ポケットモンスター in another life 作:プチシュー
こんなに多くの人にみて貰ってるだなって考えるとありがたいことです。
ありがとうございます!それでは4話、お楽しみ下さい!
ユウが喋った撮影会から数日がたった。あれから俺が喋るたびに母さんはカメラを撮っていたが流石に少しは収まってきた。
俺はあれから少しずつ喋って母さんとコミュニケーションをとるようにした。がやはり喋りすぎるとまた〇〇撮影会になりかねない。普通の1歳半の子供はせいぜいママとかパパとかそういう短い単語しか話せないものだ。だから聞きたいことがある時はそのものを指して
「なに?」
などの短い単語だけを言うようにしていた。これだと世話好きの母さんが色々と話してくれるのでコミュニケーションがとれる。そして今回はこのコミュニケーションを利用してある場所に行こうと思っている。それは俺の叔父さんがポケモン研究しているロジック研究所である。しかしこれは絶対いけるとは限らない。その理由は俺が生まれて1年半もたって、しかも同じ町なのに顔を見たことがないというのはかなり異常だからである。もしかしたら兄弟仲が悪いかと考えたがそれを考えるとプーちゃんを譲って貰ったのが説明出来なくなる。何か来れないわけでもあるのだろうか…まぁ計画が上手くいこうがいかなくても母さんが勝手に話してくれるだろう。
計画はこうだ。まずはリビングに母さんを呼ぶ。方法は俺がリビングでママと呼べば家の中にいればどこにいても来るからこれは簡単。そしてリビングのテレビにロジック研究所が出た時に
「これ!」
と指差す。そうすれば母さんは
「ここは兄さんの研究所よ!」
っぽい事をいうだろう。それに俺が
「行きたい!」
と言えば多分連れってくれるだろうというのが俺の計画である。問題はそんなに都合良くロジック研究所が出るのかという部分なのだがその点は心配ない。それは今日、まさにロジック研究所の番組が組まれているからだ。俺はこの日をずっと待っていたのだ。本当は叔父さんが家に遊びに来るまで待っていようと思っていたがあまりにも来ないから仕方がない。
「さて次はビギンタウンにあるロジック研究所の特集です!」
お、丁度番組が始まった。よし作戦開始。
「ママ〜」
すると二階の方からドタドタと物音が聞こえ、音は階段そしてリビングの扉までやってきた。ここまでは予定通りだ。
「ユウちゃん、どうしたの?」
「これ!」
俺はテレビを指差した。さてどう反応するか…
「これ……!あぁ兄さんの研究所ね。そういえば最近兄さんから連絡ないけど、もしかしてまたあの”あの癖”が出てるのかしら………そうだ!ユウちゃん、ママと一緒に兄さんの研究所にお散歩しながら行ってみる?」
「行く!」
「よ〜し、それなら早く洗濯物干さなきゃ!ユウちゃん少しだけ待っててね!」
そういうと母さんは二階へ駆け足で戻っていった。それにしてもまさか母さんの方から提案してくるなんて嬉しい誤算だった。それにしても”あの癖”って何なんだろう…まぁそれは行けば分かるだろう。俺は母さんの洗濯が終わるまでロジック研究所の特集を見始めた。
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あれから1時間ほど立ちようやく母さんの洗濯がおわった。そして俺と母さんは外出用に服を着替え母さんは俺を背中に固定して玄関前までやってきた。
玄関前に来た俺は今回の散歩がワクワクでいっぱいだった。ロジック研究所に行く事でもワクワクしているが何といっても1番はこの世界に来て初めての外出だからである。
1年半の間ずっと目の前にあっても手が出せなかった世界に子供の頃のように胸が高鳴った。今は子供だけどね(笑)それにしても何で行くのだろう。テレビでロジック研究所の位置を見た時この家からたぶん歩いて30分くらいだろう。 歩いても充分行けそうな距離だが少し遠いな…
「あ!ユウちゃん、これも被ろうね!」
そういうと母さんは俺にヘルメットを被せた。何でヘルメット?
