「最近、イッセーのやつ帰って来るの遅いな。まあ、俺も人のこと、言えないか。」
トリコは夜の町を歩いている。家にいるときに神器を使ったら、家にいないと大騒ぎになる。なので、友達の家に泊まると親に言って外に出てきた。
「どこで神器を使うか。うん?」
トリコは、人の血の匂いがすることに気が付いた。
「行ってみるか。」
匂いのする方に向かって行った。匂いを辿っていくと、ある廃墟に到着した。トリコが中に入る。
「ここか。血の匂いが、胸くそ悪い。」
奥に入っていくと、
「人間か。今度のは不味そうだ。」
上半身が女性だけれど、下半身が怪物のまるでケンタウルスみたいな者が現れた。
「お前、言葉がわかるのか。なら、聞く。お前は、何者だ?お前から、人の血の匂いがする。1人や2人じゃない多くの匂いだ。どういうわけだ?」
「ふん、人間ごときが私に質問するのか。いいだろう、答えてやる。私は、バイザー、悪魔だ。人間など私のエサにすぎん。食べて何が悪い?不味いやつは殺して捨てたがな。」
「捨てただと!」
トリコは怒りに充ち溢れる。
「百歩譲って、お前が生きるために敬意を持って殺した者を食うなら話はわかる。しかし、ただ意味もなく殺すなら話は別だ!今からするのは、捕獲じゃねえ!駆除だ!」
トリコは戦闘体制に入る。
「小癪な人間め!殺してやる!」
バイザーは襲いかかる。しかし、トリコはバイザーの攻撃を避ける。そして、
「フォーク!」
バイザーの体に手を突き刺す。
「ぐぎゃゃゃあ、きさまぁぁぁ!」
巨体で踏み潰そうとするが、
「ナイフ!」
トリコはバイザーの足を切り落とす。
「ぐぎゃゃゃあ!」
バイザーは倒れる。
「貴様に殺された者達の思いを知れ!」
トリコは、腕に力を溜める。
「2連釘パンチ!」
バンッバンッ
「ぐぎゃゃゃあ!」
トリコの一撃でバイザーは吹き飛ばされた。
少し前
「イッセー、悪魔の戦いを見ておきなさい。」
グレモリー眷属の悪魔達がはぐれ悪魔の討伐に向かっていた。
「うふふ、ここの廃墟ですね。」
「血の匂いがします。そして、これは!」
小猫が驚く。
「どうした、小猫ちゃん?」
イッセーが聞くと、
ズードン
廃墟からはぐれ悪魔が吹き飛んできた。バイザーは死んでしまったようだ。
「これは、一体?」
リアス達は驚く。
「あれ?イッセーじゃんか。小猫にリアスも。そこの2人は知らねえな。どうした、こんなとこで?」
リアス達が振り向くと、そこにはトリコがいた。
「アニキ!なんで、アニキこそいんの!」
イッセーが言う。
「なんでって、血の匂いがして、ここに来たら自称悪魔のそいつがいて吹っ飛ばしただけだけど。」
トリコは平然と言う。
「ただの人間が悪魔に勝てる訳ないでしょ!」
リアスが言う。
「勝てるもなにも、勝っちまったからな。お前らこそこんな変なのがいるとこに、なんで来たんだ?」
トリコが聞く。
「その事については明日話すわ。明日、使いを出すから私達の部室に来てちょうだい。」
リアスが言う。
「わかった。」
この日は、みんな帰って行った。
バイザーを捕獲レベルで言うと2か3だと想定しています。