麦わらの姉   作:imuka

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様々なご意見等をいただいているのでできる限り取り入れていければな、と思っています

戦闘回です


ではどうぞ


九話  VSバギー海賊団

   

   -フィルナVSモージ&リッチー(ライオン)ー

 

 

「女だからって容赦はせんぞ!」

 

「どうぞ。お構いなく。」

 

 フィルナは目の前の敵より後ろにいる檻の中の女性が気になった。

 ”あの子は…”

 相手にする気のない態度のフィルナにモージは怒りをあらわにする。

 

「なめおって!行け!リッチー!!」

 

 リッチーの爪がフィルナに襲い掛かる。

 

「遅い。」

 

 フィルナをいともたやすくそれをよけリッチーを無視しモージに切りかかった。

ガギィンッ!

 モージは懐から出した短刀で攻撃を受け止めた。フィルナは少し驚く。

 

「俺が猛獣使いだから俺自身は弱いと思っただろう。」

 

「うん。思った。少し驚いたよ。」

 

 会話をしているとリッチーが再び攻撃してくる。

 フィルナはモージに蹴りを出しモージと距離を取ってリッチーの攻撃をよけた。猛攻は続く。

 一人と一匹の連携はすさまじく微妙に攻撃をづらしよけにくくしてくる。

 ”このままいけば…”

 フィルナはよけることに専念し、端にあった女性が捕えられている檻に背中が当たった。

 

「はははっ!なにもできまい!このまま八つ裂きにしてやる!」

 

「まだ一発も当たってないんだけど…。」

 

 フィルナの突っ込みを無視しリッチーとモージが仕掛けてくる。

 ”出してあげるから下がれるだけ後ろにいて”

 フィルナは檻の中の女性そう告げるとギリギリまでリッチーの攻撃をひきつけよける。

バギィ!!

 リッチーの爪は檻の上の部分を破壊し、檻として機能しなくなった。

 

「すごい威力だね。」

 

 フィルナがそう言いながら女性を檻から抱え出した。そしてそのままモージ達の後ろを取る。

 

「怪我はない?」

 

 フィルナは女性にそう聞くと女性は戸惑った顔で肯いた。無事を確認したフィルナは女性をおろし、再びモージたちと対峙する。

 

「きさま、これが狙いだったのか。」

 

「さすがに檻を壊すのは骨が折れそうだったから。」

 

「だがそれで勝ったと…。」

 

 ザンッ!

 モージが喋っていたがその言葉は途中で途切れる。

 正面にいたフィルナがすでに後ろにいて刀を納刀していた。

 

「だから遅いって。」

 

 モージたちは切られそのまま倒れた。

 フィルナは意識を失ったことを確認したあとルフィたちのほうを見た。

 

 

 

   -ゾロVSカバジー

 

 時間は少し遡り

 酒場の屋上から下り酒場入り口前

 

「バギー海賊団参謀長”曲芸のカバジ”だ。」

 

「ロロノア・ゾロ、剣士だ。」

 

「ほう、有名な海賊狩りか。光栄だね。一人の剣士として君を切れるとは。」

 

 ”いくぞ!”カバジがそういうと一輪車に乗り切りかかってくる。ゾロは刀を両手に持ちカバジの攻撃を受け止める。

ギンッ!

 

「ひとつ言っておくが私は剣士でもあり曲芸師でもあるのだ。」

 

「だからなんだよ。」

 

「刀以外にも攻撃方法があるということさ!」

 

 ”曲技!カミカゼ殺人コマ!”

 カバジはそういうと刃のついたコマを回転させいくつも投げてきた。

 ゾロは三本目を口にくわえコマたちを受け流す。

 

「まだまだいくぞ!」

 

 ”曲技!ジャグリングナイフ”

 今度は回転のかかったナイフが飛んでくる。

 ”次から次へと…”

 飛び道具ばかりで少しイラつきながらもすべてをいなした。そして正面を見るとカバジが一輪車からおり両手で刀を構えている。

 

「これは集中しないと撃てんのでな。」

 

 ”飛ぶ斬撃!大鷲!”

