魔法少女リリカルなのは~祝福の風の精霊と時の旅人の物語~ 作:nakazero
はやてがカイトとリインフォースにより、孤独から救われた日からひと月と少しが経ち
時は5月
季節は春
人々がそれぞれの道へ歩みだそうとしている時
そこは、夜の公園内
時刻は8時を迎えようとしている頃だ
辺りには遊ぶ子供や親はおらず、ただ静かに時が過ぎる。
そんな空間内で
ガチン!ガチン!
何かと何かが激しくぶつかりあう。
同時に聞こえる人の声
『ほらはやてちゃん!太刀筋が見えてるよ!』
軽い足取りで、肩に木刀を担ぐ青年カイトと
「まだやでカイトさん!」
そう叫び、カイトに接近するはやての姿があった。
「『っ!!』」
二人は同時にバックステップし距離をとり構える。
カイトは木刀を右肩に担ぐようにもち、足は仁王立ち。
対するはやては腰を低めに木刀は正面に構えている。
お互いに自分の間合いをとり、相手につけいる隙を与えない構えだ。
その距離およそ10メートル程
と
『うん。大分まともになってきたねはやてちゃん。』
カイトが口を開いた。
対しはやても不敵な笑みを浮かべながら、それに答える。
「誉めても、何も出えへんでカイトさん。」
『そりゃあそうだ。』
カイトとはやては互いに言うが、その間にも2人の目には油断というものはなく、しっかりと相手を見つめ出方を窺う。
こうして話してる間にも相手にこっちのの隙を一切与えない。
やがて
ゴォォーー!
風が辺りに吹き、近くの木を揺らす。
その瞬間はやてが行動にでた。
「はぁぁぁぁ!!」
声をだしながらカイトに接近する。
その速度は幼い子にしては有り得ない速さだった。
カイトはそのまま動かない。
カイトに接近したはやては持っている木刀をカイトに向け横に薙払う。
それはしっかりカイトを捉えていた。
が
『ほいっと!』
カイトはそれを難なく避ける。
再び互いの距離が延びる。
「くぅー!これも避けるんかいな。」
『ははは、まだまだあまいでござるよ!』
「どこの時代の人間やあんたは?!」
ヘラヘラ笑いながら、カイトはステップを踏むかのような足取りで動く。
対するはやては彼をしっかり見て、カイトの行動を予測する。
(多分、次で仕掛けてくる筈。ならそこで仕留めるしかないな。)
そして
『そーれっと!』
「!!!!」
はやての予測どおり、次はカイトが行動にでた。
ブンッ!
一気にはやてに近づくと、持っている木刀を右斜め上からはやてに向けて振り下ろす。
「くっ!!」
はやてはそれを受け止めようと木刀を上に構える。
(よし!これを受け止めて返しを入れれば・・・)
はやては勝利を確信していた。
だがそれは罠だった
『・・・・(ニヤリ!)』
「っ!!」
瞬間、はやては猛烈なプレッシャーをうけた。
(しもた!カイトさんのあの笑みは?!)
