虚無と無限の龍神記(仮)   作:xix

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なんか書いてしまいました……。

まずは原作主人公サイドでお送りします。

⋇注意:この作品で不可解な点があるかと思いますが、原作前の章という物が本当は存在しています。ただし、作者の実力不足でそのあたりが上手くまとまっておらず、とにかく始めてしまった原作第一章を終わらせてから取り掛かる、又はリメイクするという感じになると思います。


No.Ⅰ 大事の始まり
No.1 抜け殻


おす、最近悪魔になった兵藤一誠(ひょうどういっせい)だ。

 

あ、いきなり訳わかんねーよって思った奴、悪魔って本当に実在したんだぜ?

今俺はオカルト研究部の部長、リアス・グレモリー先輩と学園の有名人で構成されたオカルト研究部で下僕悪魔やってんだ。そしていつか出世して、自分の下僕を持って……俺はハーレム王になる!!

まぁ、俺の魔力が子供以下とか、人間との契約ではチャリで御宅訪問することになるとかいろいろ問題あるけど……はぁ、道は険しいぜ。

 

で、今夜の活動は上級の悪魔から依頼された『はぐれ悪魔』っていうの奴の討伐。

ついでに、戦力にならない俺のために悪魔の戦い方を教授してくれると部長は言っていた。

 

今の時間は深夜。悪魔の活動時間だ。

俺は部員の皆と共に町外れにある廃屋の前へやってきた。ここで『はぐれ悪魔』は人間をおびき寄せて食っている、だから討伐して欲しいってことみたいだ。

 

「イッセー。戦闘に入る前に下僕の特性について説明をしておくわ」

 

「下僕の特性、ですか?」

 

「ええ。まず悪魔には―――」

 

部長が説明に入ろうとしたその時

 

「ぎぃぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!」

 

廃屋の中から悲鳴が聞こえた! ま、まさか今も人が襲われてるのか!?

 

「まさか犠牲者が……急ぐわよ!」

 

部長の掛け声と共に、俺たちは走り出す。中に入ると―――

 

「な、なんだよ……これ」

 

俺たちは奥にある光景を見て驚愕した。そこには赤く光る杭のようなものがあり、何かを壁に貼りつけにして照らしている。

 

「ぎ、ぁ……ぁ……」

 

貼りつけられた何かをよーく見ると、上半身が裸の女性で下半身が巨大な獣の様な化物だった! でもそれだけじゃない。化物の身体が赤く見えるから何かと思ったら……全身が血で染まっていた。ってことはさっきの悲鳴ってまさかコイツだったんじゃ!?

でもいったい誰が? 俺たちは今来たばかりなのに。

 

「……っ! 部長、何かいます」

 

突然部員の一人、塔城小猫ちゃんこと、小猫ちゃんが何かに気づいて皆がその視線を追う。

 

コツ……コツ……。

 

「………」

 

足音と共に暗がりから姿を現したのは、全身隠れる黒いロングコートを纏う奴だった。

顔もフードで覆われて良く見えない。

あ、怪しさプンプンだな。

 

「悪魔ではないわね。天使でも、堕天使の気配でもない……あなたは何者?」

 

部長が警戒しながら黒尽くめに質問する。

でも向こうから返ってくるのは……沈黙だった。

と思ったら、向こうは片腕を前に出して、指をさす形になると、やがて人差し指が小さく光りだした!

何するのかわからず、俺たちはすぐさま臨戦態勢に入る。

 

「………」

 

黒尽くめは光る指を空中でなぞると、光から文字が形成され始めた!

そこに書かれていたのは

 

『I'm what's left』

 

……英語だった。私は……残る? え~っと、なんて読むんだ?

悪魔になってから言葉が全部日本語で聞き取れるようになる特典があったんだけど、英文字や英単語までは暗記してるわけじゃないから読めないところもあるんだよな……。

 

「どういう―――」

 

部長は意味が分かったのか、再度聞き出そうとすると

 

―――ブォッ。

 

黒尽くめの後ろに黒い渦みたいなものが出現した!

 

「………」

 

黒尽くめはこちらに向きながら後退、つまり渦へ入っていく。

あの中に入って逃げる気か!?

 

「待ちなさい!」

 

部長の制止も聞かずに黒尽くめと渦は消えていった。

光る文字や化物を貼りつけていた杭も、いつの間にか消滅している。

後に残っているのは、俺たちと化物の骸だけだった。

 

「………皆、部室へ戻るわよ」

 

「ぶ、部長。今の奴なんていいたかったんですか?」

 

皆はわかっていそうだけど、俺には最後まで読めなかったから、部長に確認してみる。

 

「………『私は抜け殻』」

 

………は、はい? 抜け殻? そんだけなんですか?

部長の言ってる意味が解らなかった。いや、部長自身もわかってないんだろう。だから聞こうとしたんだと思う。他の人を見ても、うんと部長の訳を肯定するだけ。

 

「私の管轄であるこの町に正体不明の(やから)が……」

 

部長はブツブツと呟きながら考えている。

あいつについてのことだろう。

俺たちは転移の魔方陣を使って、部室へ帰還した。

 

なんか波乱万丈だったな……悪魔の戦闘見損ねちまったし。

 

その後部長から特性について教えてもらった時、俺は下僕の中で一番下の(ランク)であることを知った。はぁ、出世への道は遠いぜ……。

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