その頃一誠もリアスの母、ヴェネラナから小猫の事を聞きリアスと共に小猫の元へ行く
「この中よ」
「!!」
リアスが扉を開けるとそこには猫耳姿の小猫が
寝ていたそしてその隣には朱乃がいた
「…イッセー先輩」
「やぁ、体は大丈夫?」
「…何しに来たんですか?」
一誠が尋ねると小猫は猫耳を隠しながら横になってしまう
「心配だからって言ったらダメかな?」
「…」
「小猫ちゃん話は聞いたよ、何にせよ体を大事にしなきゃ…俺が言えた義理じゃないけどさ」
一誠がそう言うと小猫は起きあがると
「…なりたい」
「え?なに?」
「強くなりたいんです…このままじゃ私は役立たずになってしまいます…
「小猫ちゃん…」
涙流しながら話す小猫を見て一誠が呟く
「今のやり方ではあなたが苦しむだけよ?」
「あの力は使いたくない…使えば私は姉様のように…もうあんなの嫌…」
リアスがそう言うが小猫は自分の力を使う事を恐れている
「…ツナ君」
「え?」
「小猫?」
突然小猫からツナの名前が出た事に驚く一誠とリアス
「…私もツナ君みたいに…あんなに優しくて強くて…私も強くなるならあんな風に強くなりたい…」
「ツナみたいに…」
「小猫…あなた」
「小猫ちゃん…」
小猫の言葉に一誠とリアスと朱乃が呟く
すると
「えーと…先生が言ってた部屋確か…ここかな?」
部屋の扉の向こうからツナの声が聞こえてくる
「ツナの声だ」
「そのようね」
一誠とリアスが二人の声を聞き呟くと部屋の扉がゆっくりと開いてく
「失礼しまーす」
ツナが部屋に入ると
「塔城さん…!?」
ツナが小猫の姿を見て驚く
「(これが塔城さんの本当の姿…アザゼル先生が言ったとおり本当に妖怪なんだ…)」
ツナがそう思うと
「…いや!!」
小猫が叫ぶと布団をかぶり隠れてしまう
「小猫ちゃん!?」
「小猫!?どうしたの!?」
突然隠れてしまった小猫を見て一誠とリアスが驚く
「(見られた!!ツナ君に見られた!!私の姿!!)」
ツナに自分の姿を見られた小猫は体を震えさせる
「塔城さん!?どうしたの!?」
「来ないで!!」
ツナが心配になって小猫の元へ行こうとすると小猫が叫ぶ
「え…!?」
小猫の言葉に驚くツナ
「来ないで!!ここから出て行って!!」
「そんなわけにはいかないよ!!アザゼル先生から塔城さんの事は聞いたんだ…だから少し話がしたいんだ!!」
「話す事なんてない!!いいから帰って!!」
「でも!!」
「いい加減にして!!ツナ君なんて…ツナ君なんて大っ嫌い!!」
「え…」
小猫に大っ嫌いと言われツナは腰をぬかしショックで固まってしまう
「(今…私…ツナ君に大っ嫌いって…)」
小猫は自分に言った事を思い出す
「大っ嫌い…そんな…」
するとツナはフラフラしながら立ちあがるとおぼつかない歩きで部屋を出ようとする
「待ってツナ君!!違うの!!」
「塔城さんは…俺の事が嫌い…」
小猫が起きあがり叫ぶが小猫の言葉もツナには通じずツナは扉を開け部屋を出て行く
「ツナ!!」
出て行ったツナを追いかける一誠
「私…馬鹿だ…ツナ君にあんな事言って…本当は…本当はツナ君の事が好きなのに…!!」
ツナに大っ嫌いと言ってしまった小猫、果たして二人の運命は!?
なんか急展開になってしまいました。