 ゾロは飛ぶ斬撃なんてものは見たことがなかったが本能的にまずいことを察知し横によけた。しかしわき腹が深く切れる。

 

「ガフッ!」

 

 切れたわき腹を押さえながら転がった。カバジがそれを見下ろす。

 

「よくよけたな、我が必殺の一撃を。」

 

「なんだ…今のは…。」

 

 ゾロは苦しみながらもカバジに聞いた。

 

「飛ぶ斬撃さ。もっとも私も集中せんとだせんし、一日に出せてよくて数発だ。」

 

「飛ぶ…斬撃…!?」

 

 ゾロは驚きながら目の前の男の認識を変えた。

 ”強い”一輪車に乗って攻めてくるものだから少しなめていた。

 ”こいつに勝てば俺はまだまだ強くなれる”

 痛むわき腹を押さえながらゾロは立ち上がる。

 

「相当深く入ったはずだ。無理はしないほうがいい。」

 

「うるせぇ!剣士と名乗るやつに俺は負けるかけにはいかないんだ。」

 

 カバジは半ばあきれながらも攻撃を仕掛けてきた。再びコマやナイフなど飛び道具を出す。

 ゾロはそれを防ごうとするが傷が痛みすべてを防げない。

 次々と体に傷ができていった。いくつもの傷を負いついに膝をつく。

 ”限界だな”カバジはため息をつきながら数本のナイフを頭に向かって投げた。

 

「もう楽になれ。」

 

 ゾロは考えていた。確かに実力差はある。だがそもそもゾロは相手によることすらできていない。

”せめて届けば…”

 そう考えたとき、先ほどカバジが見せた斬撃を思い出す。逃げることはない。ここで逃げるくらいなら死んだほうがましだ。

 一か八かのぶっつけ本番。ゾロは口にくわえていた刀と左手の刀を置いた。

 立ち上がり右手で刀を持ち右手首を左手で添える。ナイフが飛んでくる。それに気をとられずに意識を集中させる。

 全力で刀を振った。

 

「なっ…!?」

 

ドゴォン!!

 斬撃が飛んだ。飛んできていたナイフを弾き飛ばしカバジに直撃し倒れた。

 

「まさか…一回見せただけでマネされるとはな。」

 

「感謝するぜ曲芸師。これでまた一歩前に進めた。」

 

「はっ。くそくらえ。」

 

 カバジはそういうと意識を落とした。

”やべぇ、血が足りねぇ”

 前のめりに倒れそうなところをフィルナに支えられた。

 

「お疲れ様。」

 

「ああ、わりが後頼むわ。」

 

 そういってゾロは寝る。

 フィルナが治療しようと医療具を出すとルフィがこちらに吹き飛んできた。

 あまりよくないと判断したフィルナは檻から救出した女性に”ゾロをお願い”と告げてルフィのもとへ向かった。

 

 

 

   -ルフィVSバギーー

 

 

 また少し時間が遡る

 

「てめぇ生きて帰れると思うなよ。どこの馬の骨かしらんがこの俺様に刃向いやがって。」

 

「うるせぇ、お前なんかにやられるか。」

 

 ルフィが殴りかかる。

 

「そんな攻撃が当たるか。」

 

 バギーはひらりとそれをかわしルフィの顔面を蹴った。

 

「きかないね、ゴムだから。」

 

 ”きいていない?”

 バギーはルフィのものともしない感じに違和感を覚えた。加減したつもりはない。少なくとも鼻血くらいは出るはずだ。

 

「お前、悪魔の実を食べたのか。」

 

「ああ、おれはゴムゴムの実を食べたゴム人間だ。」

 

「ゴム?なるほど、だから打撃がきかないのか。」

 

 バギーはナイフを取り出し投げつける。

 

「斬撃ならきくだろ!」

 

 ルフィはナイフをよけようとする。よく見ると靴の先に針が付いた足が混じって飛んできていた。

 

「あぶね!」

 

 足はまっすぐ飛ぶナイフとは違い的確にルフィを狙った。

 

「なんだ!今のは。」

 

「俺様もお前と同じ悪魔の実を食べたのさ。」

 

 そういうバギーのもとに足が帰っていく。

 

「俺様が食べたのはバラバラの実。バラバラ人間ってわけだ。」

 

 体をバラバラにしながら襲い掛かってくる。

”ゴムゴムの銃!”

 ルフィは武器を持っている部分に気を付けながらバギーの顔面めがけて腕を伸ばした。

 しかしルフィの攻撃は当たらない。

 

「見え見えなんだよ。」

 

 バギーは攻撃をよけつつ分離している下半身でルフィを蹴り飛ばした。

バキィッ!

 

「ガ八ッ!…痛ってー!なんで蹴りが痛いんだよ!」

 

「くはは!これだから能力に頼りっぱなしのやつは。これは武装色っていうんだよ!」

 

 今度は拳がルフィを襲う。またしても攻撃がルフィに入る。

 

「くっ……姉ちゃんが使ってたやつか。」

 

「ほう、この東の海に覇気が使えるやつがいるとはな。だがどうする?自慢のゴムも俺様の前では無意味だ。」

 

「くらっちゃいけないならよけるだけだ!」

 

「いつまでもよけれるか!?バラバラァ!」

 

 再びルフィに攻撃がくる。ルフィはよけつつも反撃を試みたがどれも見切れら攻撃が当たらなかった。

 