「ユウちゃんはまだ子供だから一応ね!あとねユウちゃんに紹介してないもう一匹家族がいるんだよ。家の中だと窮屈だから普段は外に離してるんだよ!」
そういうと母さんは指笛をならした。
すると遠くから風邪を切る音が聞こえてきて徐々に近づいてきた。間もなく家の前の茂みから白くて美しい毛並みをもち三日月のような形をしたツノを持つポケモンが姿を現した。このポケモンは俺もド忘れすることなく名前を覚えてる。アブソルだ。別名”わざわいポケモン”この名前だけ聞くと忌み嫌われるポケモンだがこれは誤解で昔の人がアブソルが人里に現れた後に災害が起きたことにわざわいを呼ぶポケモン、”わざわいポケモン”と言われるようになったが、実際は環境などの変化に敏感なポケモンで災害が起こることを人間に伝えるために人の前に姿を表すポケモンなのである。そんなポケモンまさか家族の一員だったのか。
「ソルちゃん、久しぶり!元気だった?」
「アブ♬」
アブソル(以降ソルちゃん)は返事をして大きく頷いたあと母さんの体に頭をスリスリとこすらせた。かなり懐いてるようすだ。
「アブ〜♬…………‼︎」
俺に気づいたようだ。鳩が豆鉄砲を食らったような顔をして俺を見ている。それに気づいた母さんは体を下げ俺とアブソルの目線を合わせた。
「ソルちゃんは初めましてだよね!この子は私の子供、ユウちゃんよ!ほらユウちゃんも挨拶して!」
挨拶って何て言えばいいんだろ…自然な感じにだよな…
「ダー!」
「……………………………………………………」
うぅ沈黙が辛い…変だったかな……
「…………ソル♬」
直後ソルちゃんは俺の顔に顔をつけてスリスリとこすらせた。くすぐったいけどフシギちゃんのツルのスリスリと違って癖になる感覚だった。
「あら!もう仲良しになったのね!ユウちゃん、ソルちゃんは気に入った相手にしかそうやってスリスリしないのよ!」
そうなのか。そう聞くと俺も一安心だ。嫌われるのは嫌だからな。気に入られてよかった。
「さてソルちゃん、そろそろスリスリは止めなさい。」
ソルちゃんはそれを聞くとスリスリを止めて一歩下がった。あぁもう少しスリスリされたかった…
「ソルちゃん、今日は兄さんの研究所に連れて行って貰いたいんだけどお願い出来る?」
「ソル!」
ソルちゃんは返事をすると母さんが乗りやすいように体を下ろした。
「ありがとう、ソルちゃん!さてユウちゃん、ソルちゃんは早いくてびっくりすると思うけどママと一緒だから安心してね!」
そんなに早いと聞くと楽しみだ。俺は小さく頷いた。
「よし!じゃあソルちゃん、飛ばすわよ〜♬」
「ソル!」
直後、ソルちゃんはその凄いスピードで走り出した。それは早いなんてものではない。例えるならジェットコースターに乗っている感覚だ。景色が流れるように進んでいく。
「あぁ〜気持ちいい〜♬ソルちゃんも気持ちでしょ〜♬」
「ソル〜〜♬」
母さんとソルちゃんはしっかり楽しんでいるようだ。はぁ…これに慣れたら楽しいんだろうな。
俺はそんな事を考えながら母さんの背中をしっかり手で握りロジック研究所に向かった。
自分で考えた事を読んでいる人に伝わるように書くって難しいんだなって書いてると何回も実感しています。これからも書いていく上で何度もこの壁にぶつかっていくと思うけど難しいって事は成長する糧になると思うので頑張っていこうと思います!
それはさて置き4話、読んでいただきありがとうございます!
アブソルはジラーチの映画を見た時に一目惚れして絶対登場させようと思っていたポケモンの一匹です。読んでいる方もきっと一目惚れしたポケモンっていますよね!読んでいる方の好きなポケモンが登場出来るようになるべく多くのポケモンを登場させたいと思うのでこれからもよろしくお願いします!
では次回をお楽しみに!