、そんなことを話している間に俺の番になった。

一緒に走るのは右と左で色が違う人だ。名前は轟というらしい…

 

スタートラインに立つ。

履力達がいる方から熱い目線が来るが気にしない。

いつも通りにマーク5を地面に置き足を乗っけようとしようとすると…

 

「おい、創理、ちょっとそれ持って来い」

 

先生に呼ばれた。

どうしたんだろう?

 

「な、なんですか?」

 

この人、間近で見ると結構怖い…

 

「その機械を使うな」

 

「なっ」

 

なんだって?

でも、俺はこれがないと…

 

「な、なんですか?」

 

「ヒーローはいつ戦うことになるかわからない、都合良くその機械があるかもわからない…、それに、無個性だから許されると思ったか?コレは体力テストだ、その機械は使うな」

 

「でも!コレは俺の力です。偶々身につけた力じゃない。それなのに否定するのですか?」

 

そうだ、

コレは偶々ではなく努力で手に入れた力だ。

それを否定する奴は誰であっても許さない

 

「壊れたらどうする? バッテリーが無くなったら?、そういえば入試でバッテリーが切れてたな?そうなったらどうする?そもそも、何故ヒーロ科なんだ?サポート科の方が合理的だろう?」

 

くっ、

この目だ。

此奴は俺の大っ嫌いな目をしている。人を蔑む目、擁護対象としか見ていない何も期待していない目だ。

小中学の先生と変わらない人を一定水準以下の可哀想な人を見る目だ。

 

「…わかりました、このアーマーは諦めます。」

 

俺はそう言って先生から離れて八百万さんの所に向かいながら両手に赤いブレスレットのようなものを取り付けた。

 

「ジャービス マーク7を準備してくれ」

 

俺は小声で襟元につけておいたマイクにそう言うと、骨伝導で「了解いたしました」と、返事が返ってきた。

 

そして、八百万さんの元へと行くとかなり心配そうな顔をしていた。

 

「あ、あの、コレ、を預かってて、もらえます、か?」

 

「え?でも、それって…」

 

八百万さんの心配は凄くありがたい

 

「だ、大丈夫。大丈夫だから」

 

俺はそう言ってその場をあとにする。

 

そう、大丈夫だ。

 

無個性でも俺はヒーローになるって決めたんだから、

 

大丈夫じゃないとダメなんだ、

 

ゴールラインに立つ。

横で轟君が俺のことを一瞬見たがすぐに前を向く、

きっと彼も個性を持っているのだろう。

けれど、不思議と羨ましくない。

 

俺にはこいつがある、俺が作った俺の力がある

 

「よーい」

 

先生の声が聞こえる。

轟君は腰を低くし走る準備をする。だけど、俺は両手を挙げて立つ。

 

「スタート」

 

轟君の足元から氷が突き出してその反動で一気に加速した。

だけど、俺は動かない、もう少しだ。

 

八百万さんが視界に入る。

今にも泣きそうに俺を見てる。やっぱり女の子に気にかけてもらえるというのはとても嬉しいが、俺のせいで不安にさせるのはなんか嫌だ。

そして、何故か今まで俺のことを見下してきた教師連中の目も思い出した。

 

「み、み、見てろよ!個性持ちども!お、俺! 創理総三はっ!む、無個性だけど、ヒーローになってやる!」

 

気がついたら柄でもなく叫んでいた。

だけど、思ったよりも嫌では無い。どちらかと言うとスッキリしたし、前より一層ヒーローになる決心ができた。

思い返してみれば身内以外に俺の夢を宣言したのは初めてかもしれない…

 

俺は手を挙げたまま走り出した。

50メートル走が始まって2秒くらいたったくらいか轟君はもう半分地点まで来ている。

だけど、俺も負けてられない!

