赤龍帝の兄は美食屋   作:ドルキ

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悪魔と接触

トリコがはぐれ悪魔を倒した次の日、リアスが言っていた使いを、トリコは教室で待っていた。

 

「先輩、迎えに来ました。」

 

教室に小猫がやって来た。

 

「小猫が使いか。じゃあ行くとするか。」

 

トリコは小猫についていった。

 

「なんで、小猫なんだ?リアスが同じクラスだから、リアスが案内してくれればいいのに。」

 

「部長は、昨日のことを報告をしに行っているんです。だから、私が来ました。」

 

話している間に、オカルト研究部の部室に着いた。部室に入ると、

 

「アニキ、来たんだ。」

 

トリコにイッセーが駆け寄る。

 

「呼ばれたら、来るだろ。」

 

話していると、扉が開く。

 

「遅れて悪かったわね。呼び出したのは、私の方なのに。」

 

リアスが謝る。

 

「気にすんなって。俺も今、来たところだしな。」

 

トリコはソファーに座り、話が始まった。

 

「まず、率直に言うわ。私達は、悪魔なの。」

 

そう言って部員達は翼を出した。

 

「なるほど、悪魔ね。」

 

「あら、そんなに驚いていないわね。」

 

「まあ、昨日にあんな奴にあったらな。昨日の奴と、お前らは悪魔でも何が違うんだ?」

 

トリコの質問に対して、リアスは悪魔のことを話した。

 

「お前らは真っ当な悪魔で、昨日の奴ははぐれ悪魔ね。」

 

トリコは理解した。

 

「イッセーが悪魔になったのは、夕麻って奴とデートした日か?」

 

「なんで、わかったの!」

 

イッセーは驚く。

 

「お前の兄だからな。イッセーのことは誰よりもわかってるつもりだぞ。」

 

トリコは答えた。

 

「それより、兵藤トリコ君、トリコと呼ばせてもらうわね。あなたは一体、何者なの?人間であるあなたが、どのようにして、はぐれ悪魔を倒したの?」

 

リアスが聞く。

 

「何者って、俺は人間だぞ。はぐれ悪魔って奴も素手で倒したぞ。」

 

トリコが答える。

 

「ただの人間が悪魔を倒せる訳がないでしょ!あの死体を調べたら足を切られたり、何かに刺された傷があったわ。何を使ったの?神器?魔法?」

 

リアスが聞く。

 

「意外に、頑固だな。嘘は言ってないんだが…」

 

トリコが困惑していると、

 

「俺は、アニキのこと信じるよ。」

 

イッセーが言う。

 

「アニキは、嘘を言ったことなんてないからさぁ。それに悪魔になった俺のことを信じてくれたんだ。俺だってアニキのことを信じるよ!」

 

「嬉しいこと言ってくれるじゃねーか。」

 

「私も、信じますよ。」

 

小猫が言う。

 

「ちょっと、小猫!あなたまで!」

 

リアスが驚く。

 

「部長達には言ってませんでしたが、トリコ先輩とはよく組み手をしてもらってたんです。ですが、悪魔の戦車である私が、1度も勝つことが出来ませんでした。なので、はぐれ悪魔位、倒したことは信じられます。」

 

小猫が言う。その事に対しては全員驚いた。

 

「トリコ、あなた、戦車の小猫と張り合ってたの!」

 

「戦車とは、なんだ?」

 

リアスはトリコに悪魔の駒《イービル・ピース》について話した。

 

「なるほどね。そういや、さっき、神器がどうとか言ってたな。戦闘では使えないけど、一応持ってるぞ。」

 

今度は小猫を含めた全員が驚く。

 

「アニキ、神器を持ってたの!」

 

イッセーが聞く。

 

「なんなら使ってやろうか?いいか、リアス?」

 

「ええ、お願いするわ。」

 

リアスの了解を得るとトリコは指を鳴らした。すると、この部屋にいる全員が違う空間に移動した。

 

「この神器は、美食の闘技場《グルメ・コロシアム》って言うらしい。猛獣を倒してその猛獣を食うことができる。」

 

トリコは説明する。

 

「聞いたことのない神器ね。今からその猛獣と戦うことは出来るかしら?」

 

リアスは聞く。

 