カイトの不敵な笑みに、はやては慌てて構えを戻そうとしたがもう遅かった。
その瞬間にカイトの太刀筋が振り下ろしから横の薙払いに変わっていた。
「あっ・・・・・・・・」
次の瞬間には、はやてちゃんの首筋には、カイトの木刀が突きつけられていた。
『はい!今回も俺の勝ち!』
そう言いながら、カイトは持っているスポーツドリンクを飲む。
「くぅー!今回はいけると思うたんやけどなぁ。」
対するはやては、ベンチに座り、悔しがる様に腕をブンブン振っていた。
『まぁ!ひと月でここまで上達したのなら及第点だよ。』
と言いながらカイトは持っていた木刀を右肩に担ぐ
現在カイトとはやては訓練という名の模擬戦を終えてベンチに座り、リインフォースが持ってきたスポーツドリンクを飲んでいる。
2人が模擬戦していたのには理由がある。
それは、はやてが歩く訓練を始めて少し経った頃、カイトがはやてに剣技を教え始めた事から始まる。
勿論、それにはしっかりとカイトの目的がある。
はやては特訓のおかげで、シンクロしていれば大方普通に歩けるようになり、今はリインフォースとシンクロしなくても、短時間なら足は動かせるようになった。
だが、これで満足してもらっては困るのがカイトの考えだ。
今はやてがカイトから剣技を教わっているのは、当初から考えていた事だった。
はやては遠距離がメインの魔導士とリインフォースから聞いていたカイトは直ぐに、その欠点に気づき、それに対応する為にはやてに剣技を教え始めた。
その欠点とは、いわゆる魔導士の特徴上からの問題だった。
遠距離がメインの魔導士は、その特徴上、遠距離に滅法強いが、逆を言えば近距離には滅法弱い。
それ故、いくら優秀な魔導士でも近づかれてしまえば、後は袋叩きにされてしまうなんて事もざらではない。
その可能性があるが故にカイトははやてに近距離にも対応できる様に剣技をおしえだした。
当初カイトは付け焼き刃程度に教えるつもりだった。
通常は遠距離がメインなので、緊急用とするなら、はやてにはこの程度ぐらいで大丈夫だろうと思っていた。
だがここで大きな誤算が生じた。
ふたを開けてみれば、実は、はやては遠距離の魔導士にしては有り得ない程の剣の才能があったのだ。教え始めた当初、まず素振りから始めたのだが、思った以上に筋が良く、短時間でプロ並みのものとなり、ならと思い今度は剣術を教えたら、これまたあっという間にはやては自分のものにしてしまった。
正に、1つ教えて10理解するといっても過言ではない。
そして今ではカイトと模擬戦するまでになっていた。
まぁ今のところ全戦全敗爆進中ではあるが・・・
「でもカイトさんに勝つには、うちはまだまだやな。」
『日々これ精進あるのみだよ。』
そう言うとカイトははやての頭をなでなでした。
「えへへ/////」
撫でられているはやては、先ほどの悔しがる姿が嘘かのように、顔が紅くなりながらも上機嫌だった。
さて、ここで疑問がある。
先ほどから、全くこ出てこないリインフォースは何処にいるのだろうかと皆さんは思っているだろうと思う。
では、いる筈のリインフォースの姿が見えないのは何故だろうか。
今リインフォースは、はやてとのシンクロを解き何をしているかというと・・・・
「どうした高町!お前の力はそんなものか?」
『うぅー!負けませんよ!リインフォースさん!!』
カイトとはやての前で高町なのはと絶賛ぶつかり合っていた。
ガチン!ガチン!
リインフォースの持つ木刀となのはが持つ彼女自身の身の丈以上の長さのある棒が交錯し、互いに火花が散るかのように見えた。
どうしてこうなった?
そう思う方もいらっしゃるだろう。
そもそも何故ここになのはがいるのかを順を追って説明しよう。
それは今から一週間前に遡る。
「じゃあ、始めようかはやてちゃん。」
『うん!いくでカイトさん!』
はやての模擬戦を開始しようとした正にその時だった。
『ふぇ?はやてちゃんにカイトさん?!』
「『えっ?』」
突如、公園入り口から声が聞こえ、2人が見ると、そこになのはが驚いた様子で立っていた。
『なのはちゃん。なんでここにいるんや?』
『はやてちゃんこそどうして?ていうかはやてちゃんが立ってる!』
「なのはちゃん。少し落ち着いて。はやてちゃんもね。」
とりあえず、カイトは2人を落ち着かせる。
しばらくすると、2人も落ち着いてきたので、カイトはなのはにはやての事を含め、話し出した。
まず、何故になのはがここにいるのかと聞いてみると
『えーと。うまく説明出来ないんですけど、家にいたら、こっちから何か気配みたいなのを感じたから。』
と答えた。
聞くところによると、家でのんびりしていたら、何故かこっちから変な感じがして、家族に相談したが、全員が気のせいだと言われ、それでも気になったので、家からこっそり抜け出して此処に来たのだそうだ。
(この子・・・・・・・)
話を聞いて、カイトはこの時なのはから、かなりの武術の素質があると感じていた。
何故ならその気配とは、おそらくカイト自身から起こした気配だったからだ。
カイトはいつも、戦う前に、まず相手を牽制する為にこれを使っている。
いわゆる、相手の出方を窺うものなのだが、それを感じ取れるのはとても難しく、感じ取れるのは、極限られた察知能力のある者だけなのだ。
はやてやリインフォースも感じる事は出来るが、それが何なのかまでは察知する事は出来ない。
しかしなのははそれを感じ取り、しかも正確な場所まで特定出来る程までの能力があった。
これには流石のカイトも驚いた。
まぁ元々なのはは武術の親の子だから、そういうものをもっていてもおかしくはないのだが・・・・
次にカイトはなのはにはやての事を説明した。
それには、はやて自身も自分の口からなのはに伝えた。
自分の足の事、リインフォースの事も包み隠さず話した。
なのははリインフォースが精霊であることに驚いてはいたが、決してリインフォースを嫌な目や怯える様な目で見たりはしなかった。
「私の心を、家族を助けてくれた恩人を嫌な目で見るなんて、出来ません!」
なのはのその言葉に、リインフォースがこっそりと隠れてうれし涙を流していたのは、カイトの秘密だ。
やがて説明を終えるとなのはが
『私も一緒に訓練したいの!』
なんてことを言い出した。
何故そうなる?
