魔法少女リリカルなのは~祝福の風の精霊と時の旅人の物語~ 作:nakazero
どうも、夜天の主の八神はやてです。
「う・・・うん・・よう寝た。」
うちがカイトさんにこの家に住んでほしいと頼んで、住み始めてから一週間が経ちました。
『おはようございます。はやて。』
「うん・・おはよう、リインフォース。」
目を開けるとリインフォースがうちに挨拶した。
「カイトさんは?」
『カイトは下で朝食を作ってます。』
リインフォースはそう言いながらカーテンを開ける。
『そろそろ、出来そうですので、私達も下りましょう、はやて。』
「了解や。」
そう言うとリインフォースが私を抱き上げて、そのまま部屋をでて、階段を下りていきます。
ところで、リインフォースがうちのことを主ではなく、はやてと呼ぶのには訳があります。
それは、カイトさんの住むことが決まって翌日の事でした。
「なぁリインフォース?」
『なんですか?我が主。』
「なんで、うちのことを主なんて呼ぶん?」
『それは、あなたが私の主だからですが。』
「いや、なんか恥ずかしいし、普通にはやてって呼んでくれへん?」
『しかし・・・』
「別に畏まらんでいいんや。それにリインフォースは家族や。主とか関係あらへん。だから頼むわ。」
『・・わかりました。えっと・・・・は、はやて。』
「ちょっとぎこちないけど、まぁその内、慣れるやろうし。頑張ってな。」
『はい!』
という訳で、リインフォースはうちのことをはやてと呼ぶようになった。
リインフォース自身、ちょっと残念そうな顔をしてたけど、しばらくすると、慣れた様で、嬉しそうでした。
リインフォースに抱きかかえられたまま、リビングに入る。
すると
『おはようリイン。はやてちゃん。』
台所で朝食を作っていたカイトさんがうちらを覗いて挨拶してくれた。
「おはよう!カイトさん!」
『おはようカイト!』
私達が挨拶すると、台所から、カイトさんが朝食を持って出てきました。
『ほい!お待ちどおさん。』
「ありがとうなカイトさん。朝食作ってもろて。」
『気にしないでいいよ。住まわせてもらってるから、これぐらいはさせてもらうよ。』
私はもう一度カイトさんにありがとうと言って、朝食を食べ始めた。
今日の朝食は、ごはん、出汁巻き、鮭の塩焼き、味噌汁の和食やった。
まずは、出汁巻きを一口
「・・・・・・」
これは、どうすればこういう味がだせるのだろうか。
「旨い、旨すぎるで。」
出汁巻きの焼き具合、混ぜ具合、出汁の美味しさ、その他全てがうちを遥かに凌駕する程の美味しさやった。
「なんか悔しいな・・・」
うちもそれなりに料理は出来るし、同年代の子達には負けない自信もあるが、これにはうちも白旗を揚げた。
『どうした?はやてちゃん。』
気がつくと、カイトさんが心配そうにうちを見ていた。
「ううん、何でもありません。そやカイトさん。うちに料理教えてくれません?」
『うーん。別にいいよ。俺料理するの好きだし。』
ごはんを食べながらながら、カイトさんはその事にあっさり了承してくれた。
(よし!これで、料理の腕を上げて、いつかカイトさんにぎゃふんと言わせたる!それからは・・・・・・)
「フフ、フフフフフフ。」
『なぁリイン。なんではやてちゃんは、黒い笑みを浮かべているんだ?』
『自分で察してください。』
うちが考えに浸ってる間にそんなやり取りがあったみたいや。
朝食が食べ終わってから、うちはカイトさんとリインフォースとで、買い物に出掛けました。
家には、私用の服しかなかったので、その買い出しのついでも兼ねてです。
せやねんけど・・・
『はやて。やっぱり私に服はいいですよ。』
出掛ける際、リインフォースがうちにそう言ってきた。
リインフォースは精霊という、なんかわからん存在になってんやけど、そのお陰か服に対してあんまり興味がないみたいなんよ。
でもそこはうちが許さへん。
「何いうてるんや。服は女性のたしなみなんやで。さぁ行くで!拒否権はなしや!」
『えぇ!?』
うちはそう言うと、車椅子を巧みに操り、リインフォースの手を掴んで進み出した。
引っ張られているリインフォースはあたふたしとる。
その後ろで、カイトさんがやれやれっとした仕草を見せながら、着いてきていた。
それからしばらく経ち
「リインフォース、この服なんかどうや?」
『はやて。そろそろ終わりにしませんか?店に入ってから、もう二時間になりますよ。』
「えぇ?!もうちょっとぐらいいいやろ?」
『その言葉は、もう十回聞きました。』
店の中でうちとリインフォースは言い争っていました。
理由はうちがリインフォースを着せ替えばっかりしてたのが原因です。
だって、リインフォースのスタイル抜群やから、ついうちの悪戯スイッチが入ってしもうた。
「しゃあない。次はカイトさんの服でも・・・・・・・・・・・・・カイトさん、その紙袋はなんや?」
仕方なく、次の矛先をカイトさんに向けようとカイトさんを見ると、カイトさんの手には紙袋が二つほど握られていました。
『あぁ、これか?俺の服だけど。』
「いつの間に買うたんや?」
『お前達が服に夢中になっている時だが。』
(しもたぁー!うちとしたことが、リインフォースに夢中になって、もう一つの楽しみを忘れとったぁー!)
