東京喰種 《high school student》   作:Mr Muu

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円卓の騎士団編は如何でしょうか?
無印では全然活躍出来てなかった人達も精一杯活躍させようと考えています!!


#013 憎哀

「ったく一人で動くなっつーの。仲間同士助け合うのがあんていくの方針なんだからさ」

 

そこには煌々と揺らめく片翼の赫子があった。

 

「トーカさん!?何でここが?」

 

「それくらい察しがつくんだよ!

私だって依子が殺されたら仕返しするしさ」

 

「そろそろこっちに戻ってくれないかしらお二人さん」

 

少しイライラした様子でオリーヴィアが話に割り込む。

 

「貴女は確か……霧島董香さんですわね。探す手間が無くなったわ」

 

「何で知ってんだよ」

 

トーカはオリーヴィアを睨みつける。

 

「ボスの命令で貴女たちの喫茶店の従業員は全て調べ上げましたの

名前、性別、年齢、家族構成そして、友人関係まで隅から隅までね」

 

「何でリュウイチを殺す必要があったんだ!」

 

佳未はギリギリ平常心を保っているようだ。

しかし目からは涙が流れる。

 

「だって、すぐに貴方達を殺してしまっても面白くないですもの

最大限に憎しみと怒り、悲しみを掻き立ててからじゃないと」

 

「クッソ野郎!!」

 

トーカは赫子を広げ猛攻を繰り出す。

 

「あらあら、野蛮ですわ、レディたるものいかなる時も美しくなくちゃ」

 

見事なバク転でオリーヴィアは羽赫を避ける。

そこに佳未は斬撃を加えようとするがこれもかわされてしまう。

 

「動きがまだまだですわ!そろそろ貴方達の本気を見せて頂きたいですわ」

 

そう言ってオリーヴィアは小包を佳未達に投げる。

 

「っ!!」

 

佳未は絶句した。小包からは彼の匂いがするのだから。

 

「ワタクシは死体の一部(パーツ)をコレクションするのが趣味ですのよ

彼は貴方にプレゼントしますわ」

 

佳未の目にはリュウイチの手が映る。

その時、佳未の何かが外れた。

 

「僕は……お前をお前をお前をお前をお前をお前をお前を

 

—赦さない」

 

ーズズズズズズ

 

佳未の赫子は徐々に形状を変えていく。

巨大なナイフ……いや、爪と言うべきだろうか。

獲物を確実に仕留めるための鋭く堅いチカラと憎しみの赫子(結晶)

 

「何ですの!こんなの資料には……」

 

慌てた様子のオリーヴィア。対してトーカは佳未を見つめている。

 

「あんた、どうしたの?」

 

「とトーカさん、ま待っていて下さいい。これはは僕くののの闘いなので」

 

赫子が暴走しかけているのかろれつが上手く回っていない。

 

「貴方、正気を保ててないようですわね。楽に刺してあげますわ」

 

オリーヴィアは赫子を展開する。

毒蛾のような派手な色合いの羽赫からは無数の赫子が連射される。

 

「……遅い」

 

佳未はオリーヴィアの背後に立っていた。

そして赫子を振りかざす。

 

「疾っ!!」

 

佳未の赫子がオリーヴィアの頬を掠る。

 

「これで最後だ」

 

佳未は間合いをグンと詰める。

 

『ドドドドドドドド』

 

距離を詰めすぎたのが仇になったのだろう。羽赫が佳未の身体に穴を空ける。

 

「まだまだ甘いですわ」

 

倒れ込んだ佳未をオリーヴィアは覗き込む。

 

『ズドッ』

 

オリーヴィアの足元から赫子が飛び出す。

 

「ッ!!」

 

串刺しのオリーヴィア。

赫子からは血が滴る。

 

「佳未!」

 

トーカは佳未のところへ駆け寄る。

 

「ト…カさ……ん 僕は?」

 

「あんたがあいつを倒したんだよ。それよりもアレ何?」

 

そう言って地面に空いた穴を指差す。

 

「僕にもよくは分からないんですが赫子を分離させたようなそんな感じです」

 

「赫子を分離?どうやったの」

 

佳未は首を横に振る。

 

「まあいいか、もう帰ろ」

 

「四方さんにも連絡しないとですね」

 

