魔法少年リリカルネギま!strikers   作:DragonWill

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久しぶりに投稿します。


一時間目~魔法使いと魔導士~

「・・・・・・ううん。ここは?」

「ア、 アニキ!!」

「いったい、ここはどこなんや!?」

「っ!?」

 

ネギたちは気が付いたら、岩山がむき出しの、山の中にいた。

 

「僕たち・・・さっきまで、麻帆良の森の中にいたよね?」

「ここはどっかの山の中みたいやな」

「考えられる原因としては、十中八九、この紅い宝石だね」

 

ネギ、カモ、小太郎、フェイトはあたりを見回しながら、たった今、自分たちの置かれた状況を整理し、何が起こったのか推測していく。

 

「フェイト、つまりワイらはさっきの光に飲み込まれて、どっか別のところに強制転移させられたっちゅうわけかいな?」

「恐らく、それで間違いないだろう」

「ここがどこかがはっきり分かるような手掛かりもないし、星が出てないから、緯度や経度の計算もできないよ」

「アニキ、これからどうしやす?」

 

彼らが、これから先の行動の指針を決めようとした矢先・・・。

 

「「「「っ!?」」」」

 

突然、彼らの周囲に、数十機にも及ぶ、縦長状の形をしたカプセル型の機械兵が出現した。

 

「次から次へと、なんなんや!?いったい!?」

「まさか!?僕たちがこんな近距離にまで接近に気付けなかったなんて!?」

「この機械たちは、転送魔法か何かで直接ここまで飛ばしてきたようだね。狙いは僕たちか、あるいは、この宝石か・・・」

「どっちでもええわ、そんなん!?要するに、このガラクタども全部ぶっ壊せばええんやろ!?」

「そうらしいね。カモ君、どこかに隠れてて!?」

「はいッス、アニキ!!」

 

カモが岩肌に身を隠した直後、三人は臨戦態勢に入る。

 

そして、元の世界ではトップクラスの戦力を誇る三人の戦闘が開始された。

 

 

 

 

 

その頃、機動6課スターズ分隊隊長の高町なのは一等空尉と同じくライトニング分隊隊長のフェイト・T・ハラオウン執務官の二人は、飛行魔法を使い、目的地に向かっていた。

 

古代遺物管理部機動6課。それは、古代遺産(ロスト・ロギア)が絡む問題や、災害などの緊急事態に対し、迅速に対応することを目的とした、少数精鋭の部隊で、ほんの数日前にテストケースとして、1年間の期限付きで設立された部隊である。

 

「はやてちゃん。確か、この先だったよね?小規模の次元震が確認された地点って?」

「せや。大した影響は出てないと思うけど、念のために震源地の状況を確認するのが、今回の任務やで、なのはちゃん」

「機動6課の部隊運用が始まって最初の任務だから、気を引き締めていこうね」

「はいです!!こっちでもしっかりサポートするです、フェイトさん!!」

 

現場に向かっているなのはとフェイトは、指揮官である八神はやてと彼女のユニゾンデバイスであるリインフォースⅡに対し、今回の任務についての詳細を聞いていた。

 

要約すると、ミッドチルダの首都クラナガン、その北部の山岳地帯に、突如、小規模の次元震が発生した。

 

周囲に民家のない地域なため、大した被害は発生していないのだが、詳細な被害状況を確認するために、たまたま近くにいた、なのはとフェイトの二人が先行調査に向かっているのである。

 

ただ、被害状況をデバイスに記録して、すぐに引き上げる。ただそれだけの任務だと、その時点では、誰もがそう思っていた。

 

しかし・・・。

 

「っ!?はやてちゃん!!次元震の震源地付近に生命反応と魔力反応、それにガジェットドローンの反応もあるです!!」

「な、なんやて!?なのはちゃん、フェイトちゃん、誰かがガジェットと戦闘してるみたいや!!全速力で救助に向かってや!!」

「「了解!!」」

 

リインの報告を聞き、顔色を真っ青にしながら、全速力で現場に向かう二人。

 

それもそうだろう。

 

ガジェットにはAMF(アンチマギリンクフィールド)と呼ばれる、魔力素の結合を阻害するフィールドを展開する能力が備わっているため、並の魔導士では太刀打ちできず、能力リミッターが掛けられているとは言え、管理局内でも屈指の実力を持つ彼女たちでさえ、ガジェットの破壊にはコツがいるのだ。一般人が遭遇してしまえば、ひとたまりもない。

 

最悪の結末を思い描いた4人だが、ここで、誰もが予想だにしえなかった出来事が起こる。

 

「そんな!?こんなことって!?」

「どうしたんや!?リイン!?」

「見てください、はやてちゃん!?この魔力反応、この計器では大雑把にしか測れませんが、どんなに少なく見積もっても、Sランクオーバーの魔力反応が3つ、それに、ガジェットの反応が次々と消滅しているです!?」

「な、なんやって!?」

「「っ!?」」

 

これには、なのはとフェイトも最悪の結末が訪れなかったことに安堵しつつも、驚きを隠せなかった。

 

Sランクオーバーの魔力量にガジェットを次々と破壊する実力など、次元世界中を探しても、そうそういるもんではないからである。

 

「はやてちゃん!!目標を目視で確認したよ!!」

「っ!?これって!?」

 

二人が目撃したのは、驚くべき光景だった。

 

そこにいたのは、自分たちより少し年下、ティアナやスバルと同じくらいの年齢の青年たちであった。

 

赤毛の優男が魔力刃を展開した木製の杖を振り回し、ガジェットを縦横無尽に切断していく。

 

白髪の青年が腕を振るうと、地面から石の槍が飛び出し、次々とガジェットを貫いていく。

 

黒髪の犬耳を生やした男(誰かの使い魔だろうか?)が、素手でガジェットを殴り飛ばしたり、サッカーボールのように蹴飛ばしていく。

 

「な、なんなの・・・あれ?」

「いくらなんでも強すぎる!!」

 

3人のあまりの強さに呆然とする2人。

 

「オッシャー!!ラストーーーーーーーーーーー!!」

 

黒髪の男が、最後の一機を地面にたたきつけ、ガジェットが爆発する。

 

「いやー、全然たいしたことなかったな」

「超さんのロボットの方がまだ手こずりますよ」

「・・・・・・・」

 

挙句の果てに、そんな言葉を口にする始末である。

 

目の前の現実に頭痛がしそうであった。

 

しかし、なのはたちは、すぐに我に返り、彼らに近づいていった。

 

「時空管理局のもの者です!!みなさん、お怪我はありませんか!?」

 

これが魔法使いと魔導士の最初の出会い(ファーストコンタクト)であった。

 

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