『なぁリイン。俺の目の前ではやてちゃんがorzしてるのはなんでだ?』
「カイト、何度も言うが自分で察しろ。」
あのあと、何とか回復した私は、二人を連れて、ある場所にむかいました。
「ここや、ここや♪」
そこは、翠屋という喫茶店で、近頃の海鳴市では結構人気のお店です。
『いらっしゃ・・・あらはやてちゃん、こんにちは。』
「こんにちは。桃子さん!」
店に入ると、カウンターにいた桃子さんが挨拶してくれました。
『あ!はやてちゃん!』
「なのはちゃん!」
お店の手伝いをしてたなのはちゃんが出てきて、挨拶してくれました。
実は、カイトさんが泊まった次の日にうちを連れてここにきたんや。
そん時になのはちゃんに会うて、話している内にすっかり仲良くなって、今じゃうちの大事な友達です。
『どうも、桃子さん。』
「あらカイトさん。いらっしゃい。」
と、うちの後に入ってきたカイトさんが桃子さんに挨拶しました。
『今日は何かご用件があるのかしら?』
「察しが良くて助かりますよ。実はですね・・・」
そう言って二人で話し始めました。
うちも参加したいけど、何やら訳ありみたいやし、聞かんとこ。
『ねぇはやてちゃん。私ね、昨日から素振り始めたの!』
「またいきなりやな!なのはちゃん。」
『でも、百回ぐらいで力尽きたの。』
「それはまた、ご愁傷様やな。」
とまぁ、うちはなのはちゃんとこんな話をしていました。
あっ、リインフォースはカイトさんと桃子さんと話とったよ。
時々、顔が赤らんだりしとったけど、何かあったんやろか?
と、話を戻そか
「でも、よう素振りなんて恭也さんが認めたもんやな。うちは反対すると思っとったのに。」
『それは、あれが原因だと・・・』
「あぁ、あれか・・・」
そう、うちとなのはちゃんはカイトさんの方をみた。
あれとは、まぁ簡単な話な。
うちが連れてきてもろた時に、いきなり恭也さんがカイトさんに決闘を申し込んだんよ。
なんでもな
「なのはの心を救ってくれた事には感謝している。だが、なのはは渡さん!」
と言うてたから、恭也さんのシスコンぶりがみえとったわ。
で、その決闘をカイトさんが了承して、なのはちゃんとこの道場でやったんやけど・・・・
結果はまぁあれや
皆さんの想像にお任せします。
それが恭也さんの為やと思って・・・
「じゃあ、今日はこのへんで。」
あれから、一時間ぐらい話してるうちに、日が傾いてきたので、カイトさんが桃子さんにそう言いました。
『あら、そうね。じゃあこれ。』
桃子さんはそう言うと、カイトさんにデザートの入った袋を渡しました。
「いいんですか?お代とかは?」
『いいのよ。なのはを助けてくれたのだから、これぐらいはサービスするわ。』
「そうですか。では有り難くいただきます。」
そう言って私達は店を出ました。
『またね!はやてちゃん!』
「またな!なのはちゃん!」
出る時に、なのはちゃんに手を振って、うちはそう言った。
そして
「なぁリインフォース、綺麗な夕日やな。」
『そうですね。』
家に帰ってる時、前から見える夕日をみながら、車椅子を押してくれているリインフォースにうちがそう言うと、そう返事してくれた。
(こんな日が、続いてくれたら良いのにな)
リインフォースに車椅子を押してもらいながら、うちはそんな考えを抱いていました。
こうして、うちとカイトさんらの半日が終わりました。
もう半日はな、次回のお楽しみや。
あとがき
ナカゼロ「どうも!皆さんお元気ですか?」
リインフォース「今回の話如何だったであろうか。」
カイト「今回はほのぼのだったな。」
なのは「そういえばナカゼロさん、過去の閲覧してくれた人から質問がきてますよ。」
カイト「何々、俺とリインが旅した世界の一覧が観たいとよ。」
リインフォース「なるほど、確かに気になるな。」
はやて「でもさ、一部やけど、どういう世界に行ったかを彷彿させる発言したことあるよな?」
ナカゼロ「そう、2話あたりで言ってたなかな。」
リインフォース「ナカゼロ、答えてやったらどうだ?」
ナカゼロ「まぁ、全ては言うと今後に影響するんで、2話で発言した世界なら公開します。」
カイト「じゃあいくぜ!一部だけど、俺とリインが旅した世界の発表だ!」
カイトが旅した世界(一部)
ウルトラマンシリーズ
仮面ライダーシリーズ
テイルズオブイノセンス
テイルズオブヴェスペリア
二の国
仮面ライダーディケイド
etc
ナカゼロ「これぐらいかな。」
はやて「ていうか、これあんたが好きな世界やろ!」
ナカゼロ「そうだけど、やっぱりこういう世界の運命も変えたいなぁて思うのよ。」
リインフォース「まぁ、悪い事でもないしな。」
カイト「なら、いつか俺がその世界を旅した話をだせよ。」
ナカゼロ「この話が落ち着いてきたらだそうかなと思います。」
なのは「じゃあ今回はここまでなの!」
カイト「次回は八神家の後半のお話だ!」
リインフォース「夜に私達がなにをしているかがわかるぞ。」
ナカゼロ「まさかそれって!」
リインフォース「言っておくが、やましい事ではないぞ。」
ナカゼロ「さいですか・・・・」
カイト「では次回も!」
全員「「「「「お楽しみに!」」」」」
ナカゼロ「むしろ言ったら、この後おいこらなにするやめ」(ピチューン・・・)