「別にいいが、お前らは安全な観客席があるからそこで見た方がいいんじゃないか。イッセーは弱そうだから危険だぞ。」

 

トリコが言う。

 

「危険!じゃあ安全な所に行きますね。」

 

イッセーが言うが、

 

「だめよ。近くで見ることが経験に繋がるの。イッセーも近くにいなさい。」

 

リアスが言うと、イッセーはしょんぼりしていた。

 

「まあ、離れて見てな。どの猛獣と戦うかは、このパネルで決める。」

 

トリコはパネルを操作して猛獣を選んだ。すると、トリコ達がいる反対側の扉が開き、巨大なワニが現れた。

 

「なんだ、あれ!恐竜じゃん!」

 

イッセーが驚く。他の部員も驚いているみたいだ。

 

「こいつはガララワニ。噛む力が3トンを越える捕獲レベル5の猛獣だ。」

 

「捕獲レベル?」

 

「捕獲レベルってのは簡単には言えば、猛獣の強さのことだ。捕獲レベル1でプロの猟銃を持ったハンターが10人いて捕獲できる強さと言うことだ。まあ、見てな。」

 

トリコはガララワニに近づいて行く。

 

「ギュアアアア!!!」

 

ガララワニがトリコに噛みつきにきた。

 

トリコはそれを避け、

 

「ラァあ!!!」

 

ガララワニを殴る。ガララワニはもろともせず、尻尾でトリコ叩く。

 

しかし、トリコは尻尾を掴み

 

「ぬらぁぁあああ!!!」

 

ガララワニを投げ飛ばす。

 

「やっぱ、150年物だが強いな。使わせてもらうか、人間の武器を!」

 

トリコは手をこすり合わせ、まるで金属がこすれる音がなる。そして、両手を合わせて、

 

「この世のすべての食材に感謝を込めて、いただきます。」

 

「ギュアアアア!!!」

 

ガララワニが向かってくる。

 

「フォーク!!!」

 

トリコは腕を突き刺し、

 

「ぬぁぁぁあ!!!」

 

そのまま、持ち上げる。

 

「ナイーフ!!!」

 

ガララワニの首から上を切り落とす。両手を合わせて、

 

「ごちそうさまでした。」 

 

それと同時にガララワニが地面に落下した。

 

「これで信用してくれたかい?」

 

トリコが聞く。リアス達は唖然としていた。

 

「え、ええ、信用するわ。」

 

「じゃあ、こいつを食うぞ。ついてこい。」

 

トリコの案内の元、リアス達はついていった。ついていったさきは大きなテーブルと多くの椅子がある部屋だった。

 

「みんな、座ってくれ。」

 

トリコの指示でリアス達は席に着いた。そして、テーブルの横にあるパネルを操作する。すると目の前に大量の肉料理が現れた。

 

「原理はわからんが、倒した猛獣は調理してくれるんだ。さあ、食おうか。」

 

トリコが手を合わせる。イッセーも手を合わせて、

 

「部長、今からやるのは我が家のルールなんで一緒にやってもらってもいいですか?」

 

イッセーがそういうとリアス達も手を合わせる。

 

「「この世のすべての食材に感謝を込めて、いただきます。」」

 

トリコとイッセーは一緒に言った。

 

「うんめぇぇぇ!さすがガララワニ!」

 

トリコはムシャムシャ食べ始めた。リアス達は目の前の料理に困惑している。小猫が料理を食べ始めた。

 

「これは!こんな美味しいお肉は食べたことがありません!」

 

そう言って無心に食べ始めた。

 

(どんな味かしら?)

 

リアスは思う。

 

残りの部員も同時に食べ始めた。そして、全員に衝撃が走る。

 

「なんなのこれは!おいしい!」

 

「うふふ、舌がとろけそうですわ。」

 

「こんなの食ったことねーぜ。」

 

「本当においしいですね。」

 

それぞれ感想を言う。

 

「アニキはいつから神器を?」

 

「高校1年の時から使えるようになった。」

 

みるみる内に料理が減っていった。ほとんどトリコと小猫が食べた。

 

「ごちそうさまでした。」

 

料理を食べ終わった。

 

 

 

 

 




長くなりそうなので切ることにしました。
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