この後、ボンゴレ観光バスは京都の名所を普通にまわっていった。あまりの何事のなさにツナはおかしいと思い始めていた。
「(おかしい…リボーンの奴がここまで何もしないなんて…俺の思いすぎか…)」
中学の時代からリボーンはなにかと学校行事に首をつっこんでは問題を起こしてきたリボーンが何もしないなんてツナから見ればありえないことである。この世界でも参観日の日に介入してきたのだから。
そんなことをツナが考えているとリボーンがマイクをレオンに変形させ、アナウンスを始める。
「みなさん、今日はいかがだったでしょうか?楽しめましたでしょうか?今日は最後にまだガイドブックに載っていない、知るひとぞ知る名所に行こうと思います。」
「「「「おおおおー!」」」」
ガイドブックに載っていない、知る人ぞ知る名所と聞いて生徒たちは感嘆の声をあげる。全員が感嘆の声をあげる中、例外が二人がいた。何を隠そうリボーンの変装に気づいているツナとイッセーである。
「ああ…やっぱり…」
「だよなー…」
「次に行く名所は
「「(やっぱり出たよ!というか梵圄檸寺って何!?)」」
ボンゴレという単語を聞いて、ツナとイッセーは心の中でつっこむ。二人以外の生徒もすでに運動会でボンゴレという単語を聞いているはずだが、あまりその変を気にしていない。
「梵圄檸寺なんて変わった名前だね。でも縁結びだって。」
「彼氏できるかな?」
「木場君と付き合えちゃったりして!!」
縁結びと聞いて女子たちは盛り上がっていく。またゼノヴィアやアーシアも縁結びという単語に反応していた。
「学業成就もいいが、やはり縁結びが気になるな…」
「イッセーさんとも…!!」
真剣な顔で考えるゼノヴィア。それに対してアーシアは顔を真っ赤にしながらイッセーとデートしている姿を想像していた。
縁結びという単語に反応したの女子だけではなく、ある二人組の男子も反応していた。
「聞いたか松田よ、縁結びだってよ。」
「ああ。これで可愛い彼女をゲット!童貞卒業だ!」
「「よっしゃー!」」
まだ彼女ができるともわからないのに元浜と松田はなぜか盛り上がっていた。その光景に女子たちは、二人をゴミを見るかのような目で蔑んでいた。
「アーシアもゼノヴィアも松田も元浜信じてやがるな…本当に大丈夫なのか…永遠に彼女ができないとかないよな…」
「これで小猫ちゃんと別れるとかないよね…」
梵圄檸寺と聞いてイッセーよツナは御利益どころか、不幸のどん底に叩きつけられるのではないかと心配になる二人。なぜか二人は御利益じゃなくて、呪われるのではないかと思ってしまう。別に何かちゃんとした理由があるわけではないのだが、なぜかそうなる気がするのだ。
「あと言い忘れましたが、彼氏、彼女のいる方にはさらにより良い関係になれると言われています。あとはマフィア界での活躍できるとも言われています。」
「(だからそれいらないだろ!絶対に嘘だろ!今、考えただろ!)」
「(マフィアに御利益のある神社なんてあるわけないでしょ!どんだけマフィアにこだわるんですかあんたは!)」
やはりリボーンの修学旅行は普通に終わりそうにはなかった。