トリコも好きなので書いてみました。
プロローグ
「こ…小松…。」
クッキングフェスティバルでの美食會の襲撃。トリコとスタージュンの戦いは、ほぼ相討ちで終わった。片足と片腕を失い出血も酷い。
「僕、行きますから…。」
トリコのコンビ、小松は泣きながらスタージュンについていこうとしている。
(小松、行くな、行くんじゃない…。)
トリコはそう思うがもう声もあげることができない。
そしてトリコの意識が薄れていった。
(何だ?知らない匂い?)
トリコは自分が知らない匂いのするところで目覚めた。
(ここはどこだ?体が動かない。小松はどうした?)
「母さん、トリコが目を覚ましたぞ。」
「あら、ホントだわ。ミルクの用意をしないとね。」
(誰だ?なんで、俺の名前を知っている?それにミルクとはどういうことだ?うん?)
何気なく横を向くと鏡があり、自分の姿を見て驚いた。
「だぶだぶだぁぁぁぁあ!《なんだこりゃぁぁぁぁあ!》」
なんと、赤ん坊の姿になっていた。
赤ん坊になってから数年の月日が流れた。今は、兵藤トリコという名前だ。どうやらここはグルメ時代とかけ離れた世界らしい。美食屋などグルメに関わる職業はほとんどなく、猛獣もグルメと関わらないただの生き物しか存在しない。
(小松…お前はどうなったんだ…)
数年の月日が流れても小松のことを忘れることはできないでいる。いや、忘れるなんて出来る訳がない。何せ、生涯のコンビなのだから。
「兄ちゃん、何考えてるの?遊ぼうよ。」
トリコに少年が話し掛ける。この少年はトリコが赤ん坊になった次の年に産まれた兵藤一誠という。つまり、トリコの弟ということになる。皆からはイッセーと呼ばれている。
「そうだな。遊ぼうか。」
トリコはイッセーと遊びだす。
トリコは小松や他の美食四天王のことは今でも心残りだが、正直なところ今の暮らしに安らぎを感じている。一龍の親父に育てられたが、それとは違った父と母の温かさ、自分のことを慕ってくれている弟、特に変わったことはないがこの事に幸せを感じている。
トリコは今、何の変哲もない子供である。そう、何の変哲もない。
グルメ細胞があることは感じる。しかし、1度こんな世界に来たことを知らずに物凄い量のミルクを飲んで両親を驚かしたことがある。それ以来、両親を驚かさないために普通の子供が食べる量しか食べていない。
ナイフ、フォーク、釘パンチなどの技はどれも使えなくなっている。幸い、食義と食没は少し使えるため少しの量でも生活はしていけている。
「そろそろ鍛えていくか。」
トリコは今は平和に暮らしているが、もし、元の世界に戻れるときのために、今の家族を守るために鍛えて行くことにした。
トリコがハイスクールD×Dの世界に行きました。
まだ子供ですがこれから強くなっていきます。