東京喰種 《high school student》 作:Mr Muu
変な言い回しや表現があれば報告お願いします!
ーーーーー 1区 CCG本部 円卓の騎士団対策室 ーーーーー
広い会議室には各区の主戦力となる捜査官たちが集められていた。
「みんなに集まってもらったのは他でもない、円卓の騎士団についてだ」
局長である吉時が壇上に立って話し出す。
「まずはこれを見て欲しい」
モニターに動画が映し出される。それを見た捜査官達は目を丸くした。
そこには円卓の騎士団団長、アーサーと幹部の11人が映っていた。
『日本のCCGの皆さんこんにちは〜 俺は今話題の組織のボスをしている』
『俺たちはある目標を達成するために次の施設を襲撃させて頂く』
『一,1区 CCGラボ
二,23区 コクリア
どちらも一週間後の夜10時に襲撃を決行させてもらう』
『手加減不要、全力で阻止して頂ければ幸いだ』
動画はここで終わりだった。
「っと言うわけで皆には一週間後のラボ,コクリアの防衛戦線に参加してもらいたい」
捜査官達の手元には遺書が握られている。
「もちろん強要はしない。辞退したければここで申し出てくれ」
静かな時間が数秒続く。どうやら誰も辞退する気は無いようだ。
「ありがとう、みんなの熱意、嬉しく思うよ」
吉時はそう言った後マイクをスタンドに戻す。
「それでは皆さん、本日の会議はここまでですので担当区へ戻って頂いて結構です」
捜査官達はぞろぞろと会議室を後にする。
ーーーーー 会議後 CCG20区支部 ーーーーー
会議から戻った法寺と篠原は会議の内容を大まかに説明していた。
「と、言うことですので遺書の記入お願いしますよ」
「我々が一斉に出払ってしまった日の警備はどうするんですか」
遺書を受け取った亜門が質問する。
「他の県の捜査官が警備をすることなってます」
亜門は他の捜査官に任せるのが不安なのか怪訝そうな表情をする。
「亜門上等心配は無用だ、配属されるのは一等以上の捜査官の様だからな」
アキラが相変わらずの省エネ口調で法寺の言葉に付け加える。
「それではみなさんの配属される班の発表を…………」
ーーーーー同日 あんていく ーーーーー
「僕に稽古をつけて欲しい!?」
カネキに拠点を追い出された月山が驚きの表情を見せる。
「はい、前の戦いである"特技"を身に付けたみたいなんです」
「of course,君の要望に応えてあげよう!!」
月山は体をのけ反らせ奇怪なポーズをとる。
「では今から僕の家に来たまえ」
「急に大丈夫なんですか?月山さんの予定とかもあるだろうし」
「そんなのは後回しだ、久々にエキサイティングな時間が送れそうだ」
その後佳未と月山は月山邸へに向かった。
ーーーーー月山家 本邸 トレーニングルーム ーーーーー
「それでは基本的な立ち回りからやるとしよう」
「キミは全力でかかってこればいい」
そう言い月山は手首をコキっと回す。
「では遠慮なく」
佳未は渾身の力で右ストレートを放つ。
『パシッ』
月山はそれを片手で受け止めた。
「フッ、フォームは悪く無いがスピードが足りないね」
「本物の右ストレートはこうするのだよ」
月山の拳が佳未の腹を直撃する。
「 がはッ」
「Stand up!!まだまだこれからじゃないか」
腹を抱える佳未をよそに月山はとても楽しそうだ。
「…分かりました」
佳未は赫子を出し臨戦態勢をとる。
その赫子を見た月山は、
「おや?前よりも赫子がグレードアップしてる様だね」
と品定めをするかのように赫子を見る。
「そろそろ"特技"というものをみせてもらおう!!」
赫眼を現し赫子を展開する月山。
『ガキンッ!』『ガンッ!!』
二人は互いに手加減をする事なく赫子をぶつけ合う。
「……
手加減なしの連撃に佳未は怯み尻餅をつく。
「どうした、ミスタ,ヨシミ。きみも本気を出したまえ」
月山は赫子を高らかに掲げながら叫ぶ。
「ええ、出してますとも」
佳未はフッと笑う。
『ピキ,パキッ,ペキッ』
部屋の床にヒビが入る。
「Oh?」
『ズオンッ!!』
赫子の爪が月山に向かって飛びかかる。
「ッ!?」
