ポケットモンスター in another life 作:プチシュー
1年前と同じ悩み(笑)
浜辺に着くともう砂場、山・洞窟エリアのポケモン達が集まっていた。
集まっていたのはサイホーン、エレキテル、ガントル、イシツブテ、ナックラー、ゴマゾウ、イワーク、フカマル、クレベースそしてこの前、母さんのアブソルと戦った博士のお気に入りプテラがいた。
そしてその近くにギャラドスのオレンの実を横取りして怒られたラプラスが気まずそうな顔をしてこちらを見ていた。さっきオレンの実を横取りしたギャラドスに乗って現れたのだからそりゃそんな顔をするだろう。
「みんな集まってるな、偉いぞラプラス、ほら」
鞄の中からカゴの実を取り出した。するとラプラスのさっきの気まずそうな顔はどこへやら、目を輝かせながら物凄い勢いでギャラドスに乗った俺の方に近づいてきた。
「カゴの実をやる前に先にやる事があるだろ?」
するとラプラスは素早くギャラドスの目の前に移動して頭を下げた。
「ラプラスもこうしてるんだし、許してやってくれ」
「ギャ〜!」
「ありがとうな、ラプラスも今度はもう横取りなんてやめるんだぞ、ほらカゴの実だ。また頼むぞ。」
「フゥ〜」
投げたカゴの実を器用に口にくわえるとラプラスは泉の中に消えていった。
「よし、ギャラドス降ろしてくれ。」
ギャラドスは俺を乗せた時と同様に浜辺に頭を下ろして降りやすいようにしてくれた。
「すぐ終わるから近くで待っててくれ。」
「ギャ〜」
ギャラドスは泉の中に潜っていった。
さて俺は俺でメディカルチェックを始めますか。
「は〜い、みんな並んでメディカルチェックをするよ。」
「ウォー!」
その掛け声と共にポケモン達が一列に並び始めメディカルチェックが始まった。
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「よし、お前で最後だ。ありがとう、プテラ!お前の分のオレンの実だ、お疲れ様。」
「ギャ〜♪」
プテラはその場でオレンの実を食べるとドームの何処かに飛んでいってしまった。
さて、では一度この場所の説明をしておこう。
改めてこの場所は砂場、洞窟・山エリア。
ここのエリアの特徴は草原エリアや泉エリアのポケモン達と違いバトルが好きなポケモンが多いところだ。
辺りを見渡すと丁度、目の前でサイホーンとガントルがバトルをしているところだった。
サイホーンは自慢のツノを利用し勢いをつけた、つのでつく。
ガントルは前足を地面に固定し、全身にオーラを一瞬纏わせた。あれはてっぺきという技だ。どうやら防御力を上げて迎え撃つようだ。
そして勢いをつけたサイホーンと防御力を上げたガントルが激突した。
激突した瞬間、一瞬衝撃波が発生。
砂場エリアの砂煙が視界を隠した。砂煙が晴れた時にはサイホーンとガントルが鍔迫り合いをした状態だった。
サイホーンとガントルの表情を見るとお互い全力だっていうのが分かった。しかし両者の力は互角、このままでは勝負はつかない。
するとサイホーンが何かを思いついたようにツノを深く下げた。するとツノがガントルの顎と地面との間に引っかかった。
サイホーンが何を考えているか分かった、どうやら勝負はついたようだ。
次の瞬間、サイホーンはそこから思い切りツノを上げガントルを吹き飛ばした。
ガントルは少し離れた砂場落ちた。
このように砂場、洞窟・山エリアではポケモン達がよくバトルをして己を鍛えている。
しかし勘違いしては行けないのがあくまでバトルが好きなだけでこのエリアのポケモン同士が仲が悪いというわけではない。
先ほどガントルを吹き飛ばしたサイホーンは砂場エリアと洞窟・山エリアの間に向かった。
そこは少し岩が多いのだが、ここの岩をポケモン達が削ってきのみを集めている岩が何個もあるのだ。岩ごとに集めてるきのみの種類も違い、傷に応じたきのみをポケモン達自身で決めて勝った方のポケモンが持ってくるのだ。
ちなみに今戻ってきたサイホーンの口にはオボンの実が2つくわえられていた。それを今起き上がったガントルと2匹で仲良く食べ始めた。
バトルを見終わり、俺は泉の方に振り返り石を泉に投げた。すると水面が少し揺れて泉からギャラドスが顔を出した。
「よし、じゃあまた対岸まで頼むぞ、ギャラドス!次は一発だけでも当てような!」
「ギャ〜♪」
行きと同じでギャラドスと的当てをしながら対岸へと戻っていった。
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ギャラドスに乗り対岸に着くと、ギャラドスと別れてすぐに第一研究室のドアを開けた。
「今、戻りました。」
「お!お帰り、ユウ。早かったね、メディカルチェックはどうだった?」
「ポケモン達が協力してくれたおかげですぐ終わりましたよ。それより、聞いてください博士!コイキングがギャラドスに進化したんですよ!」
「お、本当か!あのコイキングは昔、池から打ち上げられてる所を助けてウチに来たんだ。」
「そうなんですか!」
「あぁ、それにウチに来た時なんかな……etc」
そこから他愛の話が続いた。
「それにしても進化かぁ〜、旅をしていた頃を思い出すな。ここ5年行ってないし、自分のポケモンだけじゃなくて色々なポケモン達の進化を見たからなぁ」
「そうなんですか、僕も早く自分のポケモンを持って旅に出たいんです。」
するとロジック博士は一瞬驚いた顔をした。
「うん?ユウは研究者を目指してたんじゃないのかい?」
「?まだ決めてないですけどどうしてですか?」
「あ、いや、そうだよな(笑)
すまない、私の助手をやりたいというからてっ きり研究者志望かと…そうかまぁ確かにトレーナーやブリーダーって道もあるもんな。」
「そうですね…とりあえず今の目標は早く旅に出て自分の視野を広げる事ですかね。」
「視野を広げるか(笑)本当にカナの子かい?(笑)」
あ、またやってしまった…流石に言葉遣いが大人び過ぎていたか。しかしロジック博士はその事はもうあまり気にしてるわけではなさそうだ。
口に手を当てて何か考え事をしているようだった
「早く旅に出たいか…よし!じゃあその私が少し手助けをしてあげよう!」
「手助け?どういう事ですか?」
「今から君にポケモンをあげよう!」
「はい?」
俺は博士がなにを言ってるのか理解出来なかった。
次回もよろしくお願いします!