何日か経ってしまえば、住めば都とはいうけれど、先人達の言葉に間違いはなかった。まだ他の人達との会話は上手く出来てはいないけれど。それくらいはどうにでもなると思う。
配属されてからの数日は大した仕事を回されなかったから楽だったけれど、軍隊も流石にそんなに暇なんて事はないらしい。先日、アーネスト・ジョンソン...いや、艦長という呼び方でいいのかもしれない。艦長からの指令により戦力増強という名目で、武装の強化を行う為のスーパーパックよりも効率のいい独自戦力の開発がしたいらしい。
噂程度に聞いた話では、新しい部隊が新設されるらしいからそれ専用の物が欲しいのかも知れないと勝手ながら想像していた。整備班の方にはVF-31ジークフリードがこの艦に来ることは依頼書で確認済みだけど、性能の方はいいらしいけれど...体感で感じないまでは何とも言えない。
艦長はその機体だけでは足りない何か事態が起こるのではないかと危惧しているのかも知れない。それならば、その期待に応えられるような装備を用意しなければ。
プロジェクトは始まったけれど、開発陣もどうするべきなのか頭を悩ませている。機体の能力を向上させるといっても、一般向けに開発はしなくてもいいということも分かっている為にそれなりに無理をしてもいいということは分かっている。でも、スーパーパックは既に既存の追加兵器としては完成形になっている為、新しいシステムで作る事と方が良いということになった。
「それにしても...使える機体なんてあるのだろうか...」
ここの機体配備状況を見る限りVF-171ナイトメアプラスが主に配備されているだけで、それで研究をするにも...若干の機体の改良が必要なのを考えると、元々高性能の機体を拝借すればいいんたと思いいたってしまった。
考え込んでしまっていたら休日はずっと部屋の中に缶詰めになっていた。久しぶりに部屋から出てきたら、食堂にいたアラドさんに心配をされてしまった。...今度から気を付けなくては。
何日も皆で話し合った結果、高性能の機体を改良する事とその機体の能力を向上させる装備を並行して作ることになった。普通なら下っ端の僕は整備だけでいいらしいけれど、皆が忙しいために依頼書を作成して渡すことになった。
「失礼します、艦長。」
「あぁ、入ってくれて構わない。」
「プログラムの計画書が出来たのでご報告に参りました。」
艦長に計画書を渡すと、その場で確認をしてくれた。少し数が多すぎたのか数分かかってしまったので、もっと上手く書けるようになろうと考えていたら、一つ質問をされた。
「この最後のページに書かれている機体リストが何個か書かれているがこれはどうゆうことなのかな?」
「その中にある機体は正直、手にいれることが難しいと思ってた結果出来るだけ多く書かせてもらいました。」
「...なるほどな。」
「艦長、一つだけ質問があるのですが、よろしいでしょうか?」
「何かね?」
「...艦長、新しい部隊が設立されるという噂が広がっているのですが、それは本当なのでしょうか?」
「それは、何処からの情報なのかな?」
少し顔を隠すように手を組む行為を見れば、案外間違いではないのかも知れない。そんな人間の表情を見ただけでわかるほど人間関係をもってるわけではないからなんとも言えないけれど。
「えっと...艦内で噂になっていたので少し気になったので、すみません。」
「..そうか、それなら構わん。最近、巷ではとある病気が流行っていてな。それを抑制する事を主においた部隊を作るつもりなんだ。まだ、非公開ではあるが噂が出てしまっているならば、君には話しておこう。君にもその部隊に入ってもらうつもりでもあるしな。」
「あぁ、君達開発陣の力をその時にも貸してもらうかもしれないから忙しくなるかもしれんな。」
大笑いをしながら言っていたけれど、それは中々酷なものなのだと思うのだけれど。それも仕事だから仕方のないことなのかも知れない。
その後、久しぶりに外食でもしようと思い、前にチャックさんがパイロットの男子寮兼で定食屋さんをやっているのを聞いたので行ってみることにした。
「いらっしゃいませー!」
元気な声で挨拶をしてくれたチャックさんのご家族らしき人に挨拶をしながらカウンター席に座ると、炒めクラゲ定食を頼んで食べてみたら、こういうものを食べるのは初めてだったけれど、美味しく楽しめ。しかし、一つ席を挟んだ先にあるカウンター席に座っている珍しい緑色の髪をした少女ににらまれてしまった。それだけがなんとなく申し訳なく思いながら、店を出ることにした。
彼女とその後に出会うことになるとは思わなかったけれど。
マクロスシリーズの色んな機体も出来るだけ出していこうとも思ってます。もうちょっと文字数を増やせるように頑張ります。