カイトの率直な気持ちだった。
すると
『駄目や!友達に危険なことさせたくない!』
はやてが猛反対した。
当然といえば当然のことだ。
だがなのはは諦めず、はやてを説得する。
『ううん!友達だから、私の大切な友達だから手伝いたいの!助けたいの!』
『それでも、あかんもんはあかん!うちの大事な友達をうちの事情で巻き込みたくないんや!』
『うぅー・・・・・・・』
『むぅー・・・・・・・』
しまいには2人でにらめっこするに至ってしまった。
「やれやれ・・・・仕方ない。」
このままだとラチがあかないのでカイトが仲裁にはいる。
「はやてちゃん。とりあえず、やらせてみたら。無理だと思ったら俺が止めるから。」
と妥協案を出してみた。
『・・・・・・・・・・』
はやてはしばらく考え込んだ。
なのはとリインフォースは心配そうに彼女を見つめている。
やがて、はやてが口を開いた。
『・・・・・・・・・・・カイトさんがそこまで言うならうみゃあ!』
苦悩の末、ようやくはやては答えを出したが最後まで言い切れなかった。
何故ならはやてが言い終える前になのはがはやてに抱きついたからだ。
『はやてちゃん!ありがとう!私頑張るからね!!』
『なのはちゃん。抱きついてくるのは嬉しいんやけど、案を出したのはカイトさんやからね。』
『うん!カイトさん、ありがとうなの!』
そう言うと、なのはははやてから離れて、今度は嬉しそうにカイトの手を握りブンブンと振る。
「いいよ。でも一度決めたからには最後までやりきること。それが約束だよなのはちゃん。」
カイトも喜んではいるがその目は鋭かった。
訓練=危険が伴う以上、しっかりとした意志がなければ、させるわけにはいかなかったので、カイトはなのはに問う。
最後まで成し遂げるまでその意志を、貫き通せるかという事を
決して折れない不屈の勇気を
なのはは真剣な表情で真っ直ぐとカイトを見つめ、しっかりと頷いた。
『はい!』
その彼女の声がカイトに、
はやてに、
リインフォースに、
しっかりと響き渡った。
そして、現在にいたる。
後からわかった事なのだが、なのはもはやてと同等、いやそれ以上の武術の才能の持ち主だった事がわかった。ただ、はやてと少し違うのは、なのはは剣術よりも、棒や槍といった類の棒術の方が秀でていた。
現に、自分の身の丈以上の棒を巧みに動かし、リインフォースの剣技をさばいているのが何よりの証拠だ。
元々運動音痴だと、なのはは言っていたが、練習するにつれて、徐々にその才能を現していった。
今では、お互いに本気ではないものの、リインフォースとタメをはるぐらいになっている。
因みに余談だが、なのははこの訓練の事を家族に内緒にしていた為、それを聞いた兄の恭也が止めにきた事があった。
しかしなのはの
『もし止めるなら、私一生お兄ちゃんのこと嫌いなの!』
この一言で、恭也が渋々了承したのだが、この時恭也はなのはの言葉にその場に崩れ落ちて、悲しみのあまり、目から血の涙を流して叫んでいたので、全員が若干ひいていたは記憶に新しいところだ。
まぁ、あくまで余談なのだが・・・・
『よし!今日はここまでだ。』
『ありがとうございます!リインフォースさん!』
説明している内にどうやら模擬戦は終わったようだ。
互いに汗を流しながら、なのはとリインフォースが戻ってきた。
「リインどうだった。なのはの調子は?」
カイトはリインフォースにタオルを渡しながら、なのはの調子を聞いてみた。
『あぁ、あの子には毎度驚かされるよ。毎回私が指摘した事を次にはしっかりとものにしてくる。本当に将来が気になるよ。』
どうやらリインフォースにとって、かなりの評価みたいだ。
が当のなのははというと・・・・
『えーと、さっきの踏み込みは良くなかったから、次から気をつけないと・・・・後は・・』