月山は咄嗟に赫子で防御をするものの赫子を貫通される。
「これが例の……… ちょとここで待っていてくれ」
何か思いついたのか月山はそう言って部屋を飛び出しす。
数分後、月山は女性を連れ部屋に戻って来た。
「月山さん、この人は?」
「彼女は僕の執事の一人の松前だ」
月山の紹介を受け松前は軽く頭を下げた。
「習様、こんな少年が"分離"を?」
"ありえない"と言うかの様に月山に確認を取る。
「ミスタ,ヨシミ、松前も君と同じく赫子を分離させられる」
「松前、彼に手合わせをしてやってはくれまいか?」
「習様の頼みであればなんなりと」
松前は月山に深く頭を下げてから佳未の赫子を見る。
「青年!今ここで分離を見せてください」
佳未はコクリと頷き赫子を切り離す。
そして、それを勢いよく地中から発射させた。
「まさかここまで出来るとはっ!」
松前は赫子で盾を形成し佳未の爪を跳ね返す。
「素晴らしい!しかし、あなたはまだ赫子を分離させてから設置、射出するまでに時間がかかり過ぎです」
「急な戦闘では真価を発揮できませんよ」
松前は緻密な分析結果を佳未に伝える。
「でも…どうやって?」
「少し離れていて下さい」
佳未達が松前から距離を取ると巨大な赫子の壁が地面から現れる。
「………すごい」
自分とは圧倒的に質が違う赫子に佳未は感嘆する。
「赫子は個人の能力に依存しますが訓練次第である程度レベルは上げられます」
「訓練を積めば自由自在に分離を操れる様になるでしょう」
「でも……僕にそれ程の力があるとは………」
後ろ向きな態度の佳未に月山が、
「そうだなぁ、では定期的に松前に手合わせしてもらうといい」
と提案する。
「いいんですか!?」
「ああ、松前も構わないかな?」
「別に構いませんよ、しかし一つだけ条件が………」
「条件?」
佳未が食い気味に尋ねる。
「アルバイトとしてここで月山家に支えていただきます」
「……Why?」
何故か月山が疑問のリアクションを取る。
「習様にはお伝えしていませんでしたがここ最近月山家の従者が不足しているのです」
「I see,どうかな?ミスタ,ヨシミ」
「大丈夫ですよ、でもあんていくにも顔を出させて下さいね」
「もちろん、それは許可するよ」
こうして佳未の月山家従者のアルバイトが始まるのであった………。
ーーーーー1区CCGラボラトリー区画、23区コクリア襲撃1日前 ーーーーー
本局では前日ということもあり入念な打ち合わせがされていた。
「明日の作戦はこんな感じだ、何か質問はあるかな?」
【CCGラボラトリー区画総合指揮:和修 吉時】
「特には無いがこんなに人手がいるのか?」
【コクリア総合指揮:丸手 斎】
「相手の戦力が分からない、念には念だよ」
【ラボ組,1班班長:篠原 幸紀】
「ンンボーイ…いつも通りにはいかなさそうですな」
【ラボ組,2班班長:田中丸 望元】
「ククク………クインケの材料が手に入ればそれでいい」
【ラボ組,3班班長:真戸 呉緒】
「いやはや、楽しみですねぇ〜、円卓の騎士団との戦闘が」
【ラボ組,4班班長:山村 颯大】
「二人とも不謹慎な発言は控えて下さい」
【コクリア組,5班班長:宇井 郡】
「まあまあ、抑えて」
【コクリア組,6班班長:法寺 項介】
「しかし前代未聞ですわね、犯行予告なんて」
【コクリア組,7班班長:安浦 清子】
「チッ、連中も余計な真似しやがって」
【コクリア組,8班班長:鉢川 忠】
「我々の技能を甘く見てもらっては困る」
【コクリア監獄長:灰崎 深目】
「ラボの大量のサンプルとクインケ鋼をしっかり守って頂かないと」
【CCGラボラトリー 首席研究員:地行 甲乙】
「今日はもう夜も遅い、明日に備えてもう会議は終わろう」
吉時が気を利かせて会議を終わらせた。
明日の防衛戦での緊張と不安が参加する捜査官を襲う。
それは吉時も同じだ。
目的不明の組織、円卓の騎士団。彼らは一体何者なのだろうか。
核心に触れることすらCCGには敵わないのだろう。
いかがでしたか?
会議のシーンって誰が誰なのか分かりにくくなりがちなので難しいです。
変な言い回しや表現があれば報告お願いします!