東京喰種 《high school student》 作:Mr Muu
武田 優吾(1/4生) 男 blood type :不明
like:心臓,赤舌連,アオギリの樹,かつての仲間
respect:タタラ,焔,人になりきれる喰種
ーーーーー数年前 中国 赤舌連アジト ーーーーー
「法寺さん!」
捜査官の一人が叫ぶ。
「これで終わりです。」
それに応えるように法寺はクインケ"イイツウ"を焔の懐に突き刺す。
「やったか!」
そして、ゆらりと彼は倒れる。
「…タタ…………ラ」
『ドサッ』
『全員に告ぐ、赤舌連棟梁 討伐完了』
その無線が聞こえるとその場にいた捜査官が歓喜の声を上げる。
しかし法寺は、
「皆さん、喜ぶのは早いですよ まだ残党が残っています。」
と至って冷静のようだ。
そして司令室から'残党の掃討'が指示された。
「さあ、我々も頑張りますかねぇ〜」
山村はそう言い残党を処理していく。
「よくも
「焔師の仇ぃ〜」
焔の部下たちが逆上し、襲いかかる。
「左ー02 佐藤殿、右ー27 寺内殿 速殺でお願いします」
山村の指示を聞くと二人はそれぞれクインケを起動させる。
西洋槍型クインケ"マリア・改"
戦棍型クインケ"テラウチスマッシュ"
「山村上等は先に進んでください」
「ここは俺たちが処理します」
そう言うと次々に喰種の殲滅を開始していく。。
「それでは頼みますよ」
山村はこの場を二人に任せて奥へ進む。
そこにはローブ姿の2人組が立っていた。
「日本人、お前の国の奴らが散々にしてくれたけど」
「俺は知らねえよ そもそもだいぶ前からここにいるだろ」
二人は今回の騒動のことを言い争っているようだ。
「お取込み中申し訳ございませんが殲滅させて頂きますよぉ〜」
山村の声に二人は身構える。
「お前、一人だけか?」
「ずいぶんなめられてるなぁ 明炎」
「なめられてんのは武田、オメェだけだ」
二人はまた言い争い始めたが、
「まあ良い、5秒で殺るか」
「ああ、赤舌連の誇りにかけて」
そう言うと二人は赫子を出すと山村に向かっていく。
「全力で来られたならこちらも全力で行きますよ」
そう言い懐から円柱形の物体を出しスイッチを入れる。
すると、そこから二股に分かれた鞭が飛び出す。
携帯式簡易クインケ"ゴウキ・改(custom)"
ゴウキは唸りを上げるかの如く明炎と呼ばれていた甲赫の喰種に攻撃を仕掛ける。
「
明炎は赫子でそれを防ぎ、武田は背後から貫こうとする。
しかし、
「甘いですよ」
そう言う山村はもう一つゴウキを展開する。
そして山村はゴウキを伸縮させながら二人を捕らえる。
「グワァァァァ!!」
「どうですか、ゴウキの絡みつく痛撃は」
二人は徐々に強くなっていく痛みに顔を歪める。
「
明炎は甲赫と尾赫を展開させるとさらにガス状のRC細胞を周りに放出した。
「日本人、粉塵爆発って知ってるか?」
そう言うと赫子同士を打ち付けて火花を散らす。
それはガス状のRC細胞に引火し小規模な爆発を起こしゴウキを破壊した。
「助かった 借りができたな、明炎」
「あなた焔みたいなことをしますねぇ…… おもしろい」
山村は飄々としているがクインケが無ければもう戦えない。
「さあ、終いだ 日本人」
二人は山村にとどめを刺そうとする。
山村は抵抗する様子もない。
「ほんっとに…遅いですよ佐藤殿、寺内殿」
その時、
「上等っ!クインケです。」
残党を殲滅し終えた佐藤がアタッシュケースを山村に投げる。
「声紋認証 山村 エルム起動」
するとアタッシュケースが開き二人に切りかかる。
鎖鎌型自立稼働可能クインケ"エルム(試作)"
「5秒でしたっけねぇ〜 こちらは一人に1秒もかかりませんよ」
山村はエルムの柄を持ち鎌を飛ばす。
するとエルムが縦横無尽に動き回り明炎を切り刻む。
「アバアバパアパバババババ」
明炎はその場で静止したかと思うと身体中から血を吹き出して倒れた。
「次は君だよ、えーとっ 武田?君」
山村が狙いを定める。
武田も先手必勝と言わんばかりに赫子を伸ばす。
『ガギンッ!!』
エルムが鱗赫に突き刺さる。
それを武田は赫子を用いてへし折った。
「新調したばっかりなのに……」
「そうか、じゃあお前の身体も折ってやるよ」
武田が山村の頭上に跳ぶ。
「油断大敵!」
小柄なナイフが無数に武田に刺さる。
携帯式ナイフ型クインケ"ホオズキ1/6"
「備えあれば憂いなしですよ、武田くん」
山村は折れたエルムの刃先を武田に向ける。
その時、
「
誰かの声が聞こえたかと思うと鉄製のマスクを着けた男が武田を抱えて逃げていった。
「上等!お怪我は?」
「少し手を火傷したぐらいだよ それよりも状況報告」
「はい、殲滅率は96% 現在は死体と重要参考人の回収を行っております。」
佐藤が説明すると山村は、
「ボスのクインケは誰が?」
と尋ねる。
「恐らく法寺上等に所有権があると思われます」
「そうか…ではこいつの赫子は私が貰おうか エルムも壊れそうだしねぇ」
そう言い明炎を抱えて山村は本部に戻った。
*
ーーーーー現代 20区 某所 ーーーーー
「おやおや 誰かと思えばheartブレイカーいや、武田さんではないですか」
山村の視線の先にはマスクを外した武田の姿があった。
「赤舌連は俺にとっちゃ家族みたいなもんだった。
何年経ったかは忘れたが焔や明炎の仇をやっと取れる。」
武田は赫眼を現し赫子を放出する。
山村もそれに応えるかのように炎を起動させる。
「明炎は返してもらうぞ」
「それはどうでしょうか むしろ一緒にクインケになりますかぁ〜」
そう言うと山村は
「殲滅対象 SSレート heartブレイカー 総員クインケ起動!」
「攻撃開始」
「何人できても同じだよ」
武田は自らの意思で赫子を身に纏う。
それは佳未と対峙した時よりも完全で禍々しく蠢めく。
二本の赫子が山村に伸びるがそれを山村は躱し赫子を斬る。
さらに炎のギミックを用いながら距離を取る。
「近づきにくいですよ あなた」
「それが狙いだよ、あの鎌があれば良かったのにな」
「アレはあなたが壊したのでしょう」
すると山村は武田に向かっていく。
武田は赫子を束ね山村を吹き飛ばす。
「ぐっ」
山村は壁に打ち付けられる。
「赫者相手にこれは厳しいですね 至急応援を」
無線を通じてそう言うと山村はコートを脱いだ。
「遠隔起動」
すると螺旋状の槍が地中から飛び出て武田の動きを制限する。
「こんな玩具が通用するかぁ!」
武田は槍を薙ぎ払いペンチのような赫子を山村に向ける。
山村を掴み上げると武田は、
「呆気なかったな」
と、呟き地面に叩きつけようとした。
その時、どこからともなく、
「ハイアーマ〜〜〜〜インド!!!!!」
という掛け声と共に衝撃波が山村を捕らえていた赫子を粉砕する。
バズーカ型クインケ"
「遅くなってしまったねぇ 山村ボーイ」
次回は武田VS山村&モーガンです。
多分かなり時間が空くと思いますがご了承ください。