等を一人ぶつぶつ呟きながら、棒を振って動作を確認していた。
「本当に・・・・将来が怖いな。」
カイトは一人、そう呟いた。
「さて、そろそろ封絶を解くよ。」
カイトがそういうと、右手を上に上げる。
すると、それが合図かのように辺りの風景の時間がゆっくりと動き始める。
実は、公園にカイト達しかいなかったのには、カイトが張っていたこの封絶にあった。
封絶とは、以前説明したが、改めて説明すると、自分がいる空間を周囲の時間軸から切り離し、世界から隔離させる事である。
故に、その空間内では、何をしようと周囲からは察知されないので、訓練にはもってこいなのだ。
後、補足しておくと、封絶内で物が壊れたりした時などは後でしっかりと直しているので心配はない。
封絶内では、世界から隔離されている為時間は止まっており、その時に物が壊れたまま封絶を解くと、壊れた物は壊れたまま、世界と繋がってしまう危険がある。
故に、封絶を解く前は、しっかりと修復作業をしてから解かなけばならない事を言及しておこう。
だが、封絶内では、封絶の事を知らないと、その空間内で動く事は出来ない。
なのはもはやても、封絶のことは事前に説明していたので、2人は封絶内でも動く事が出来る。
では、何故封絶を張らなければならないのか?
実は、訓練当初は封絶は行わずしていたのだが、訓練時に生じる音が余りにも近所迷惑になることと、恭也達が乱入してくる事があったため、訓練する時は封絶を張るようにしている。
まぁそのお陰で、こうして2人は成長しているのだから、良しとすべきだろうと思う。
と
「やれやれ、やっと終わったか。待ってたぞ。」
『『ふぇっ?!』』
封絶が解けた公園内で、カイトやリインフォースとは違う突然の誰かの声になのはとはやては驚く。
対しカイトやリインフォースは、
「それは、こっちの台詞だぞ。」
「まったくだ。」
至って普通に対応していた。
「まぁ、そう言ってやるなよ雷斗。可愛い子達が驚いているだろうが。」
と、更にもう一人の声が聞こえた。
だが、その姿は辺りが暗い為か、見る事が出来ない。
「お前も来るのが遅いぞコウ。」
カイトはそう言うと、誰か居ると思われる方向に目を向ける。
目を向けた先には、ベンチがあった。
よく見るといつからそこにいたのか、2人の男性らしき人物が、ベンチに座ってこちらを見ていた。
『『・・・・・・・・』』
なのはとはやては、最早固まってまま動かない。
何故動かないかというと、なのはやはやてには、2人がいる事に気がつかなかった事で頭が働かなかった為だ。
何故、感知出来なかったのは、2人にもわからない。
「遅くなったのは悪かった。お前が頼んでいたアレの完成に時間が掛かったんだ。」そう言うとベンチに座っていた人影が立ち上がり、近づいてきた。
街灯に照らされ、姿が見えてくる。
一人は黒い髪にサングラスを掛けた日本系の男性
もう一人は茶髪で外国人様な男性だ。
その2人を見た、なのはやはやてはというと
『『/////////』』
2人とも、顔が真っ赤に染めていた。
「どうしたんだ?2人共?」
カイトはなのはとはやてに聞くが、返事が返ってこない。
「それはなカイト。あの2人は、多分誰から見てもイケメンに見えるからだと思うぞ。」
「あぁ、そういう事か。」
リインフォースの言葉に、カイトも納得した。
そのイケメンの2人の男性、雷斗とコウと言われる人物はカイトに近づいてくる。
「遅れちまって、すまなかったなカイト。」
茶髪の男性は、そういうとカイトに手を差し出す。
「別に気にするなよコウ。お陰でこの子達もしっかり成長したからな。」
カイトは、ニッコリと笑いながらその手を握る。
『あ、あのー、カイトさん?そのお二人とはお知り合いなんですか?』
と、ようやく混乱から回復したなのはがカイトに尋ねた。
