ダンまちにネオボンが転生するのは間違っているだろうか   作:rebo

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第5話

 リヴェリアとフィンの話し合いは結局はフィンが折れることでツナヨシをダンジョンに参加しないことに決まった。

 何よりも途中でツナヨシの死ぬ気の炎を持続できる時間が10分しかないと告げられたからだ。

 伸ばすには体力を鍛えることが最も重要であり年齢のこともあり体力はまだ付きにくい。

 まずはツナヨシの体力を鍛えることを重点的に鍛えていこうと判断していた。

 

「折角、ダンジョンまで来たんだし限界まで戦ってもらうよ。気絶しても背負って帰ってあげるから頑張ってね」

 

 早速とばかりにフィンはツナヨシの体力を鍛えるために限界まで動いてもらうように指示する。

 突然の指示だがリヴェリアも抗議をあげず、むしろやれと言わんばかりに傍観に徹した。

 

「限界まで動けば体力も鍛えられるからね。早く戦力になって欲しいしから厳しくいかせてもらうよ」

 

「んなー!?」

 

 期待されることはツナヨシも嬉しいが、一歩間違えば死ぬダンジョンでやることではないとショックを受ける。

 リヴェリアもそのことは判っているはずなのに傍観に徹していて味方はいないと悟る。

 

「安心しろ。フィンも言っていたが気絶したり死にそうになったら助けてやる」

 

 だから行けるところまでところまで行けとリヴェリアは続ける。

 ダンジョンで無理を強要させていることは二人とも自覚しているのだ。

 何かあったら助けるのは当たり前だ。

 

「わかった。行けるところまで降りてみる」

 

 ツナヨシは二人の目に映ってる強い自責の念と自身に向ける大きい期待を見て覚悟を決める。

 限界まで戦うことを決めたツナヨシは死ぬ気の炎を灯し全力で迷宮攻略に挑んでいった。

 そのスピードは死ぬ気の炎を灯しているだけにLv.5のフィンたちでもかなりの速さだと感じる程だった。

 

 

 

「うーん。十分以上、経ってない?」

 

 ツナヨシが限界まで戦っている間、ずっと死ぬ気の炎を灯しているがツナヨシの言っていた十分を過ぎている。

 Lvが上がったお陰で死ぬ気の炎を灯している時間が増えたのかもしれない。

 おそらく十分はLv.1の時点での最高時間でありLv.2では計っていないのだろう。

 

「Lvが上がったのはつい最近だ。まだLvが上がってから計っていなかったのだろう。それに恐らくだが死ぬ気の炎をずっと灯していられるわけではないみたいだ。まさか、あんなこともできるとは」

 

 魔法に詳しく、しかも現時点では死ぬ気の炎について最も理解しているであろうリヴェリアは驚愕で目を見開いている。

 フィンは何に驚いているのか分かっていないためリヴェリアは説明する。

 

「よく見てみろ。たまにただ触れただけでツナヨシはモンスターを灰にしている」

 

 それはフィンも見ていた。

 他にも氷漬けにしたり、石化させたりと燃やすだけでなく様々な攻撃をしており初めて相手した時とは違う多様な攻撃の属性に驚いているが話題にしている持続時間とは違う内容だ。

 

「そして触れただけで燃やさずに灰にしているごとに死ぬ気の炎が大きくなっている」

 

 リヴェリアの言葉にツナヨシを見ていると確かにだんだんと小さくなっていた炎が燃やさずに触れるたびに大きくなっている。

 一瞬、これなら持続時間も問題ないと考えたが直ぐに否定する。

 何故なら直ぐに回復できるのは相手がツナヨシより格下で他に仲間がいないからこその芸当だと判断できるからだ。

 もしツナヨシに仲間がいれば死ぬ気の炎を回復する前に仲間が倒してしまうだろう。

 倒さずに回復させるばいいと考えるかもしれないが、その場合余計な危険を背負ってしまう。

 なによりも常に持続するためはモンスターと常に戦っていないといけないという高すぎるリスクを背負わないといけない。

 

「たしかに。それに見た感じ炎は回復するけど体力自体は回復しないみたいだね」

 

「あぁ。やっぱり体力を鍛えるのが最優先だな。それさえ克服すれば遠征に参加しても良いと判断してしまうかもしれないな」

 

「そうだね。でもリヴェリアの言った通り、今の年齢だと僕たちの倍の体力を使うことになるから遠征に参加はさせられないね。遠征に参加する日が楽しみだ」

 

「……もしかして、オッタルがLv.6になったと聞いて焦っていたのか?」

 

「そうかもしれないね」

 

 フィンの先ほどまでと違う本当に楽しみにしている笑顔に最近Lv.6になったと聞いたオッタルのことを思い出し質問する。

 フィンのツナヨシを遠征に参加させると言った時、余裕が無いように感じたのは正解だったのだろう。

 現にフィンも肯定している。

 

「それよりもツナヨシがどこまで成長するのか楽しみでしょうがないや。確実に僕達は超えられるだろうし、ロキの可愛がりようからして案外、神にまで成長するかも」

 

「神までというのは言い過ぎだろう。だが確かにお前の言った通りだな。お前のように焦っているわけではないがツナヨシと遠征に参加する日が楽しみだ」

 

 お互いにかなりの年寄りになってしまった気分で苦笑する二人。

 話しながらもツナヨシの動きを冷静に見守っている辺りは流石にLv.5と言えた。

 

 

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