ポケットモンスター in another life   作:プチシュー

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1年振りの更新!
待っていた人がいたらごめんない.°(ಗдಗ。)°.
詳しくは最後に書きます。


11話 例え見た目が変わっても

 

 

「ギャラドス…」

 

俺は驚きのあまり動けなくなってしまった。

ポケモンの進化は博士の研究資料のデータやテレビの番組で何度か見たことがあったが実際に生で見るのが初めてだったからだ。

 

「ギャー!」

 

ギャラドスの雄叫びを聞きよく我に返った。

 

「ギャラドス」

 

ギャラドスは俺の方を向くが鋭い目は俺を睨んでいるように見えた。

 

「進化したんだな、おめでとう!ほらお前の分のオレンの実だ!」

 

鞄から出したオレンの実を目一杯上にあげると、ギャラドスはゆっくりと手の近くに顔を近づけてきた。顔が近づくにつれ

 

(怖い…)

 

そんな気持ちが頭をよぎった。

見た目が変わったのは勿論だが、まだあのコイキングがギャラドスに変わったのを受け入れきれていなかった。

そんな事を考えているうちにもう手の目の前ギャラドスの頭が来ていた。

 

「それ!」

 

ギャラドスの口に向けてオレンの実を投げた。

ギャラドスはオレンの実を口の中に入れモグモグと食べ始めた。

 

「どうだ?」

 

「ギャ〜♪」

 

「こっこら、くすぐったいぞ(笑)」

 

ギャラドスは甘えた声を出しながら顔を俺の体に近くに持ってきてほっぺを俺の体に擦り寄せてきた。その時、ある事を思い出した。

 

(そういえばコイキングの時から甘えるときはほっぺを擦り寄せてきたっけ…)

 

変わったのは見た目だけで中身はコイキングのままなんだな。そう実感すると不思議と怖いという感情は無くなっていった。

 

「よしよし、後で遊んでやるからな」

 

ギャラドスの頭をポンポンと二回撫でると少し名残惜しそうな声を出すも素直に離れていった。

 

「さて、メディカルチェックの続きを…っとその前に…」

 

浜辺にいるポケモン達を見回すと、1匹だけスーと離れて行く奴がいた、そう奴だ。

 

「おい、何処へ行くんだ…ラプラス?」

 

ラプラスはビクッと体を跳ね上がらせると、苦笑いをしたような顔でこちらの方に顔を向けた。

 

「お前、何でコイキ…ギャラドスの分のオレンの実を食べたんだ?」

 

「フゥ…」

 

少し申し訳なさそうな声を上げながら頭を何度も下げてきた。

 

「謝ってもダメだ、罰として砂場、山・洞窟エリアのポケモンを対岸の浜辺に集めておくように、あとさっき言ってたご褒美のカゴの実はなしだ。」

 

「フゥ〜、フゥ〜!」

 

それだけはヤダヤダ!

と駄々をこねるように首を横に振っているがそんな事は俺は知らない。

 

「お前は自分がやられたら嫌な事をギャラドスにしたんだ。しっかり反省しろよ。」

 

それを言うとラプラスは渋々ではあるが対岸の方へ泳いで行った。

 

「さてじゃあメディカルチェックの続きを始めるぞ!」

 

俺はメディカルチェックを再開した。

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

「よし、お前で最後だ!お疲れ様オムナイト、はい!オレンの実!」

 

「オム〜」

 

オムナイトはオレンの実を受け取ると泉の中へ消えていった。他のポケモン達もメディカルチェックが終わったあと泉の中に戻っていったり草原エリアなどに遊びに行ってしまっていた。

1匹を除いて…

 

「ギャラドス、そんなに俺と遊びたいのか?」

 

「ギャ〜♪」

 

「う〜ん、とは言ってもまだメディカルチェックも全部終わってないし…」

 

色々と思考を巡らせていると一石二鳥の考えを思いついた。

 

「ギャラドス、じゃあ俺を乗せて対岸の浜辺に連れて行ってくれないか?そして移動中に遊んでやるから」

 

「ギャ〜」

 

ギャラドスは頭を浜辺に乗せて俺が頭に乗りやすいようにしてくれた。どうやらOKのようだ。俺は乗る前に浜辺にある石を何個か拾い鞄に入れると、素早く頭のツノに抱きついた。

 

「よし、じゃあ行くか!」

 

「ギャ〜!」

 

その掛け声と共にギャラドスは泉の中を移動し始めた。スピードも俺が振り落とされないようにゆっくりなものだった。やはり中身は進化しても優しいコイキングのままだ。

 

そしてツノに抱きつきながら腕につけた、ある機械を起動された。腕時計型ポケモン図鑑だ。液晶のパネルを指で押すと空間にモニターが表示された。

そのモニターをギャラドスに向けると…

 

「ギャラドス きょうあくポケモン」

 

ポケモン図鑑から音声が流れた。このポケモン図鑑はモニターを向けたポケモンの解説をしてくれるのだ。ちなみに操作は声でおこなう。

 

「ギャラドスが使える技をモニターに表示」

 

そう指示するとすぐにモニターに表示された。

 

「えっと…なになに…」

 

表示された技は

はねる、かみつく、りゅうのいかり、ハイドロポンプ、あまごい

 

進化したばかりなのに多彩な技を覚えているのに少し驚いた。しかしアニポケでも進化して新しい技が使えるし案外普通なのかと考えた。長い時間この世界で生活するようになってある程度前の世界の知識とこちらの世界の知識を上手く使い分ける事が出来るようになってきてるのを無意識に感じるようになってきた。

 

そして図鑑の液晶のパネルを再度押し図鑑のモニターを消して、さっき鞄に入れた石を取り出した。

 

「ギャラドス、今から石を投げるからそれをハイドロポンプで撃ち落とせ!」

 

「ギャ〜!」

 

その声のあと、空高く石を投げた。

ギャラドスはそれを目で追うと自分の目線の高さになったところでハイドロポンプを発射した!…が外れてしまった。

 

「どんまい、次行くぞ!」

 

「ギャ〜!」

 

ギャラドスの的当ては対岸に着くまで続いた。

 




改めてまして一年ぶりに更新しました。
去年からもし待っていた方がいれば申し訳ありません。
仕事の事やプライベートな事で色々ありネームはずっと練っていたのですが書くことがどうしてもできませんでした。
今は少しずつ安定してきたのでまだ不定期な更新になると思いますが、もし読んでくださる方がいればそれだけで幸せなのでこれからも読んで頂けると幸いです。
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