デート・リ・メイク ~再度奏でしは、精霊との恋歌~   作:角に足当て

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第四話 四重奏【カルテット】

「単刀直入に言うは、貴女、お兄ちゃんのなに?」

 

 気になる、この人はおそらくお兄ちゃんに少なからず好意を持っているのはわかる。

 

 なぜなら……女の勘ってやつね、きっと。

 

「私は士道の恋人、それ以上でもそれ以下でもない……」

 

 うぐ、お兄ちゃんもこの人のことを大事にしてるようだったし……

 

 お兄ちゃんに直接聞くのが一番早いんだけど、怖い……

 

 もし彼女だとお兄ちゃんに言われたら、私は寝込むだろう、多分。

 

「お兄ちゃんには私がいるからいいの!」

 

「近親相姦は大問題、意義を申し立てる……」

 

 き、きんしん…なに?

 

 難しい言葉で意味解らないけど、危ない意味を持っていることは解るんだけど……。

 

「解らないなら教えてあげる、近親相姦とは血のつながった者同士が、【閲覧禁止】や【ア―――】な事をすることのこと……」

 

 うぎゃ―――、危ないことだった―っ、で、でも私とお兄ちゃんは……

 

「義妹だとしても関心は出来ない……」

 

 ぎくっ、それはほんとなの?でも【閲覧禁止】や【ア―――】なことをしなければ問題ないんだよね?

 

 結局私と鳶一さんの言い争いは長い間続いたのであった……

 

 

 

「あれ?急に静かになったな……」

 

 折紙を家に招いた後琴理に「ちょっと部屋に居て」と部屋に送り込まれた後、待たされること数時間、ずっと騒がしかった我が家がついに静かになったので、音を立てずにそ~、っと騒がしかった部屋をのぞいてみるとその部屋では……

 

「貴女もよく解ってるじゃない!」

 

「流石士道の妹なだけある……」

 

 がしっと手を強く握り合う折紙と琴理がいた。

 

「なにこれ……」

 

 琴理と折紙ってこんな仲良かったっけ?と思う俺だった。

 

「あれ、お兄ちゃんいつからそこにいたの!」

 

「いや、さっき来たばかりだけど……なにしてるんだ?」

 

「え、いや、これは……」

 

 琴理は折紙と握っていた手を外す。

 

 なにか必死に言い訳をしている。

 

 折紙の方をみるとボーっと俺の方を見ていた。

 

「なんか食ってくか?」

 

 折紙は小さく頷くと、どこかにふら~とどこかに行ってしまった。

 

 よし、頑張って作らないとな。

 

「ちょっとお兄ちゃん、聞いてるの?」

 

「聞こえてるから安心しろって」

 

 さ~て、何を作ろうか。

 

 

 

 時の流れはとても速い、なんともうすぐ俺も中学生だ。

 

 それにしても平和だ、唯一ある戦闘といえば折紙と琴理の言い争い程度だ。

 

 あの時のDEMやASTとの戦闘に比べたらまっこと平和だ。

 

「帰ったらなに作ろうかな……」

 

 ふらふら~っと歩いていると、長らく聞いていなかった音が耳に響いた。

 

 ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ——————

 

 この不快なサイレン、忘れるわけがない、空間震だ。

 

「どうする……」

 

 素直にシェルターに行くか、精霊と会うか。

 

 あまり考える時間はない。

 

「そんなの、決まってるだろ!」

 

 俺は動かない、精霊を見捨てないと、俺は決めたんだ!

 

 しかし、俺はこのときまだ解っていなかった、今の俺が、ただの小学生だということを、ここは人がかなりいたということを。

 

「おい坊主、何してんだ!死にたいのか」

 

「な!ちょっ、まっ……」

 

 俺は、顔も知らないおじさんにシェルターに連れてかれるのだった。

 

「クッソーーーーー」

 

 俺の悲痛の叫びは響き渡るサイレンにかき消されたのであった。

 

 

 

「士道の声?……」

 

 また、空からの呟きもかき消されたのであった。




原作との相違点~

①折紙と琴理の仲がかなり良い

感想アドバイスよろしくお願いします。

次回予告~
「中学生祝いで旅行行きましょ」
「帰ってきて第一声がそれかよ!」

第五話 五重奏{クインテット}
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