「くそっ!」

 

「よそ見している暇があるのかぁ!?」

 

 拳がルフィに直撃する。ルフィは吹き飛び転がった。そのまま隣の民家に突っ込む。

 

「覇気も使えない小物が俺様に挑むからそうなる。」

 

 バギーはバラバラにした体を戻す。気配をたどると部下二人が意識を失っていることがわかった。

 

「モージたちがやられたのか…!?」

 

二人とも覇気は使えないにしろそれなりに実力があったはずだ。どうやら相手をなめすぎていたらしい。

”早く麦わらを殺して残りの二人も殺すか”

そう考えた瞬間ルフィとフィルナがバギーの後ろにあらわれ、顔面を殴った。

バキィ!

二人分の拳をうけ吹き飛ぶ。

 

「ブベラッ!」

 

「どうだ!当たったぞ!」

 

「てめぇらよくも俺様の顔を…!!」

 

「覇気が使えるんだね。悪いけど二人がかりでやらせてもらう。」

 

「かまわねぇさ…どうせ仲良く死ぬんだからなぁ!!」

 

 バギーはバラバラになり二人を襲う。フィルナも得意ではないが武装色を纏った。

 

「ほう、お前が覇気使いか。だがまだまだ未熟だな!」

 

「自覚してるよ!」

 

 武装色を纏った拳と刀がぶつかる。その横でルフィがバギーの顔めがけて振りかぶる。

ブンッ!

 ルフィの拳は当たりこそしなかったがどんどん速度が上がってきている。

 

「ちぃっ!邪魔だ麦わら!くらえ特製バギー玉!」

 

ボカァァァァン!!

 靴の先から小さな玉が出てルフィに当たり大爆発を起こした。

 

「ルフィ!?」

 

「人の心配してる場合か!?」

 

 拳が飛んでくる。顔面と腹に拳をもらい少しよろけた。

 

「うぐぅ…!」

 

”この…!”

 しかしフィルナは怯まない。むしろ加速した。そしてそのままもてる最大速度を持ってバギーの体を殴った。

メキメキッ!

 体は大きく吹き飛ぶ。バギーにはフィルナの姿がまったく見えなかった。

 

「がはっ!…くそ…なんて速さだ。」

 

 とっさに武装色を防御に回したので致命傷は免れただダメージはでかい。このままあの速さで動かれるとバラバラにしている分攻撃をもらう。そう判断したバギーは体をくっつけようとした。が、体に激痛が走る。

 先ほど体が吹き飛んで方を見るとルフィが黒焦げになりながら体を掴んでいた。

 

「お、俺様の体を…!?」

 

「よけられるんだったら捕まえちまえば簡単だよな。」

 

 ルフィは体のほうに一発いれバギーが怯んだところに顔面めがけて両手を打ち込んだ。

 

「ゴムゴムのバズーカ!!」

 

 そのルフィの両手は打ち込んだ瞬間、覇気を纏っていた。バギーの顔は見えないとこまで飛んでしまったがあれでは戦闘は続けられないだろう。

 フィルナはそれを見て一息つきルフィは両手を上げ”勝った!”と告げた。

 

 

   -ゾロが寝ている場所ー

 

 

 道端においてきたゾロを見ると助けた女性が治療をしていてくれた。

 

「ごめんね、急に任せて。」

 

「ううん、助けてくれてありがとう。私はナミ。」

 

「私はフィルナ。こっちが義弟のルフィ。で、そこで寝てるのがゾロ。」

 

「三人はなんでバギーに?」

 

「じいさんが…「お前たち無事か!」」

 

「おじいさん、それにシュシュも。」

 

 老人とシュシュがやってきた。

 

「なんでここに?」

 

「爆発音がして居ても立っても居られなくての。」

 

「そっか。バギーたちならもう倒したよ。」

 

「お前たち……。」

 

 怪我をしてる三人を見て老人は礼をいう。

 

「すまん!ありがとう!」

 

「おれたちがやりたいからやっただけだぜ。」

 

 ルフィは”シシシッ”と笑った。

 

「あ、おじいさん、医者とかいない?ゾロの脇腹結構深く切れてるんだ。」

 

「ああ、それなら避難している住民を呼んで来よう。さきに病院に行っててくれ。」

 

 そういうと老人は駆け出した。シュシュもそれに続く。ゾロを担ぎながらルフィたちは病院へ移動した。

 




強化についてご意見いただいていましたが当初の予定通りバギーは強化しました
私個人としてはあのバカキャラは好きです


戦闘描写は難しいですね
書くのにだいぶ時間をかけました

人間描写もうまくかけていませんがご意見などいただければどんどん取り入れていきたいと思いますので今後ともよろしくお願いします



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