 

「来い!」

 

俺が叫ぶと学校中に緊急事態を知らせるサイレンが鳴り始めた。

気にしてられない、俺は後ろから迫る聞き慣れたエンジン音を確認するとジャンプする。

 

その瞬間、俺の背中に紅い機械が装着される。

その機械は次々と変形していきスーツへと変わる。

 

まずは腕がスーツに包まれた。

 

リパルサーを後ろへ放ち加速する。

 

「うわぁぁああ!」

 

安定しない、ぶっちゃけ凄い怖いが轟君に追いついた。

そして、俺の体はスーツに包まれて完成する。

 

安定した飛行は轟君を追い抜いてゴールした。

 

「…4秒05」

 

先生はタイムを読み上げた。

 

「あの機械は使ってません!文句ありますか!?」

 

そう、先生はマーク5を使うなと言った。他の機械を呼ぶなとは言っていない。

 

「ある、放課後残って反省文だ」

 

そういう先生の目からはあの嫌な感じはしなかった。

というか、サイレンくらいで反省文か…

 

「凄いですわ!創理さん!」

 

「なっ!」

 

八百万さんは突然背後から抱きついてきた。

なんなんだ!

 

というか、スーツのせいで感触が良く分からない、勿体無い!

 

「さぁ!、私も負けてられませんわ!」

 

と、八百万さんは俺から離れて気合を入れた。

 

そして、八百万さんは順番になる1つ前の時に準備があると言ってスタートラインの近くに座り込んで上着を脱いだ。

俺は静かに視界から外した。

いつの間にか現れた履力君も見ないようにしていた、というか先生も含めてクラス中全員が(1人を除く)視界から見ていないことにしていた。授業初日から変態認定は辛い。

 

 

「…なぁ、八百万の個性ってなんなんだ?」

 

履力君は視界から八百万さんを視界に入れないように俺に聞いてきた。だが、俺は首を振った。

 

「み、見ればわかると思うよ。それに、そ、そういうのは人に勝手にお、教えちゃ、いけないと思う」

 

テストの点とか、メアドとか、人に教えるのは良く無いと思う

 

「まぁ、そうだな。お、八百万の番だ…って、あれ!」

 

「ははは」

 

クラス全員は驚きの声が上がった。だけど俺は乾いた笑いしか出なかった。だって、八百万さん…、ヘルメットを被ってバイクに跨ってるのだもの…

 

そして、当然のように運転してゴール、

うん、あの個性なんでもありだ。

 

それから最後のハンドボール投げで地味な感じの人以外はスムーズに進んだ。まぁ、八百万さんが万力を使ったり、大砲を使ったり、ジェットパックを使ったりとなんでもありだったが、ま、それなりに進んだ。

そして、なんと驚いたことに除籍処分は嘘だったらしい…

 

教師が嘘をついていいのだろうか?

 

で、授業がも終わり、1人で教室に残り反省文を書いていると1人の少年が教室に入ってきた。

確か、ミドリヤ…イ…なんとか君だ。

 

「創理くん…、だよね」

 

お、話しかけてきた。

 

「…そうだけど、」

 

「あの、さっき、無個性だって…あれ本当?」

 

ん?

なんだ?、

 

「…そうだけど、それが、どうした?」

 

「……、ううん、何でも、ない、無個性でもヒーローを、目指し続ける、なんて、もし僕だったら途中で挫折してたかもしれない…から、凄いなって」

 

何が言いたいんだ?

でも、凄いなって言われて悪い気はしない…

 

「そうか? でも、凄いも何も、俺は、ヒーローになるって決めたから目指してるだけなんだ。俺にとっては、もうヒーロになることは決定事項だから」

 

そうだ、俺はもうヒーローになるって決めた。

だから、ヒーローになるのは決まっていることに挫折も何もない。

 

「それに、他と違うってだけで夢を諦める位じゃ、それは夢とは言わない、ただの願望だ。」

 

俺はそう言って席を立ち上がった。

 

「これから先、夢を叶えても辛い事ばかりだと思うよ。でも、それらを超えることは既に俺にとっては決定事項だから挫折なんかするわけない。きっと、それくらいの志じゃないとダメなんだと思う。じゃ、俺は反省文提出してくるからまた明日」

 

ミドリヤ君、話しやすかったな。

 

 

 

こうして、俺のヒーローへの道はさらに一歩進んだ

 




さて、これの続きはあるのか無いのか
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