かてきょーD×D(未完)   作:薔薇餓鬼

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標的174 松田と元浜の災難です!

 

 

 

 

 

 

 

イッセーたちの班+ツナは梵圄檸寺にある階段を登っていた。

 

「はぁはぁ…」

 

「しっかりしろよ元浜。アーシアちゃんだって頑張ってんだぞ。」

 

階段を登るのに疲れたのか、元浜は息が上がっている。そんな元浜を松田が元気づける。

イッセー、アーシア、ゼノヴィア、イリナは異形の存在なので少々長い階段であろうとへっちゃらである。

ツナは人間であるが、中学時代から現在までリボーンの修行というなの拷問を受けているので、運動神経は今だに皆無だが、体力は普通の悪魔や人間よりもあるといっていい。

 

「元浜よ彼女ができるかもしれないんんだぞ!こんなところで立ち止まってどうするんだ!」

 

「はっ!そうだった!」

 

さっきまで疲れていた元浜だったが、この松田の一言によって覚醒し、体力が全開になる。

 

「そうだ彼女ができると思えば!」

 

「だろ!?」

 

「何勝手に盛り上がってるのよ。いくら神頼みするぐらいでないと彼女ができないからって。」

 

勝手に盛り上がっている松田と元浜に桐生が冷やかす。それに対してなぜか松田と元浜は妙な自信を持っていた。

 

「今日の俺たちには死ぬ気神様がついているんだ!」

 

「そうだ!死ぬ気神様は俺たちにだって加護をくださるにきまってらぁ!」

 

「(どこから来るんだよお前らのその自信…別に縁結びの神社なんてここだけじゃなくても、他にいっぱいあるだろ…)」

 

死ぬ気神をなぜかマジで信じている二人にイッセーは呆れてしまう。そもそも死ぬ気神は異世界の神であるため、ロキと戦った時のツナの朱乃を死ぬ気で救いたいという強い思いぐらいではないと加護を受けることはできないであろう。

ある意味ではこの二人は彼女を得るためなら死ぬ気で何でもやりそうなので、もしかしたら死ぬ気神を呼び寄せるかもしれないが…どうであろう?

 

「いくぞ元浜!」

 

「おうよ!」

 

「あ!ちょっと待ちなさいよあんたたち!」

 

桐生の制止も聞かず、松田と元浜は先に進んでいく。彼女欲しさに勝手な行動を取るなと言っていたリボーンの忠告も完全に忘れている。

 

「先に言ってしまいました…」

 

「追わなくていいのかしら」

 

「大丈夫さ、目的地は一緒なんだ。」

 

「それもそうね。」

 

松田と元浜の後ろ姿を見ながら呟くアーシアとイリナ。桐生は二人のあとを追おうとしていたが、ゼノヴィアの意見を聞いて、追うのを止めることにする。

 

「にしてもさっきより霧が深くなってないか…?」

 

「確かに…大丈夫かな松田先輩と元浜先輩…」

 

霧が濃くなってきたことに気づくイッセー。ツナはそんな霧の中で先に行ってしまった松田と元浜の心配をする。

 

「とりあえず先を急ぎましょう。これ以上霧が濃くなったら危ないわ。」

 

桐生がそう言うと、一同は梵圄檸寺に向かって行く。

しかしこれがすでにリボーンの罠であるということにツナとイッセーですら気づいてはいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、先に梵圄檸寺へ向かった松田と元浜はどんどん階段を登っていた。

 

「おい元浜、さっきから人がいないような気がしねぇか?」

 

「言われてみりゃ…俺たちが知らないうちにぬかしちまったんじゃねぇのか?」

 

そんなことを二人が話していると、階段の終わりが見えてくる。

 

「お?あれが終わりじゃねぇのか?」

 

「そうみたいだな。よっしゃ!ラストスパートだ!」

 

梵圄檸寺に着いたと確信した元浜と松田は最後の力を振り絞り、ダッシュで階段をかけあがる。

するとお互いの姿が見えなくなるぐらい霧が濃くなっていく。

 

「き、霧が!お、おい元浜!大丈夫か!」

 

松田が元浜の名前を呼ぶが返事は返ってこない。それどころか周りの景色が全く見えなくなってしまった。

 

「クッソ!何で急に霧が…」

 

急に濃くなった霧に何が何だかわからず戸惑ってしまう。すると少しづつだが霧が晴れていき、辺りの景色が少しづつ見え始めてくる。

だが霧が晴れると、そこは梵圄檸寺の階段ではなく、駒王町の駅前であった。

 

「な!?何で俺、駒王町にいるんだ!?確か梵圄檸寺にあと少しで着きそうなところで霧が濃くなって…」

 

急に駒王町に自分がいることに慌てる松田。すると向こうから松田を呼ぶ黒髪のショートヘアの美少女がやって来る。

 

「松田くーん!」

 

「え!?俺!?」

 

「遅れてごめんね。私ったら寝坊しちゃって。」

 

「え、えっと…君は誰…?」

 

「もう!自分の彼女を忘れるなんて!信じられない!」

 

「か、彼女!?」

 

名前を忘れられて頬を膨らませる美少女に松田は驚いてしまう。

 

姫条(ひめじょう)亜朱花(あすか)よ。いっつも私のことをあーちゃんて呼んでくれたじゃない。」

 

「(どどどどいうことだ!?霧が晴れたと思ったら美少女が現れて俺の彼女だって…まさか!?死ぬ気神様が俺にご加護を!?)」

 

そう思った松田は自分の頬をひっぱり原始的な方法でこれが夢ではないと確認する。

 

「(い、痛い!こ、これは夢じゃないのか!じゃあ目の前にいるのは俺の彼女だってことか!)」

 

「何してるの?松田君ったらおかしいよ。」

 

「い、いや!何でもないよ…あ、あーちゃん?」

 

「やっと呼んでくれた。とにかく行こう。今日は遊園地に行く約束なんだから。」

 

そう言うと亜朱花は松田の腕に絡みつき、一緒に遊園地に向かう。突然の出来事に戸惑っていた松田だったが、目の前の美少女に顔を緩ませまくっていた。

 

「(なんだか知らないけどついに俺にも彼女が…松田、イッセーよ悪いが先に童貞卒業させてもらうぜ!)」

 

ついに松田にも彼女が!…とそんなわけもなく、これこそがリボーンの策略であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クフフ…全くリボーン(アルコバレーノ)もこんなことに僕たちを利用するとは…」

 

そうリボーンは骸、クローム、フランを使い、駒王学園の生徒たちに幻覚を見せて、骸たちの作った幻覚を見事に突破した人をボンゴレファミリーに入団させようという魂胆である。

もちろん、骸たちは手加減はしてくれている。ちなみに、骸には報酬として高級チョコレートが貰えることになっている。クロームやフランにも報酬は与えられることになっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、被害者は松田だけではなく。

 

「元浜君。あ~ん。」

 

「あ~ん。」

 

「どう?美味しい?」

 

「もちりんさ。葉月(はづき)ちゃんが食べさせてくれたんだから。」

 

「も、もう…!!元浜君ったら…!!」

 

元浜も松田と同様、幻覚世界の彼女の早乙女(さおとめ)葉月(はづき)と絶賛デート中だった。

 

リボーンの策略にかかった駒王学園の生徒たち。はたしてどうなる。




なんかしょうもなくてすいません。
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