「あぁ、この2人は、俺が旅をしてた時に出会った人だよ。」
「初めまして、なのはちゃんにはやてちゃんだったっけ?俺の名は、コウ・ミライだ。よろしくな!」
「神崎雷斗だ。よろしく頼む。」
『高町なのはです!よろしくお願いします!』
『うちは、八神はやてといいます。よろしゅうな!』
2人も挨拶する。
「ま、挨拶はここまでにしてだ、本題に入ろうか。」
挨拶で少し周りの雰囲気が明るくなるが、カイトの言葉に、直ぐに全員が真剣な顔立ちになる。
「で、コウ。アレは?」
「出来てるぜ。」
カイトの質問に、コウはそう答えると、ポケットから妙な機械みたい取り出し、それをカイトに渡す。
「あいつらから伝言だ。お前の注文通りの物に仕上がっているそうだ。」
「あぁ、そうみたいだな。」
カイトは渡された機械を見ながらそう言った。
『カイトさん。それ何なんや?』
はやてがカイトの持ってる機械を覗き込みながら尋ねる。
なのはも興味があるようではやての後ろから覗き込んでいる。
「あぁこれはね・・・・・」
「はやてちゃんを救う為に必要な物だよ。」
さぁ、準備は整った。
いよいよ、今までの成果が問われる時だ。
必ず救えるかは、カイト自身にもわからない。
ただ、
これだけは言える。
世界に
大切じゃないものなんて存在しない。
全ては皆
かけがえのない大切なものなのだから
だから、それを奪おうとするなら
容赦はしないぞ
なぁ
時空管理局さんよ
同時刻
時空管理局ギル・グレアム執務室内
「ロッテ。アリアの様子はどうだ?」
『アリアの傷は癒えつつありますが・・・・・未だに意識が戻っていません。』
「そうか・・・・」
『お父様・・・・・・・やはり監視を止めになるのですか?』
「あぁ・・・彼が、時の旅人が、あの世界にいる以上、私達が手を出せば、こちらが只ではすまないからね。」
『しかし!』
「もういいんだよロッテ。元々は私の単なる復讐心から始めた事だが、それには正義など存在しない。彼にそう言われて私は改めて自分の愚かさを知った。」
『お父様・・・・・』
「それに・・・・・・・」
『それに?』
「彼なら、闇の書を夜天の書に戻せるだけの力があると私は思うよ。現に彼からの伝言にもそう言っていたからね。」
『お父様、それ程までに、彼を信じるのは何故なんですか?時の旅人とは何なんですか?』
「時の旅人とはね
私達時空管理局が、彼に戦いを挑み完敗して、今後私達が絶対に敵対しないと約束した
S級否交戦対象者なのだから。」
あとがき
ナカゼロ「どうも!ナカゼロです。」
リインフォース「今回の話、如何だっただろうか。」
カイト「今回は特別ゲストとしてコウ・ミライと神崎雷斗にきてもらったぜ!」
コウ「おう!コウ・ミライだ!よろしくな!!」
雷斗「まったく、うるさいぞコウ。神崎雷斗だ。よろしく頼む。」
なのは「よろしくお願いしますねコウさん!雷斗さん!」
はやて「でも何で、この2人を出そうと思ったんや?ナカゼロさん。」
ナカゼロ「それはね、あの2人は自分が考えていたオリジナル人物なんだけど、つい出したいと思ったからだよ。」
カイト「まぁ、それはいいけれどな。気になるのは・・・・」
はやて「なんかカイトと管理局の関係が気になるな。」
なのは「確か、S級否交戦対象者でしたっけ?」
コウ「どういう事なんだろうな?」
雷斗「ナカゼロ、どうなんだ?説明してくれ。」
ナカゼロ「今回はノーコメントで。でも後に明らかにするつもりだから。」
リインフォース「まぁ、ナカゼロがそう言うなら。」
カイト「みんな、楽しみに待っててくれよな!」
ナカゼロ「じゃあ今回はここまで!」
リインフォース「次回はいよいよ闇の書にカイト達が挑む話だ!」
コウ「俺や雷斗も活躍する予定だ!」
リインフォース「では次回も!」
全員「お楽しみに!!」