そう言い2人はあんていくに向かう。

現場にはオリーヴィアだけが残される。

 

『ピクッ』

 

腹に空いた穴を押さえながらオリーヴィアが立ち上がる。

 

「は…やく………様にホウコクしない…と」

 

息も絶え絶えな状態でよろよろと歩き出すオリーヴィア。

 

「いたぞ!」

 

「捕獲が優先だ、殺すなよ」

 

オリーヴィアが振り向くと同時に羽赫のクインケが脚を撃ち抜く。

赫子を出そうとするも先の戦いの消耗が激しく上手く形成できない。

 

『本部に通達、円卓の騎士団の構成員と思われる喰種を捕獲。

コクリアに護送するための準備をお願いします」

 

オリーヴィアは観念したと言わんばかりにまぶたを閉じた。

 

 

 

ーーーーー 翌日 23区 喰種収容施設〔コクリア〕ーーーーー

 

「彼女の様子は?」

 

篠原が階段を降りながら監獄長の灰崎に尋ねる。

 

「いくら組織のことを聞いても黙秘を貫いています

これは少々"過激"な尋問が必要かもしれませんな」

 

「その必要はないよ あとは私がやります」

 

篠原はそう言って面会室のロックを解除する。

 

「さあ、話をしようか」

 

「・・・・・」

 

オリーヴィアはうつむいたまま何も話さない。

 

「話す気がないならここの尋問官が強制的に口を割らせる羽目になるんだ」

 

「・・・・・」

 

「最近は喰種対策法を守らない輩が多い。必要以上の拷問をされるかもしれないんだよ

君はまだ18歳だよね、到底拷問に耐えられるとは思えない」

 

「・・・・・」

 

篠原がいくら話しかけても彼女は顔を上げない。

そこで篠原は切り札を出す。

 

「ルーシィ・ランナーベック」

 

「……ッ!!」

 

オリーヴィアが初めて反応を見せる。

 

「なぜ貴方ごときがこの名前を!」

 

CCG(ウチ)をあまり見くびらない方がいい。彼女は君のお姉さんだよね」

 

「その通りですわ」

 

「君はお姉さんとひっそりと暮らしてきた しかし、隣人からの通報で喰種である事が

バレてしまった。CCGに追い込まれた君をお姉さんが身を呈して守った、これで合っ

てるかな?」

 

篠原は手元の資料を声に出して読む。

 

オリーヴィアは涙を浮かべながらコクリと頷く。

 

「あの人たちも最初のうちはよくしてくれましたわ。でも喰種とわかった瞬間……」

 

オリーヴィアは感情的になっていた。

 

「で、何で円卓の騎士団の一員になったのかな?」

 

篠原はさりげなく本筋を聞く。

 

「ワタクシが住処を失って放浪していた時にアーサー様に声を掛けられましたの

"一緒に世界を変えないか"と」

 

「世界を…変える?ありがとう喋ってくれて。今日はもうゆっくり休みな」

 

篠原は少し微笑んでから面会室を出る。

 

「篠原特等、如何でしたか?」

 

「一つだけだが重要な発言を手に入れたよ」

 

「一体どんな……?」

 

「奴らの目的だよ どうやら世界を変えるつもりらしい」

 

「何を馬鹿げたことを。そんなつもりなら東京に来なくても…」

 

「東京に何かあるのかもね」

 

わざわざ東京に来た理由。それは一切不明だ。

もし、何か秘密があるならそれを探らなければならない。

篠原は直感的にソレを察知した。

 

 

 

ーーーーー ??区 ??? ーーーーー

 

「アーサー様、モードレッドが捕まったようですが……いかがなされます?」

 

「ん〜〜、カメラとパソコンそれとカンペを用意しといて」

 

「まさか動画を撮るおつもりで」

 

「案ずるなマーリン、ちゃんとモードレッドを助ける方法を考えてるから」

 

「なら良いのですが」

 

「それと幹部全員ここに呼んどいてね〜」

 

そう言い残しアーサーはどこかに行ってしまった。

 

 

 

 




Profile
オリーヴィア・ランナーベック /モードレッド
•18(5/1生)
•From:スウェーデン
•Blood type:AB •Rc type:羽赫
•Like:姉,勝利,アーサー
•Hate:人間,嘘,敗北
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