眼帯の義父   作:麒麟雑賀

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因みにこの『カムイ』は一応ssレートぐらいです(この話ではA)
原作前、金木くんがお母さんを亡くしてしまったところからスタート、現在カムイは19です



出会い

今日も今日とて同種を喰らったカムイ、本名は創という、彼はコンビニで飲み物を買い河川敷へ向かっていた、何時もなら人はいない筈のそこには小学生らしい人がいた、今はもう午後の8時だろう、普通ならこんな子がいる筈がない

人と話す事を極端に避けていた創はうっかりその少年に話しかけてしまった

 

「どうした?もう子供がいる時間じゃないだろ」

 

「.....」

 

「何かあったのか?もう此処には人も居ない、少しお兄さんに話してくれないか?嫌別に特に無いなら良いが...」

 

「お母さんが...死んだ」

 

「....」

 

「過労だったんだって....今僕の引き取り先を探してるんだって」

 

「父親は?」

 

「生まれてすぐぐらいに...死んだ」

 

「もう僕は一人ぼっちだ...」

 

少年を嗚咽が聞こえる、創はそんな少年の姿に一瞬だけだが自分を重ねた、自分は喰種だったから何とか生き残れた、しかし人はどうだ?生きていける筈も無い、何とかしなくては....そう一瞬考えたが我に帰る、何を考えている?俺は喰種でこいつは人間だ住む世界が違う、だが、妙に自分と重なるこの少年に彼はこう言う

 

「だったら...家に来るか?俺はお前を1人にはしない」

 

「..,え?」

 

「お前一人ぼっちなんだろ?其れはな俺も同じなんだ、だからこそお前の気持ちが良く分かる、だからお前の苦しみを俺も一緒に背負おう、だから家に来い」

 

「お兄さん...もしかして変態?」

 

「違う、断じて違う、で?どうするよ少年」

 

「...行くよ、お兄さんの名前は?」

 

「創だ、お前は?」

 

「金木...金木研」

 

「そうか...宜しくな!研!」

 

「宜しく!お父さん!」

 

「....ん?」

 

「え、どうしたの?」

 

「嫌...何でもない」

 

(お父さん...父親..か)

 

「じゃあ行こう....新しい家に」

 

「うん!」

 

我ながら馬鹿な事をした気がする、喰種が人間を育てるなんて普通じゃありえない、拷問の様なものだ、だが人間を喰わない俺としては大して関係も無い、

生まれてこの方喰種しか食べた事が無い俺は何時も少し腹が減るだから喰らった者は一欠片も残さない、何処か違う次元にでも飛ばしたとか、一口で終わらせるとかいう噂と白鳩の考えから俺は『カムイ』と呼ばれている...話が逸れた

一番の問題は研に自分が喰種だとバレてはいけない事、バレてしまえば研は自分を喰うために此処まで育てたと勘違いをしてしまうかもしれない事、一度引き取る事を宣言した俺にとってはそれが最優先の事項だ、金は...大して問題は無い...やってやろうこいつが大人になるまで俺が....

 

こいつを...金木研を護り、そして愛そう、他でも無い義父として

 

 

 

 




東京喰種はとにかく金木が可哀想です、この話はそんな金木をちょっとでも救えるかな...みたいな事を考えた結果こうなりました、後悔はしていない

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